虐待を告発する！医療・介護施設の治外法権を許さない -2ページ目

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02Jul
- 「お前死ね、殺すぞ」衣服を破り暴行したヘルパーに罰金5万円？虐待を助長する罪の軽さ
  『６年前、大阪市鶴見区の特別養護老人ホーム（和悦会）で起きた虐待事件。』　入所していた高齢の障害のある男性が、家族に職員の対応への不安を訴えたので、家族がＩＣレコーダーをベッドの下に設置していて発覚したものです。大阪地裁は法人側に６０万円の支払いを命じましたが、決め手となったのはＩＣレコーダーです。　喉に障害のある７６歳の男性に対して、この施設のヘルパーは無理やり薬を飲ませた上、パジャマを破ったり、殴ったりしたのです。虐待を受け続けていた高齢男性の家族は、「こうした虐待は日頃からあると痛感したし、全国の社会的弱者が泣き寝入りしている」と言っています。その通りです。発覚したのは、氷山の一角です。　（ヘルパー）「なんやねん。お前が自分がこぼしたんやろうが。なあ。なんでお前がこぼしたのを俺がかえないとあかんの」「もう一回殴ったろか」<被害者の声>ぎゃー（ヘルパー）「うるさいねん。そんなん知らんわ。自分がやってんやろが。自分が暴れたんやろが。はよ、はよ頭あげ」<被害者の声>ぎゃー（ヘルパー）「お前死ね、殺すぞ」＊まるで、ゴロツキかチンピラだ。私がこんな言葉使いをされたら、「なんやねん。お前の仕事と違うんか！なあ、なんでや。お前、給料もらってんのに仕事せ～へんの？お前、パジャマ破ったら器物破損やろが。殴ったんは、暴行やろが。お前、よ～く覚えとけ。刑務所にブチ込んだるさかいに」と即座に言い返すこともできるけれど、体の弱った高齢者は、ただ為すがままだったのでしょう。この鬼畜行為をしたヤカラには、交通違反の罰金より少ない罰金5万円だけで済んでいます。なんとも寛大な処遇です。名前も伏せてもらって、今ごろ、コヤツは、何食わぬ顔でどこかに勤めているのでしょうか？寒気がします。一人の体の弱った高齢者に凄まじい恐怖と暴行を与えて、家族を疲弊させて、それでたった5万円の罰金？「ふざけるな！」と思います。仕置き人にでもなるか・・・・＊福祉関係のニュースを見ると「虐待」（これでも氷山の一角です）のオンパレード！人手不足の辻褄合わせに虐待行為を見て見ぬふりをしているのは、この国ぐらいでしょう。http://social-welfare.rgr.jp/news/document/NewsArticle.cgi?year=2012&mon=10#1042
01Jun
- 虐待映像～鬼畜行為を繰り返す職員達　障碍者に暴行・暴言の数々
  　山口県下関市の障碍者施設で、職員による障碍者の人達への虐待が発覚しました。見かねた一人の職員が撮影した映像には、職員数名が作業している利用者を殴る蹴るといった暴行と「殺すぞ」等の暴言を吐いている姿が映し出されています。これは、犯罪です。酌量の余地等ありません。鬼畜行為を放置する事は、虐待を助長させるだけです。是非、立件して頂きたいものです。【社会福祉法人開成会　大藤園（施設長井上昌士）の知的障碍者虐待事件 2015年5月28日のニュースより】https://www.youtube.com/watch?v=Di2ZH2BINSM&feature=youtu.be 【山口県下関市の障碍者施設で虐待】http://hound2013.blog.fc2.com/blog-entry-742.html
05Apr
- 施設内虐待の告発
  先日、名古屋市の有料老人ホームで、寝たきりの高齢者が施設職員によって、卑劣極まりない「虐待」を受けていた事が発覚しましたが、これは、氷山の一角でしょう。　たまたま、この犯罪者（職員）を別件（ストーカー行為）で警察が調べていた携帯電話の中から「虐待動画」が出てきたというだけで、どなたかの「告発」によって発覚した訳でもないのです。密室の中での職員の虐待（犯罪行為）を超弱者である被害者本人が告発する事は困難極まりなく、他の施設職員による「告発」に委ねるしかないのが現状です。　勿論、そんな正義感のある奇特な方は稀なので、内部から虐待（犯罪）を告発する事など限りなくゼロに近いと思われます。だから、職員からの「虐待」という許されない「犯罪行為」を入所者の家族は、たった一つの暴力を立証する為にも大変な思いと時間を掛けざるを得ないのです。ここに、実際、施設職員による「入所者への虐待」を証拠に収めたものがあります。私は、親が施設入所時に受けた虐待を証拠に取るまで困難極まりなかったことを思い出し、この方のご苦労は察するに余りあります。　今まで、懸命に生きてこられた高齢の方々の弱った体と精神を痛めつけるような鬼畜行為を断じて許してはならないと思います。完全犯罪になり得る「虐待」を許さない！見逃さない！職員による虐待証拠→介護施設職員による入所者虐待
31Mar
- 幼稚な輩どもよ、犬やネコに最低限の礼儀を教えてもらえ！
