看護師や職員から受けた暴言・暴力を訴えたり、世間の人々にその事を晒す「術」を持たない大多数の高齢患者さんを全く無視して、「あなたの放送局」は、高齢患者さんからの暴言・暴力が、然も多いかのように 看護師・病院側の立場から放映している。
地位と財力のある、所謂、力を持っているほんの一部しかいない高齢患者さんの理不尽な暴力を取り上げて、然もそれが、日常茶飯事に起きていているかのような印象を与えている。
その患者さんが、どうして「キレた」かの反省より、己が受けた暴力の理不尽さををテレビに晒しているのだ。暴力を受けた方は、それを訴える「術」があるのだから、訴える事ができるでしょう?
それ以外にナニが言いたくて、どうしたいのだろうか?この件を公に晒して、問題は解決するのだろうか?
それより、かの元気な高齢患者さんが、どうして、あれ程「キレた」のか、医療に従事しているプロとして分からないのだろうか?

私が訪問した事のある介護施設の受付の人の場合とよく似ていた。
私「事務所は、何階でしょうか?」
受付の人「はぁ~?(案内は)そこに貼ってありますけど~」
この受付の人は、私の質問に答える事より、私がその貼り紙を見ていない事を批難の意を込めて、そう返答したのだ。受付という職業倫理以前の人間性の問題だ。幼児性から抜け出ていない、まだまだ成長段階の「コトナ」で、私は心の中で、“この介護施設は、よっぽど人手不足なのね”とつぶやいたものだ。相手がまともな大人であれば、この「傲岸不遜」の対応にその場で文句も言ったと思うが、あの幼稚で根性の悪そうな子に「意見」を言ってさしあげるのは、親切過ぎるかも・・と思ったのだ。

かの高齢患者さんがパジャマの用意をしていない件に関しての看護師の返答~パジャを自分で用意する事に関して、「パンフレットに書いてある」という言葉は、正しく私の件と同じだ。この看護師サンは、“パンフレットを見ていない”事を問題にしたのだ。それも普通に。
こういう言葉が直ぐに出るという事に、その人間が今までどれ程の経験を積んだのか分かる。彼女は、「この病院に寝巻の準備がない」事を伝え、その代替案を何故提案出来なかったのだろか?殆どの病院は「準備できなかった人」の為に寝巻ぐらいストックしてある)こういう「反省」をしないで、(強い?)高齢患者さんの「暴言・暴力」を晒しても何の解決もしないのに。問題の種を蒔いておきながら、理性で抑えられなかった行為だけを批判しても何の解決にもならない。よりよい医療の為にも再考してほしい。