ファッション評論家のピーコさんが亡くなられたそう。
ピーコさんといえば「ピーコの辛口ファッションチェック」でおなじみでした。
あれは多分1999年〜2000年くらいのこと。
札幌市内のどこかのスタジオでナレーションの仕事の録音を終え大通公園を歩いていた時のこと。
季節は忘れましたがとても晴れた暖かい日でした。
すると
「いた〜〜、ねえ、あなた、ちょっと待って〜」
と、誰かが近づいてきます。
とても華奢で小柄な男性が「ちょっといいかしら〜」と、カメラクルーを従えて。
私はその華奢な男性に「おすぎさん?」と聞いてしまいました。
すると何と、ピーコさんだったのです!!
おすぎさんだと間違えたことは完全にスルー(笑)
「あなたが見つかってよかったわ〜」と。
前置きも殆どなくファッションチェックのスタート。
その時私はFENDIのズッカ柄のパンツ、トップスは光沢のある長袖ブラウス、そして、その時は何故か
プラトフォームの薄いベージュのサンダルチックな靴でした。
朝、本当は黒いサンダルかブーツのつもりが、何故かそれを履いてしまっていて後悔していたのですが、さすがピーコさん、
「靴がダメね〜〜」と言われてしまいました。
「はい、わかってます」
ということで、思わず全国放送でファッションチェックをしていただいたのでした。
あの時のズッカ柄のパンツはクロップ丈にリメイクしたものの、まだ持っています。
今はあの頃よりもかなり太ってしまったので全く入りません(笑)
今思えば、もっともっとファッションを楽しめばよかった〜。
痩せている時って自分を痩せているとは思わないよね。
なんて言ってる今ですが、きっと70歳くらいになったら「あの時も全然若かったわ〜痩せていたわ〜」と50代を振り返るような気がします。
やっぱり今を楽しまなくちゃね〜。
そんなことをリマインドしてくれたピーコさんの訃報でした。
ピーコさん、ありがとう。
死ぬまでおしゃれを楽しむね。
どうぞ安らかに。