  　久々に余暇を楽しむ時間ができたので、お昼のニュースでも見よう～とテレビのスイッチを押したら「介護職員が高齢者に暴行～逮捕」の文字が目に飛び込んできた。またか・・・と思う。それでもたまたま「バレただけ」の話だろう～なーんて思って聞いていたら、違うのだ。コヤツ達は、高齢者への暴行を撮影し、それを携帯に保存していて「バレた」らしいのだ。呆れ返る程の破廉恥行為。幼児でも悪い事をしたら「悪びれる」だろうに・・・それをよりによって、己の罪を動画に残すって？信じられないほど、低レベルの愚行に、この業界の特性を見た思いだ。こんな連中が終の場所に働ける事こそ大きな問題で、施設長が言うような「教育が行き届かなかった～」のではなく、それ以前の問題なのだ。幼児期から成長していない輩をこうした「虐待が発覚しにくい」場所に送り込んではならないのだ。　先日、ネット動画に「飼いネコが泣いているニンゲンの赤ちゃんの頭を撫でている」のがあった。爪を立てず手を丸めて赤ちゃんを触っている。同様に「犬が小さな子を強風から守っている」動画もあった。彼らは、「して良い事・悪い事」を教育せずとも分かっているのだ。高齢者を虐待しても罪を免れている輩達やたまたまバレて罪に問われている輩達は、フツウのネコや犬に教を乞うがイイ。己の精神の醜悪さと稚拙さにきっと反吐が出るだろう。それでも何の自戒もないのなら、それは「人間失格」というのだろう。http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000047437.html
23Feb
- 『２月２３日の中日春秋』で感じたこと
  　本日の中日新聞第一面下段にある『中日春秋』に高齢者虐待への意見が、虐待をする側の視点に立って（寄り添って）書かれていた。　書き手の方は、たぶん、己の親が介護施設で壮絶な「虐待」を受けたことがないのだろう。実際の現場も知らないのだと思われる。　このコラムの最後の部分に書かれた「～虐待は受けた方は無論、した方もおそらく傷ついている。なじるだけでなく、そういう人の心にも近づきたい。」＊この「なじる」という、悪い意味合いが含まれる言葉をわざわざ使っている事に書き手の立ち位置が推測される。　「なじる」とはどういう意味で使ってるのか？虐待行為を批判することを「なじる」という言葉に置き換えたら、その意味合いは大きく変わる。理不尽な行為を「してはいけない」という正当な意見をも歪曲する言葉である。　施設職員に虐待され、取り返しの付かないダメージを受けた高齢者と家族は、その後の日々がどういうものか、想像できるか？　その上、この方のいう「虐待した方」のエピソードは、家族介護者で、施設職員ではない筈。自宅介護をしている人と施設職員と混同してエピソードを並べるのは、誤読のもとである。意図して書いたものではないと信じたいが、これが意図的に書かれたものであれば、憤りすら覚える。高齢者虐待は、犯罪行為である。それにも関わらず、確たる証拠を出せない状況（施設という密室）では、例えその行為が懲役刑に相当するものであっても、私の経験した範囲では、全く社会的なお咎めはない。これこそ、問題なのだ。　虐待した職員が後悔の念にかられ、時折、高齢者の顔を思い出して懺悔する（小説）部分があるが、この小説の作者は、施設職員によって理不尽な虐待を受け、人格破壊と身体的不具合を生じ、その果てに家族介護者共々、生死を彷徨うような日々を送ることになったような体験をした人に話を聞いたことでもあるのだろうか？施設職員による虐待（暴行）さえなければ、回復できたであろう人が、この行為によって残りの人生が地獄と化したのをどう説明するのだろうか？中日春秋
01Oct
- 院内暴力～あなた方は理不尽さを訴えたりテレビにその患者を晒す術を持っている・・・
  　　看護師や職員から受けた暴言・暴力を訴えたり、世間の人々にその事を晒す「術」を持たない大多数の高齢患者さんを全く無視して、「あなたの放送局」は、高齢患者さんからの暴言・暴力が、然も多いかのように　看護師・病院側の立場から放映している。地位と財力のある、所謂、力を持っているほんの一部しかいない高齢患者さんの理不尽な暴力を取り上げて、然もそれが、日常茶飯事に起きていているかのような印象を与えている。その患者さんが、どうして「キレた」かの反省より、己が受けた暴力の理不尽さををテレビに晒しているのだ。暴力を受けた方は、それを訴える「術」があるのだから、訴える事ができるでしょう？それ以外にナニが言いたくて、どうしたいのだろうか？この件を公に晒して、問題は解決するのだろうか？それより、かの元気な高齢患者さんが、どうして、あれ程「キレた」のか、医療に従事しているプロとして分からないのだろうか？私が訪問した事のある介護施設の受付の人の場合とよく似ていた。私「事務所は、何階でしょうか？」受付の人「はぁ～？（案内は）そこに貼ってありますけど～」この受付の人は、私の質問に答える事より、私がその貼り紙を見ていない事を批難の意を込めて、そう返答したのだ。受付という職業倫理以前の人間性の問題だ。幼児性から抜け出ていない、まだまだ成長段階の「コトナ」で、私は心の中で、“この介護施設は、よっぽど人手不足なのね”とつぶやいたものだ。相手がまともな大人であれば、この「傲岸不遜」の対応にその場で文句も言ったと思うが、あの幼稚で根性の悪そうな子に「意見」を言ってさしあげるのは、親切過ぎるかも・・と思ったのだ。