「THE BATMAN －ザ・バットマン－」(2022年)

「トワイライト」シリーズ、「TENET　テネット」のロバート・パティンソンがＤＣコミックスのスーパーヒーロー、ブルース・ウェイン＝バットマンを演じるノワール・アクション超大作。ブルース・ウェインがゴッサム・シティの治安を守る活動を始めて間もない若き日々に焦点を当て、史上最狂の知能犯リドラーが仕掛ける冷酷な犯罪と執拗な挑発に翻弄され、苦悩と葛藤を抱きながらも事件解決に奔走していく姿を描き出す。共演はポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェフリー・ライト、アンディ・サーキス、コリン・ファレル。監督は「モールス」「猿の惑星：聖戦記」のマット・リーヴス。

２０年前に両親を殺された孤独な青年ブルース・ウェイン。彼は２年前から、腐敗したゴッサム・シティで悪を一掃すべく『バットマン』として自警活動に当たっていた。そんな中、市長や判事などの権力者を狙った連続殺人事件が発生する。バットマンはゴッサム・シティ警察のジェームズ・ゴードン刑事に協力し、一緒に捜査を進めていく。しかし犯人のリドラーは犯行現場に必ず謎めいたメッセージを残し、バットマンを繰り返し挑発していく。さらにそこに友人を行方を捜すキャットウーマンも加わって事態は複雑さを極めていくと…。

本国アメリカでは、日本でお馴染みのスーパーマンやスパイダーマンより人気が高いと言われているバットマン。これまでにもマイケル・キートン、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベール、ベン・アフレックなど、数々の俳優がバットマンを演じてきました。結構、皆さん有名俳優ぞろいでしたが、ここにきてロバート・パティンソンって誰なの

恐れながら全く無名の俳優で勝負に出ましたか

見た感じも、典型的な優男で全然筋骨隆々のバットマン（ブルース・ウェイン）っぽくないけどねぇ～。聞けば、バットマンになってから、わずか２年後という設定の映画なんだとか

しかし、正義の味方のバットマンが、何故にこんなに暗くて、ダークヒーローといわれ、ダークナイト（闇の騎士）ダークナイトディテクティブ（暗闇の探偵）と呼ばれているのか。その訳がようやく分かってきました。要するに、彼は正義のためではなく、両親を殺された『復讐』のために悪と戦っていたのですね。なので正統派のヒーローには成りえないのですよ。確かに、この内容なら、ジョージ・クルーニーやベン・アフレックにはちょっと演じるのは無理があるかも。クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト・トリロジー (Dark Knight Trilogy)」のクリスチャン・ベールは良かったけどね♪