こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、前回では うつ病は腹式呼吸も効果的である。と伝えましたが、実は、うつ病からの脱出には、もっと大事なことがあります。
それが、潜在意識です。つまり、意識していない 無意識のことです。
ちなみに、普段私たちが意識していることを「 顕在意識 」と言います。
一方、潜在意識というのはとっさに出る思考、たとえば会社に遅刻してしまった場合、上司にとっさに、
「 今日は渋滞していまして… 」とか、仕事で失敗した時に「 これは●●にこうしろ、と言われたから… 」 などと、とっさに口に出してしまうこと。
これは、自分自身を守ろうとして、潜在意識がそうさせているからです。
実は、この潜在意識を見方につけると、うつ病からの脱出にも効果的なのです。
うつ病の時は、自律神経のバランスが乱れ心身の不調が現れるため、体、心、両方から自律神経のバランスを整えていくと、心身の不調も改善します。
そして、その1つに潜在意識を使った方法があるんですね。
潜在意識を味方につければ、うつ病から脱出できる?
脳科学者によると、95%(人によって違いあり)は無意識が支配している。と言われています。
そう。私たちが普段意識していることは、たったの5%しかないのです。
そして、無意識は 私達の思考や言動に大きく影響しています。
たとえば、先ほどのように、何かで失敗した時にとっさに出る言い訳などはがそうです。
思考や 言動は、物事の結果、人生に大きく影響します。
「 試合に負ける… 」「 プレゼン上手くできるだろうか… 」
と思うと、試合に負ける思考に、プレゼンが上手くできない方向に思考が考えてしまいガチになります。
しかし、逆に、前向きに思考・言動を変えていくと、物事が上手く行くことが多いのです。
うつ病からの脱出も、この無意識(潜在意識)を見方につけることで、結果も大きく変わってきます。
潜在意識を見方に付けるには、言葉を変えること。
では、どうやって潜在意識を見方につけ、うつ病から脱出することが出来るのか?
それは、言葉を変える。ということです。
言葉を変えることで、自分にその言葉を投げかけることで、潜在意識を変えていく事が可能になる。と言われています。
では、どうやって言動を変え、うつ病から脱出することが出来るのか?
それは、
鏡などに向かって前向きな言葉を投げかける。
です。
たとえば、「 私は◯◯出来る。」「 私は◯◯だから出来る 」「 私は既に、愛されている 」「 必要とされている。」
などなど、自己を認める、自分が嬉しくなる、自信がつくような言葉を自信に投げかけていきます。
よくスポーツ選手が「 この試合に絶対に勝つぞ!」 など、言葉に出して行っていますが、あれも一種の 潜在意識を見方に付ける方法です。
言葉を投げかける時間は、以下の時間が良いと言われています。
■言葉を投げかける効果的な時間帯■
- 朝 起きた時
- 寝る前
- 日中うとうとしている時
というのも、このような半分起きている状態であれば、無意識に働きかけやすくなるからだ。と言われ、肯定的な言葉も無意識に刷り込まれやすくなります。
■言葉を変えてうつ病からの脱出法■
1.朝起きた時、寝る前など、鏡(手鏡でも良い)に向かって、自分の目を見ながらなりたい自分、前向きな言葉を投げかける。
2.同じ言葉を紙に書き出す。
3.紙に書き出した物を、トイレなど目につくところに張り出す。
2.同じ言葉を紙に書き出す。
3.紙に書き出した物を、トイレなど目につくところに張り出す。
試験中にトイレに紙を張り付ける。のと同じように、こうすることで潜在意識に刷り込まれ、うつ病からの脱出にも効果的になります。
言葉を変えるだけでも、かなり違ってきますので、ぜひ試してみて欲しいと思います。
以上、うつ病からの脱出方法の1つ、言葉を変える、潜在意識を見方に付ける。をお伝えしました。
それでは、最後までお読み下さり ありがとうございました。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
>> 前回の記事「うつ病は腹式呼吸も効果的である理由」
金本 博明