かの高齢患者さんがパジャマの用意をしていない件に関しての看護師の返答～パジャを自分で用意する事に関して、「パンフレットに書いてある」という言葉は、正しく私の件と同じだ。この看護師サンは、“パンフレットを見ていない”事を問題にしたのだ。それも普通に。こういう言葉が直ぐに出るという事に、その人間が今までどれ程の経験を積んだのか分かる。彼女は、「この病院に寝巻の準備がない」事を伝え、その代替案を何故提案出来なかったのだろか？（殆どの病院は「準備できなかった人」の為に寝巻ぐらいストックしてある）こういう「反省」をしないで、（強い？）高齢患者さんの「暴言・暴力」を晒しても何の解決もしないのに。問題の種を蒔いておきながら、理性で抑えられなかった行為だけを批判しても何の解決にもならない。よりよい医療の為にも再考してほしい。
26Sep
- 高齢の患者に「早く死ね」と暴言を浴びせ、顔を殴った女看護師を絶対許してはならない！
  鬼畜岩沼市の総合南東北病院で、30代の女看護師が高齢の入院患者に、「早く死ね、じじい」と言い頬を腫れあがる程殴ったそうである。徘徊と高齢者の身体が自分に当たったのが原因だとか。この女は、腹が立ったから「早く死ね」と暴言を浴びせ、ベットに寝た高齢の患者さんの顔を腫れる程、殴ったのだ。発覚したのは、「目撃者」がいたからである。この悪魔の如き行いに「停職3日間」？？？・・・・・これは、犯罪ではないのか。停職3日等、この犯罪行為を「許した」ようなものだ。「証拠」を出せない「弱者と健常者」という密室で、たまたま目撃者が居たから発覚したに過ぎない「鬼畜行為」を許して良いのだろうか。たった3日の停職後、この女は何喰わぬ顔で職場に復帰するのだろうか。考えただけでも寒気がする。盲導犬が何者かに刺されたり、目の見えない方が持つ白杖に己のドジと不注意でつまづいた事を立腹し、あろう事かその目の不自由な女性を蹴飛ばして傷害を負わせたり、（犯人を絶対捕まえて名前を公表してほしい）特に最近こういった人の面をした悪魔の如き輩達の事件が多過ぎる。何の瑕疵もない弱者をいたぶるのは、精神が病んでいる証拠である。常に弱者を相手にしている空間で、卑小な己が優位に立てるのだから、知らず知らず傲慢になっていくのだろう・・・あ～、また、寒気がする・・・おぞましい限り・・・・
15Jan
- 介護職員の「本音」を同感とした投稿のこと
  　先だって、私が購読している新聞の読者投稿欄に介護施設職員の「本音」が載っており、その内容があまりにも私の親がお世話になっていた施設の状況と違っていたので、それに対して私も本音を書かせて頂いたが、本日も又、その介護職員の言い分に「同感」とする（軽度の要介護者の）施設職員の「本音」が掲載されていた。この職員は、『要介護の利用者から「食事が合わないから、今すぐパンを買ってきて」などと言われたり、家族には、「高い家賃を払っている分、言う事を聞いて」と言われたりする』と述べている。http://matome.naver.jp/odai/2142459464649328901/2142461012865971303 　そして、介護とは、「残存機能を生かし、出来る事は本人にして頂き、自立の支援をすることだと思う」と言っている。＊介護の基本は、正しく彼女の言っているとおりで、これは、介護の教本にも書いてある。利用者や家族が、前述のような無理な要求をした時、何故この方は、それが良くない事だと説明しないのか？プロであれば、要介護者にとって「良い」事を説明する事も仕事の内だ。又、投稿者は、介護の仕事が好きだが心が折れそうになり、「利用者は、弱者だから」と言い聞かせているとの事。「利用者は弱者」だと思っていたら、わざわざ、一部の利用者や一部の家族の発した言葉に非難の感情を込めて（立腹した思いが文面からひしひしと伝わってくる）投稿するだろうか？大変な矛盾を感じる。この「本音欄」に投稿される介護職員の文言は、どれも私にとっては到底あり得ない出来事だと思った。　今まで、親がお世話になった施設や介護事業所は、高圧的で横柄、こちらから要望など一言でも言おうものなら、要介護者が虐待されそうな雰囲気だった。勿論、後に別の事業所に変えたが、それでも、この職員の言うような家族や利用者を見るような事はなかった。私は、介護事業所の支援相談員の要請、例えば、今後の計画の「相談」は、朝一の9時半（私が相談場所まで2時間半以上掛かる事を承知で）に予め向こうが決めて連絡が入った。有無を言わせない決定後の事後連絡だ。私の都合が悪い（もう少し遅い時間にしてほしい）事を「要望」すると「こちらも都合が悪いんです・・・」と言われ、“お世話になっているから”という思いもあって、それに従ったのだ。（介護を提供する側は、如何なる事があっても、要介護を必要とする利用者や家族よりも、強力な権限を持っている強い立場に居るのだ。これは、まぎれもない真実で、だから、介護施設で耳を疑うような「虐待」が行われるのである）　施設職員の言うように、特に重度要介護の人々は、『超弱者』で有る事を忘れてはならない。生活保護者を同じ市民がバッシングするような愚劣で卑怯な思考を感じた。「愚痴」には、愚痴の対象になった人々に嫌悪感だけを残すと自覚されるがよいと思った。