S-PARK・夢をつかむ決意表明【書き起こし】／いざ、ライブビューへ

フジTVの『S-PARK』。

羽生くんの独占インタビューは、放送は5分弱ながらとても中身の濃いものでした。

以下に、書き起こしをさせていただきます。🙇‍♀️

ーーどんな思いを込めて演技されていますか？

「表現したい事とかこだわり抜いている事とかそういったものが、「言葉」みたいな形で伝わらなくてもいいので、演技の中の『こういうシーンがあったな』とか、『ここ好きだったな』って思ってもらえるような演技を作りたいなって、常に思っていますね。

今まで120％だったのが、更に150%ぐらいの力を振り絞りながらやらせていただいているなって感じています。」

ーー北京五輪から4ヶ月、今、思うこととは？

「皆さんの見る目が変わって良かったなって、正直思っています、今。」

「ソチ五輪と平昌五輪と2連覇をしていて、なんかすごく完璧な人間みたいなイメージが強くあったのかなって。平昌五輪のあのSEIMEIのイメージが強いのであれば、北京五輪の羽生結弦は全然違う人物だったんだろうなという気がしています。羽生結弦でもこういう事あるんだとか、夢に向かってメチャクチャ努力してきたその痕跡が見える中で、結局、夢叶えられなかったっていう。なんかそういう泥臭さみたいなものを感じていただいたからこそ応援してくれるっていう人もいるんですよね、今。

なんかそれが僕は嬉しかったなって思っています。

その点において、僕はやっぱり北京五輪に出て良かったと思いますし、幸せになれたなって思っています。」

ーー＂譲れぬ夢＂への思い。幕張の「アクセルジャンプのみのプログラム」について

「４回転半というジャンプに向けて、＂絶対に夢を手に入れるんだ＂っていう、何か自分の決意表明じゃないですけど。

揺れ動いているように見えているんですけど、芯の中には４Ａを向けての強い信念があって、＂その軸は絶対にぶれない＂みたいなものを表現しようと思っていたんですけど。

(北京五輪の)記事会見を開いていただいた時に、『僕の４回転半はこれで満足です』みたいな事を言っていたんですけど、ダンスを独学で学んだりとか、いろんな事をして視点が変わっていく中で、『まだ４回転半、色々工夫できるな』とはちょっと思っているんですよね。やっぱり北京五輪で注射打ちながらだったからこそ、火事場の馬鹿力みたいなものが…恐怖感のないアクセルが跳べたという状況の中で学べた事がかなりあるんですね。その学べたことをもって使っていきたいなと思いますし、やっぱり４回転半に向けては、日々挑戦していきたいという気持ちは強くあります。＂絶対に降りたい＂と思っていますね。もちろん皆さんが見ている前で降りたいなという気持ちは強くあります。」

ーー羽生選手が追い求める＂究極のスケート＂とは？

「やっぱり芸術性は大事だと思うんですよ。

やっぱり音楽に乗せて滑るみ事がとても好きですし、僕は僕にしかできないステップだったりスピンだったりを追い求めていきますし、ジャンプという点に関してももっともっと練習して、『今の羽生結弦が一番上手いな』って、『技術的にも今が一番上手いな』って思ってもらえるように、常に努力し続けたいと思います。

僕はアスリートなので。やっぱりフィギュアスケートは芸術性も大事かもしれないですけど、間違いなくスポーツではあるので、そのスポーツである緊張感とかも、アイスショーでも羽生結弦のスケートから常に感じていただきたいなって思います。」

書き起こしは以上です。

羽生くんの真摯な心情が吐露されたインタビューでした。

「幸せになれたなって思っています」