今現在は、ブログに書くネタは比較的潤沢に在庫があるのですが、たまにネタ切れになる時もあります。
先日もそんな状態になり、何かネタになるような写真無かったかなあ、とスマホの写真を見返していました。
「角上魚類」で買い物をして夕食にした時に、買った食べ物の写真だけは撮ってあったのですが、特にテーマがあった訳ではないので、ブログにはしないでいました。
「あー、こん時の写真、何かテーマを付けてブログに出来ないかなあ。安い弁当類を買おうと思ったけど、結局うにを買ってやっぱりうにが一番美味かったんだよなあ。美味いうにをテーマにブログにしようか。待てよ。美味いうに。何か聞いたことがあるような語呂だな。あ。愛よりも美味いうにか。って、こん時、ちょうどあゆも買ってんじゃん!!」
このように運命的に「あゆより美味いうに」というオヤジギャグ的なダジャレタイトルを思いついて狂喜乱舞しました。
私は、あまり特定のアーティストの曲を聴き続けたり、コンサートに行ったりすることは無いのですが、「上々颱風」というバンドに関しては例外で、アルバムも1枚目から9枚目まで持っており、ライブにも何度も足を運びました。
お祭り感が感じられるところが大好きだったのです。
「そう言えば、最近あまり名前を聞かないけど、どうしているんだろう?関連のブログを書いている人いたりするのかな?」
と思い、アメブロを「上々颱風」で検索してみました。
したところ、何やら特定の方のブログがたくさん引っ掛かりました。
hoshitobi3838 西川郷子さんという方のブログです。
「あれ?なんやこれ?サトちゃんやないけ!」と驚きました。
そう。上々颱風のツインボーカルの一人、西川郷子さんご本人がアメブロをやられているのを、オヤジギャグの発明をきっかけに発見してしまったのです!!
ブログを拝見して、最近は別のユニットで活動されていること、9/18(土)に入谷のライブハウス「なってるハウス」で「星ノ飛ブ夜」というユニットでのライブが開かれることなどを知りました。
私は、こういったちょっとした縁というか繋がりを見つけた時に、積極的に自分が動いてそれを手繰るようにしています。
「ちくわぶのイラスト」を描かれる、なかねありささんというアニメーション作家の方が、7月に池袋の東京芸術劇場で開かれた「IAG AWARDS 2021」という展覧会に作品を出品された際、「頑張れば観に行けるな」と思ったのですが、時間を捻出する労を惜しんで、行くのを諦めてしまいました。
でもそういう時に、自分から行動するようにしなければ、そんな微妙な縁を手繰るようなことは出来ません。
折角の機会を、自分の行動力の無さからダメにしてしまったことを情けなく感じて以来、反省して実行に移すことにしたのです。
土曜日であれば時間の融通も効きますし、入谷ならそれほど遠くもありません。料金も手頃です。
何度もステージで観たサトちゃんの歌が、久しぶりに、間近で聴けるのであれば、このチャンスを逃す手は無いではないですか。
そして、ここからが私の余計なところなのですが、「折角行くのであれば、何か印象に残るようなものを差し入れなくては」と考える訳です。
最初は、「岩下の新生姜味ふりかけ」にしようかと思ったのですが、どこでも手に入るようなものでは面白くありません。
ここはやはり、「岩下の新生姜味塩焼そば」を食わせてやりたいところじゃないか。
「岩下の新生姜味塩焼そば」が一般のスーパーなどでは入手出来なくなった今、それをどのようにしてゲットしたのかは、また別のブログでご紹介します。
実は私はライブハウスというものに行くのは、人生でこれが初めてでした。
行きは少し時間に余裕があったので、上野駅から歩きました。
ライブハウスではアルコールの提供が無い、とのことだったので、缶ビールをひっかけながらてくてく歩きます。
スマホのマップを頼りに、比較的スムースに「なってるハウス」を発見することができました。
ドアのところに看板がかかっています。昔良く行っていた小劇場の感覚を思い出しつつ、でも少々緊張しつつ、店内に入ります。
初めてのライブハウス。ふううん。こんな感じなのか。写真を撮ってもいいものなのね。
でも、スマホで写真を撮るとシャッター音が出てしまいますので、出来るだけ邪魔にならないように、トークをされているタイミングを狙って少しだけ写真を撮りました。
久しぶりに西川さんの歌声を聞いて、懐かしさでじんわりと来てしまいました。
そして、何曲か聴いていて、ヘンなことに気が付きました。
「あれ?字幕が無いのに、歌詞が判るぞ。」
最近の流行りの曲は、字幕を見ないと何を言っているのか判らなかったり、それこそ字幕を見てすら意味が判らないものが多かったりするのですが、西川さんの歌声は、全て初めて聴く曲であるにも関わらず、歌詞までスッと頭の中に入って来て、情景が浮かんだりするのです。
それは歌声が美しいからなのか、メロディや歌詞が入り易いものだからなのか、滑舌が良いからなのかまでは判りませんでしたが、歌声、歌詞、ギターの伴奏などが心地良くからだに入って来ます。
私は楽器類は全くダメなので、具体的にどうこうは判らないのですが、小沢あきさんのギターも凄く良かったと思います。
2時間弱でしたが、とても素敵な時間を過ごすことが出来ました。
そして、西川さんのブログへのコメントでお知らせしておいた「岩下の新生姜味塩焼そば」と、上野の「のもの」で、いつもは早々に売り切れてしまう「ペリカン」のパンが残っていたので買った、小ロールをおまけにしてお渡しし、「星ノ飛ブ夜」のファーストアルバムを買って、ライブハウスを後にしました。
まあ、「岩下の新生姜味塩焼そば」が印象に残るかどうかは判りませんが、こんな風にして、最近は出来るだけ積極的に行動することを心がけています。
コロナ禍の影響で、新しい人とお会いするような機会が制限された状態が続いていますが、そんな中で見つけた縁は大切したいと思っているのです。
おしまい