こんな思考で介護されたら、要介護者は正に「囚人」の如くだ。反吐が出る程の「殺す側の言い分」に、朝から吐き気がした。☆私がしていた仕事は、人を相手に業務を行っている業種だった。犯罪と思われる以外の出来ごとは、如何なる理由でも（匿名であっても）他言してはいけないという規則があり、噂をしても愚痴を他人に漏らす事も厳禁だった。（解雇の理由になった）だから、どんな難題があっても、社内で解決するのだ。難題や睡眠障害になる程の問題があった時も、他言無用。公の場で、顧客の噂をする事など、到底考えられない。だから、この職員のように新聞のような衆人の目に触れる場所で、利用者を引き合いに出して愚痴を言うという行為が考えられない。（守秘義務が無いのか？）心が折れそうなのは、重度の要介護者を介護している「家族」であり、介護を生業とするプロは、それを支えるのが仕事の筈だろう。甘えた考えは捨てて、もっと己を律する事が必要だと思った。
08Jan
- 新聞である介護施設職員の本音を読んで
  　私が購読している新聞の読者投稿欄に、ある介護施設の職員（女性）が施設を利用している家族の態度に付いて苦言を呈してた。面会に来た家族があれこれ職員に指示したり、それをする事が当たり前だという態度に疑問を感じて、自分達職員が「奴隷」だと感じる事があるとの事。　私は、長年、サービス業界で働いてきた（多分、介護職員より雇用条件は悪い）のだけれど、利用するお客様の意向に沿ったサービスや要望に出来得る限り答える事も仕事の内だった。勿論、仕事は多岐に亘っているので、様々な要望に対応するのは、至難の業でもあった。相手の『要望』が、当方で出来得ない無理な事は、その事を相手に誠心誠意伝えるべきで、それも仕事の内だと分かったのは、そう時間が掛からなかった。人とのコミュニケーションが大部分の問題を解決するものだと実感していた。他者の出した「要望」に感情的に反応し、己が立腹するから「指示された」と思うのだ。そして、“私は、あなた達から指示される覚えはない”という優位に立った者の考え方があるから、到底憚られるような幼稚な感情を平然と公言しているのだ。まるで、我がままな利用者と家族が大勢いて、その犠牲にでもなっているかのような発言だ。介護施設で虐待された親を見ているので、あまりにもかけ離れた介護施設職員の言い分を見過す事はできない。介護は、ただただ、肉体的弱者が少しでも「人」らしく過ごせるように想像力を働かせて、その要求を先取りして行うのが「理想」なのである。その為には、制度的な不備を指摘して「要求」する事が必要不可欠で、傲慢な家族の悪口を公言しても何の解決にもならない。ただ、この職員の不満を暴露したに過ぎず、介護施設にお世話になっている「遠慮深い、いつも施設に平身低頭」している家族には、反吐が出る程、醜悪な意見なのだ。（低俗な陰口レベルとしか言いようがない）“奴隷だと思う位なら、そのお仕事アナタには不適切だから、お辞めなさい。介護施設のお年寄りは囚人か？”と言いたい。医療や介護の施設に行くと、殆どの家族が面会時、医師・看護師・職員に「ありがとうございます」と頭を下げている光景を見る。この光景が当たり前なのだ。こういう光景こそが、病院や介護施設の本質を表している。患者や利用者が病院や施設の職員に「感謝する」のを当たり前だと思っている。「感謝の心を持ってください」と、恥かしげもなく公言すらしているコラムも見かける。いつも、感謝している気持ちを言葉に出し、それを態度に表すように、頭を下げているのにも関わらず（これ以上、何を望んでいるの？）「酷い事」をするのは、優位に立つ者の側である。　少し前、同じ投稿欄に私の親が受けた「施設の酷い対応」とよく似た体験が載っていた。その方の親は（余命宣告を受けている）頭にしていた水枕を看護師がいきなり引っこ抜き（片手で新しい水枕を持って片手で頭の水枕を外す）「無言」で水枕を取り換え、酸素マスクを己の不注意で外れても、そのまま立ち去ろうとし、家族がそれをお願いしたそうだ。（これも『指示された』と言いたいのか？）その後、この方の親は亡くなられたそうで、「目も口も開き、手足も曲がったまま」自宅に帰ったとの事である。私の親が『大変お世話になった』施設と併設の病院・その職員に大変よく似ている。犯罪的である。こういう鬼畜のような行為をしても、平然と仕事を続けられる事こそ大問題なのだ。『証拠がある』死に至るような医療ミスや虐待だけ（氷山の一角）が発覚して問題になるのは、医療や介護施設が密室で、その密室の中には、健常者と身体的不具合を抱え自立出来ない弱者がいるという、対等ではない立場の人々で構成されているからだ。「公平」な空間は、身体の弱った側に寄り添う事なく実現不可能だ。　介護職員の醜悪な悪口雑言を新聞の読者投稿に取り上げる程、この国の医療や介護を受ける側の権利は、まだまだ未熟なのだ。立場の弱いハンディを負った人々が、これを提供する側に「ハッキリ」物を言える時が来るまで、頑張ってドンドン物申す事にしよう！と思う。
20Mar
- 介護施設の思い出～ここの事は絶対忘れない！
