・うつの人の人との関わり方のコツ
こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、今回は、うつの人の、または うつの経験がある方の、人とのかかわり方についてお送りして行きたいと思います。
まず、うつになりやすい人は、ちょっとした言動や、些細なことでも気にしてしまいガチな傾向があります。
また、いい加減な付き合いや あいまいな関わり方を許せない傾向になる。とも言われています。
そのため、相手はそう思っていないとしても、ちょっとした言葉が許せなくなって、上手くコミュニケーションが取れず関係が悪化することもありがちです。
どちらかといえば、うつになりやすい人に多く見られるのが、人との関わり方が分からない、不器用、苦手な方が多いのではないでしょうか?
「 細かい事でも気にしなければ良い、受け流せば良いんだよ!」と周りは思うかもしれないことでも、なかなか受け流せないんですよね(汗)
そう、物事を真正面から受け止めてしまって、気にしてしまったり、余計に悪い方向に考えてしまったりしてしまって、自分自身を傷つけてしまいがちです。
では、そんな人との関わり方が苦手で、かつ、うつの方はどのように人と接していけば良いのでしょうか?
そんな、社会復帰、仕事復帰を見据えていった場合、一番の課題になるとも言えるこの悩みの解決の糸口を、一緒に考えて行きたいと思います。
うつな人に多いのが、私もそうですが、素直に自分の気持ちを打ち明けることができず、一人で抱え込んでしまい、もがき、苦しんでしまう事が多いこと。
自分で乗り越えられる問題ならば それで良いですし、一人で乗り越えてこられたこともあるでしょう。
本当に、大変だったと思います。ですが、乗り越えられない問題も多々あったのではないでしょうか?
もし仮に、一人で解決できない問題が起こったとしても、周りに相談したい、打ち明けたいと思った時でも、「 人に迷惑をかけられない、かけたくない 」「 ●●と思われたくない… 」などの想いから、ずっと、ずっと、1人で悩み、苦しんでしまいがちです。
これは、うつ病が良くなってきても この問題は解決しておらず、心の傷を痛めることもあります。
特に、うつ病の原因が人との関わり方にもあるのだとしたら、社会復帰、仕事復帰を見据えていった場合、一番の課題になる。とも言えるでしょう。
しかし、たとえ うつ病だったとしても、ちょっとずつちょっとずつ心を開きながらも、うつ病を改善していく人との関わり方はあるんですね。
それを通じて、着実に人とのコミュニケーションを構築していくことも可能になってきます。
人との関わり方がうつ病の原因だとしたら、あなたはきっと、「 孤独感 」「 絶望感 」「 不安感 」に苛まれているかも知れません。
私もそうでした。しかし、その「 孤独感 」「 絶望感 」「 不安感 」を打開していくには、あなたの傷ついた、疲れ切った心を理解し、癒してくれる人がいたら…
そんなたった一人の存在が、心の支えがあれば、うつ病は改善できる。と言っても過言ではないぐらい、人の優しさ、心の支え、愛情の力はあなたの心にも、身体にも大きな大きな影響を与えてくれるのです。
これまで生きてきた人生を振り返ってみても、「 そのよな自分を理解してくれる人が一人でもいれば、どんなに心も楽になれたか… 」問題を解決できたり、乗り越えることが出来たのではないか? というようなシーンもあるかも知れませんね。
人との関わり方を身に着け、良い人間関係を構築することが出来れば、強い自信にもなりますし、その自信が自分を変えるキッカケにもなります。
自分を理解してくれる人が一人でもいれば…とはいえ、それを人に求めるのはNGです。
というのも、うつの痛みや苦しみを理解できない人もいます。
うつと同じぐらいの、それ以上の苦しみや痛みを体験された方は理解してくれるかと思いますが、そうでない方にはそれを求めてしまうと、「 なんで分かってくれないんだ! 」と怒りやストレスを感じ、「 孤独感 」や「 絶望感 」が強くなってしまうこともあります。
心が辛い時、寂しい時に 底抜けに「 明るい人 」たちと騒いだり、ワイワイすると一時的にですが、ストレス解消になったり、明るくなれたりもするでしょう。
しかし、みんなと分かれた後には寂しさや、虚しさが襲ってきた経験は一度でもあるのではないでしょうか?