  　今朝のニュースで“兵庫県の三田病院で看護師が無断で睡眠薬を患者に投与”と云うのを知った。然もありなん。こんな事、発覚した一例に過ぎないのではないか、と思う。　母が胸の挫傷で入院した病院やそれに併設されている老人保健施設の高齢者に対する劣悪な対応を思い出した。私は、その時の対応や関わった人を一生忘れない。他者の尊厳を傷つけ虐待した者は、必ずやその後の人生の中で己の身に返ってくると思えといつも思っている。この老人保健施設のナースコールは、柱に括りつけられ、其処に届く人しか利用できない。違法行為が堂々とそれも、職員の口から語られたのである。「ナースコールを押してばかりの（イタズラ？）人がいるから」だそうだ。？もう、これは、告発しなければならないこの施設の慣習だと思い、しっかり証拠に取った。ついでに、音声証拠も取った。此処の職員が高齢者に対して、どんな言葉使いをしてどれ程高圧的・横柄な対応をしているか一目であった。過去のニュースで「高齢者に熱湯を掛けた職員や高齢者の裸をヘラヘラ笑って写真に撮った職員、身動きできない高齢者を50度の高温に浸けて死亡させた施設」と云うのがあったが、こんな族は、職業倫理を語る以前の問題児で、人として一から教育を受けさせるべきなのだ。空いた口が塞がらないほど幼稚な人間の皮を被った悪鬼なのだ。私は、この事を苦情窓口に申し出たが、施設側が平身低頭になったのは、私が証拠を持っていると判明したからである。証拠がなければ、どんな対応になっていたか？と思った。おむつの交換は、時間で決まっていて体調不良でも時間が来ないと交換しない。食事時間は、30分以内だ。大柄な威勢のイイ給食担当職員が、食べ終わらない人も多くいるのにも関わらず、ガタガタと片付け出す。（こんな輩は、私が一番嫌いな族だ。弱い者虐めの典型的な輩。直ぐに、大げんかになる。）ここの高齢者は、誰も押し黙って粛々と此処の横柄で高圧的なモノ達に指示され、食事をしている。優しく話掛ける等と云う事は、皆無である。施設に従わない者は、施設側が退所させる旨も書いてあり、要は、需要がいっぱいあるから文句があるなら「退所しろ」なのだ。日本の高齢者に対する意識の遅れと日本人の知的レベルの低下と一致している。こんな施設が、この地域の老舗介護施設なのだ。今まで、どれ程上手く虐待まがいの行為の告発を免れたかがよく判る。証拠や第3者の証言があるような事態には、相応な対応をする。相手が公的機関に行く前に過剰な親切をする「お詫び」をするのである。その割には、今もその職員はいる。（知人が施設見学の時に、そやつは居たのだ）他の業種であれば、とっくに左遷だ。こんな施設ばかりではないが、施設の顔である窓口でもまともな対応を見たことがない。私　「施設見学をしたいのですが・・・」『ここは、違う。上の階に事務所があるから、聞いてください。』私「何階ですか？」『はぁ～？そこに館の案内がありますけど。』と、壁の張り紙を指す。言葉はまぁ丁寧語だけれど、ニュアンスがタメ口の茶髪・ピアス嬢が言う。私の勤務していた所だったら、即「明日から来なくてイイよ」と言われそうな輩だ。器も少なく、中身も伴っていない日本の医療・介護施設の実態に絶対「私は、病院に行かない、介護施設に行かない、自然死するゾ」と今日も決心を新たにした次第である。
14Mar
- 病院いろいろ＊信じられない人々＊ファイル4
  　朝食も昼食も食べていない私は、病院のレストランで遅い昼食を摂ろうとしたが、あの二人の姿を目撃してすっかり食欲を失くしてしまった。飲み物とパン位は食べられるかもと、食券を買いに行きそれを係の人に渡している間に、奴らは居なくなってしまった。此処は、一般入り口の他に別の出入り口があるのか？取り逃がしてしまった事は、返す返す惜しい。私は、お礼を申し上げたかったのだ。「その節は、母を大変可愛がって頂いてどーも。きっとこのお礼はさせて頂きます。生涯、あなた達の事は、忘れません。」と。あんな酷い事をしているにも関わらず、そのままでいられる筈はない。きっと天罰が下るに違いないが、あの様子だと母以外にも何かされている人がいるに違いない。次なるアクションを考えていたら、何故か力がみなぎってきた。減退した食欲も元に戻ったのである。1点を見つめ、きっと私の顔は、鬼の形相になっていたに違いない。続く～。
13Mar
- 病院いろいろ＊信じられない人々＊ファイル3
  　母が職員に足を蹴られた事をこの病棟責任者に報告した時は、証言してくれた方がすでに退院していたので、その時の様子を証明する術がなくて、歯痒い思いだった。何だか、母が勘違いしているようなお詫びをされた。「足に当たってしまい本当に申し訳ないです。今後、気を付けるように指導します。」違うのよ、そいつは、怒ってわざと蹴ったのだ！この悔しい思いは、何時か晴らしてやると心に刻んで、今後の母への対応の酷さの抑止効果だけに期待した。そんな酷い看護の中でもとても優しい良い人が見えて、その方が頻繁に母の看護をしてくれる日々が続き、退院まで今までのような虐待紛いの行為がなくなったようだった。　この病院は、地域の拠点総合病院だ。レストランや読書室、コンビニも数か所あり、施設は充実している。高齢者以外の方が外来を受診する際は、ボランティアの案内人等もいて（その方々がとても親切丁寧）評判もなかなか良いのだ。表舞台と裏のギャップが余計に腹立たしい。私は、この病院へ来るのに自宅から2時間半も掛るので、此処のレストランを時々、利用していた。或る時、レストランで母の足を蹴ったそ奴を見つけた。何と、あのサウナのような温度設定した看護師と同席していた。類は友を呼ぶ、似たもの同士は気が合うらしい。この二人を見て、その精神のオゾマシサに吐き気がして私の食欲は一気に減退した。続く～
09Mar
- 病院いろいろ＊信じられない人々＊ファイル2
  　母の胸部の損傷は、2週間程たってほぼ安定期にはいったので、別の病棟に移った。所謂、リハビリ専門病棟でリハビリを主体に治療するのだ。本来は、退院と云う運びになるのだけれど、リハビリ棟が別にある所なので、入院を継続させて頂いたのだ。別病棟と云えど同じ病院なので、不安は拭い切れない。母は、数年前にヘルニアの手術をしていて膝関節も変形している。だから、リハビリするのも限度があると思ったのだが、退院させる事にも不安があった。此処へ移った初日から、私は、給食関係の方に怒鳴られてしまった。母の洗濯物をバケツに入れ（水なし）洗濯場へ持って行こうと廊下を歩いていたら、後方から「誰だ、廊下に水こぼしたのは！」と聞こえてくる。（男性じゃないです。女性です）私は、水が入った物を持っているわけでもないので、誰かがこぼしたのだと聞き流していた。ところが、暫くしてその方が私の方へ来て「洗濯物は、こっちで洗っといて」と、私の持っているバケツを覗いている。あぁ～この人、私が犯人だと思ったんだ。水の入ってないバケツを見て違うと判ったようだが、気分が悪い。心の中でコヤツ、ただでは済まないゾと思いながら、やっぱり母を人質に取られているような状況なので、心と裏腹に「あ～そうですか。」と言った。この病院の関係者は、言葉の使い方も知らないらしい。直ぐにでも別の病院へ転院させたい気持ちだったが、担当の医師がこの病院でも稀な良い先生だったので、手続き上の問題もありためらっっていた。或る日の面会の際、母の部屋へと続く廊下の端で母の声が聞こえた。と前を見るとリハビリ担当の人が歩いてくる。私は、「お世話になっております」と会釈したのに、その方は無言で余所を見ていた。何かヘンだ。悪い予感がした。母の部屋に入ると母が泣いている。見ると、左足のひざ下部分の外側部分が酷く赤く内出血しているようだ。事情を聞くと、今のリハビリの人に「痛い、もういいです」と母が言ったら、母の足をポンと蹴り怒って出て行ったそうだ。向かいの部屋の患者さんがそれを見ていて、わざわざ私に証言してくれたのだ。怒りに震え、苦情を申し立てようとこの病棟の責任者に会おうとしたら、不在だった。ところが、後日、お見舞いに来てくれた知人に聞いた話によると、ここの責任者自体が患者に対して命令口調なのだそうだ。上司がそうであれば、その管理下にある者が患者に対して横柄な態度で許されるのは当たり前だ。こんな医療、あって良い筈がない。小突いたりちょっと蹴ったりすることは、けがの程度が軽微なので録画でもしない限り立証できない。こういう仕業を良心の呵責もなく医療関係者が出来るという事実に驚いた。そして、その精神の在り様にも吐き気がした。資格だけ持っていて、精神が貧困で幼稚なのだ。それよりも何よりも、動く事すらままならない超弱者の高齢者を蹴って、己が恥ずかしくならないのか？と思った。続く～
08Mar
- 病院いろいろ＊信じられない人々＊ファイル１
  　母は、足や手の骨折や軽度の脳梗塞やヘルニアを患った時、地域の公的な総合病院でお世話になった。かれこれ、5年～10年程前の事になる。リハビリや食事等がとても充実していて、医師や看護師の方達も家族と顔を合わせると、こちらが病状を聞かなくても色々と教えてくださって、今の病気の状況が大変よくわかった。多くの患者さんを抱えている大病院なのに、とてもきめ細かな対応をしてくれたのだ。退院前は、看護師さんが入浴の介助をしてくれて、髪まできれいにセットしてくれ、母は、その優しい声掛けと対応に感謝の思いが高じて涙していた程だ。此処の病院の医師や看護師さんは、例外なく対応が優しかった。数年前に病院トップが交代して、医療・看護の理想を掲げ実践してきた事がこういう形で表れているのだと思った。お陰で、脳梗塞の時などは後遺症もなく、すっかり元気になった。母は、これで病院嫌いが病院好きになったほどだ。　それから数年後、民間の違う地域基幹病院に母が入院した時の酷さは、あまりのギャップに茫然自失した。　医療制度が変わって、高齢者が入院しても病院の経営に貢献しない事は判っている。それにしても、犯罪じゃないかと思われるような行為さえあった。冬季なのに病室（個室）のエアコン設定が暖房になっていなくて、寒さの為にその事を母が伝えると、言われた看護師は、サウナのような高い温度設定にしていったのだ。朝のお掃除をしてくれる方が見え、温度を下げてくれるまで母曰く暑さで「地獄だった」そうである。それを伝えると某看護師の言葉「判ったわ！！」出来の悪い私の子供でもこの状況では避けるような物言いを他の患者さんがいても平然と言い放った。きっと、この病院は患者を「診てやってる」という思いがあるのだろう。だから、こういう看護師の物言いも許されるし、苦情を言えば仕返しされそうな勢いだ。　又、食事をする際にベッド台に食事を置いたきりでベッドを起こしてくれないので（自力で起き上がれない状況）母は、リモコン操作もままならず、暫く人が来るまで待って、来た方にベッドを起こしてくれるように頼んだら「胸部の病気」なのに、ベッドの上の物が落ちる程の勢いでベッドを起こした。これは、又、サウナの温度設定をした人とは、別の方である。続く～