それがかえって、心の負担となることもあるかも知れません。
また、「 上司や先輩の中には、自分の父親や母親、兄や姉ぐらいの年齢が離れた人がいる。しかも、包容力もある。」
そのような場合、その人たちに相談に乗ってもらったりすると、心の負担も軽くなり、心の支えを感じることも出来ます。
特に、仕事の上司や先輩ともなれば仕事の辛さも分かっていますから、それらも分かった上で包み込んでくれます。そのお蔭で、仕事でうつにならないで済んでいる方も大勢います。
仮に、うつ病になったとしても、ご家族の方の心の支えによって うつ病を改善できた方もいらっしゃいます。
家族との関わり方が、人との関わり方の土台にもなりますし、あなたにとっての最初のコミュニケーションは家族(親)だと思います。
家族との関わり方は、人との関わり方にも大きく影響します。
もし、うつ病の原因が人間関係にあるならば、改善していくためには 「 今の自分の心の傷を自分で治して行く 」 ことが重要です。
人の心の支えが必要不可欠。とはお伝えしましたが、相手の包容力や心の支えに頼り切る。そのような人との関わり方では、相手に依存してしまいます。相手に依存すると、お互い良い人間関係を築くことは出来ません。
相手に依存してしまうと、何か問題があった時など、相手のせいにしてしまったり、相手を責めてしまうからです。
ですから、依存し切ってしまわないよう、良い人との関わり方を築くためにも、自分から少しずつ人間関係作りの練習を積み重ねていくことが大切です。
ただし、うつ病の時に行うことは難しいですから、うつ病がかなり良くなってきてから行ってみて下さい。
それまでは、相手の包容力や心の支えに どっぷり甘えて下さい★
時には、相手に甘えることも必要ですから。
しかし、前述した通り、相手に甘えてばかり…の人との関わり方では、本当良い人間関係は築けませんよね?
そのため、うつ病になった原因やうつ病の辛さも含めて、お互いが理解し、お互いが思いやりを持っていたわれる…。
そんな相手を、自分で見出すことが必要になってきます。
では、どうすれば そのような相手を自分で見出すことが出来るのか?
そのコツとしては、何か相手に相談した時や 会話をした時に、
「 いきなりあなたを否定・批判する、馬鹿にする、見下すような人は、あなたの人生において必要の無い人。」
「 逆に、あなたのことを「うんうん、そうだよね。」など理解してくれる人は、信頼できる可能性の高い人。」
その辺りを理解してくれる相手を見出す際の判断材料にしてみて下さい。
そして、理解を示してくれた方と、ゆっくりゆっくりで良いのですが、自分で人間関係を構築していくアプローチが、うつ病を根本改善に欠かせないものとなってきます。
「 いきなりあなたを否定・批判する、馬鹿にする、見下すような人は、あなたの人生において必要の無い人。」
「 逆に、あなたのことを「うんうん、そうだよね。」など理解してくれる人は、信頼できる可能性の高い人。」
↑これは、どんな人間関係にも言えます。仕事でも、恋愛でも、友人でも誰であれ役立つモノです。
人間関係のストレスからうつ病になる方は、どんどん増えています。
また、自分ではコントロールできない相手あっての問題ですから、上手くいかないことも多々あります。
だからといって、悲観的になる必要は全くありません。
うつになる人の多くは、誠実で優しい方がとても多いです。
うつになった人同士で語り合うことが出来れば、自分の心を癒しながら、お互いの理解を深め、いわたりを得られる場を築くことが出来るのではないでしょうか?
次回からは、このうつになった人同士で語り合う場の儲け方をお伝えして行きたいと思います。
もしあなたが、いま現在 うつ病で身体症状が表れているならば、以下の動画などを試してみて下さい。
もしかしたら、その身体症状の辛さが軽くなるかも知れません。
心と体はつながっています。
体が軽くなれば心も軽くなります。
上記の動画を初め、私共は身体的症状から改善していくアプローチも行っております。
その方が、非常にやっかいで難しい精神面からアプローチするよりも、「 うつ病は治る 」その希望を持ちやすいからです。
身体症状の改善が、精神症状の改善にも繋がる。ということは、私共のこれまでの治療経験でも分かっています。
ですので、ご自身のうつ病の改善のためにも、ぜひ上記の動画などを試してみて欲しいと思います。
以上、うつの人の人との関わり方のコツをお伝え致しました。
それでは次回からは、自分の心を癒しながら、お互いの理解を深め、いわたりを得られる場を築く方法をご紹介して行きます。
金本 博明