07Mar
- 高齢者に対する虐待・日本と北欧の意識の差
  　数年前、諸々の事情が出来てどうしても母にショートステイの施設に入所してもらう事となった。以前、母は介護施設で肉体的・精神的に職員から“虐待”と思われるような扱いを受けたので（早々に退所した）母の不安と拒否反応が痛い程分かった。それでも、其処は比較的良い評判さえ聞こえるような施設だったので、思い切って決断した。その時は、他に選択肢がなかったように思えた。20日程のステイだったが、訪問の度に不安症状が悪化している様子が手に取るように判った。あまりの母の訴えに、意を決して他の入所している方に「その事」を聞いてみた。母が私に訴えていた事と同じ内容だった。其処のアルバイト職員又はボランティア？が、「そんなに文句言うなら、娘に（世話）見て貰え！」と言い、足の不自由な母を廊下の椅子に置き去りにして、暫くして来訪した入所者の家族が遠い場所にある母の車椅子を持ってきてくださったという出来ごと。これを機に期間早めに退所することとなった。後で判った事、このショートステイの間に入った入浴回数2回（内シャワー1回）理由が付され、『入浴拒否と介護拒否』だからだそうだ。母が言っていた“浴槽の入り口が高くて跨げなかった”理由と食い違っていた。その上、シャワー好きな母がシャワーまで拒否する筈がない。それでも、『拒否』と記載されている。介護の仕事は、大変なものだと日頃から思っている。日本の介護職は、不当な程低賃金でその地位も不当に扱われている。深刻な状況である事も喫緊の課題だと心底思っている。そう思っても、この状況に腸の煮えくり返るような憤りを感じた。私の頭の中にふと「需要と供給」という図式が浮かんだ。日本の公的な高齢者施設は、需要に対してあまりにも供給が少ない。その為、施設側は、『文句があるなら、子供に見てもらえ』という思考になるのは当然にある。今まで、こういった施設の受付で『普通もしくは、親切な対応』と感じたのは、僅かである。これは、病院等の医療関係の窓口でも同様だ。「お前さんはナニ様？」と言ってやりたくなるような受付対応もある。日本の公的介護の歴史の浅さと高齢者虐待への意識の低さに大きな要因があるのだと思う。☆北欧の介護事情↓http://www.med.nagoya-u.ac.jp/haisetsu/shujinkou_06.html
06Mar
- 遠距離介護記録（５）
  ＊2008年12月○日先月の母の検査結果；やっぱり、肋骨にヒビが入っていた。自宅で安静に過ごすしかない。過去に足や手の捻挫、それに脳梗塞を患っているので、それに比べると病状は、軽い部類に入る。この程度で済み、少し安心した。それでも、母の薬の管理や排せつの事を考えると、居宅支援と父、私だけでは心許ない。同じ市内に住む義姉に応援を頼んだ。土日は仕事が休みだからと、快諾してくれた。私の勤務が平日休みなので、土日に来てくれる事は本当に有りがたい。事情がいっぱいあるのに、いつも心優しい返事をしてくれる。申し訳ないと思う。夕方までは、これで何とか乗り越えられそうだが、夜間に一人で看護をしなければならない父の事を思うとこちらも心配だった。良案が浮かばないので、当面はこれでいくことにする。続く～
02Mar
- 福祉って何？
  四日市市の知的障害者施設の男性職員3人が昨年、2人の未成年男性入所者に計3回の暴行を加えていた。20代の男性職員は、16歳の入所者がドアノブを揺するのを止めないとの理由で長椅子を入所者方向に蹴り上げ、それが入所者の左目付近に当たって、内出血するけがを負わせた。他にも、20代・30代の職員が別の入所者に、髪を引っ張った上、顔を叩いたり、体を蹴ったりしていた。それを見ていた上司は、「顔は止めろ」と言っていたそうだ。（ニュースより）この施設は以前より「虐待」の噂があったところだ。やっぱりと思った。　以前の居住地に知的障がいの子が見えた。私は、その子のお母さんと仲良くさせて頂いたので、その子もよく知っている。性格の良い優しい子だった。だから、社会が「知的障がい」と云う言葉を使う事に違和感と異議がある。性格に関していえば、こう呼ばれている子以外の子の方が、余程、乱暴で歪んだ思考を持っている子が多かった。その子は、何かがキッカケで同じ動作を繰り返したり、それだけに興味を持ったりした時、他に視線を変えるような声掛けをすると、始めは何も聞いていないが、暫くするとこちらの用意したものに興味を示してくれた。こちらの気分で怒鳴ったり、ましてや暴力に訴えるなど以ての外。そんなことは、人として当たり前のこと。それが、出来ていない環境は、個人の資質と云うよりも施設のありようや此処の長たる人の責任が大だと考える。この事件も、多分、氷山の一角ではないかと思った。私達は、高齢者も含め社会に物を申せない人達を大切にすることが当たり前だという意識をもっと持つべきだ。幼い時に、こういう事（共生）についての教育を家庭や地域・保育園・幼稚園等で力を入れることが重要だと思った。共生という理念は、人が長い歴史の中で獲得した崇高な哲学だ。高度な、人としてあるべき思考を退化させないように、あらゆる場面で訴え実践していきたいと思う。
01Mar
- 遠距離介護記録（４）
  　私の過去の手帳に記されている主な出来事を時系列に書き綴っていこうと思う。＊2008年11月○日　昨日、父より電話があり、母がつかまり立ちをした際に「よろけて転んだ。骨折は、していないようだが胸が痛いと言っている。薬局で買ったシップ剤を貼ったが、やっぱり痛いようだ。病院に連れていってほしい」と。翌日、私が実家に到着したのは、午前10時少し前。早朝に出発しても到着するのは、たいていこの時間になる。瞬間移動が出来たら、と毎回思う。近くには該当する医院がないので、仕方なく地域の拠点病院に行った。検査を一通り終えた時は、午後1時を過ぎていた。荷物を持って、母の車椅子を押しての検査は、重労働だった。まだ秋なのに、病院内が患者さんの為の暖かい温度に設定してある為、私は、汗だくになってしまった。やっぱり、義姉に応援を頼もうと決心した。続く～
29Feb
- 遠距離介護記録（３）
  　若い頃のアクティブな母を知っているので、介護施設での震えたような姿を思い出すに付け、やりきれなくなった。『歩く』のが出来なくなってしまったことが様々な病気を誘発し、心は様々な場面で傷つけられて、まるで坂の上から強い力で転げ落とされたように力を失っている。老化という機能的な問題だけじゃない要因が次々と母の身に降りかかってしまったのだ。何とか回復してほしい。何とかしなければ、と思う。続く～
27Feb
- 遠距離介護記録（２）
  　5年位前の母は、体こそ不自由だったが、計算も出来て書類に字を書くことも出来た。それが、自宅での転倒事故から始まって、脳梗塞・ヘルニア・変形性膝関節症を患い、入退院を繰り返し自宅での介護困難の為に老人介護施設に入退所している間に、まるで別人格になってしまった。2年程前には、認知症専門の診療科を受診・検査した結果“レビー小体認知症”だと判った。介護施設に関しては、一言で言い表せない程の思いがある。時折新聞等で報道される介護施設での“虐待事件”は、たまたま発覚した事例に過ぎないと思ったぐらいだ。まだ、惚けや認知症を発症する前に、母が家族やお見舞に来てくれた知人にうったえていた事と足のアザや心の傷を客観的に判断すると、その施設で“何か”が起こったとしか考えられなかった。私や家族・知人がその施設に尋ねた諸々のこと・・・例えば、足のアザは？『車椅子に乗る時、自分で当ててしまった』そうで、『血流を良くする薬を飲んでいる為』アザが全体に広がったそうだ。それぐらいの知識は、私も持っている。それにしても、傷部分をそのままにして、薬さえ塗ってない事に疑問を感じた。直ぐに傷への処置をお願いして、薬を塗って頂いたが。その後も毎回、足に新たな傷があり、私の不信感は、或る職員の言葉でより確信するものとなった。母に食欲不振と体の震えがあったので、それに付いて此処の人に話すと、『車椅子に乗る時、自分でいつもぶつけているんだからね。』『今日は、しかたないから家族の人に付き添って食べてもらっていいけど。困るんだわ。終わったら、こっちに（食堂）持ってきといて（食器）』その対応に、ここが人の命に関連する場所だという事をすっかり忘れてしまったほどだ。何が起きても、内部告発するような正義の人がいない限り、ここでは、表面には出ないだろう。表面に出るのは、どうしても隠せない複数の目撃があって、死に至ったような事例じゃないかと思った。まるで、犯罪者を扱うかの如くの言。此処は、何か罪を犯した者の収容施設なのか？憤りとやり切れなさが一挙に私の心を被った。もし、私が実家の近くに居住し直ぐにでも介護が出来る状態ならば、すぐさま母を退所させたに違いない。我が家がもっと近距離で広ければ・・・と、その施設に母を残して、帰りの電車の中で言いようのない哀しさと憤りに心が沈みこんだ。同時に、器はあってもその中身が伴っていない日本の介護施設の問題をあれこれ考えた。労働に見合った給与が支払われていない事や職員の人数が少な過ぎる事も大きな要因だ。それと、高齢者に対する意識が欧州、特に北欧の考え方と対極にあるような気がする。昨今の日本は、医療も年金問題も高齢者が無駄に使う事例を新聞やテレビでこぞって広報している。邪魔者だ言っているようだ。高齢者医療も数年前からは、正に姥捨て医療制度。多くの病気を持つ高齢者に“一つの主病”を元に医療を行う。その過程でもし他の病気が出てしまったら、病院が赤字覚悟で診るか自己負担になる。それか、一旦退院してからその病気を診てもらう煩雑な事となる。　米国の医療制度の酷さを告発した映画の中のワンシーン、手を機械に挟まれて救急搬送されてきた人に医療関係者曰く「何本治療しますか？（お金が支払えるかどうかわからないので）」　　　　　　　こんな日がくる事のないように、これ以上、医療制度が悪くならないように声を上げなければ、と思う。声を上げる事すら出来ない人々を蔑ろにする事は、『人』とは程遠い人でなし。私がしなければならない次なるアクションが、だんだん見えてきた。続く～