ガンプラ、超リアル塗装考[補遺]
そんな長い話じゃないですけどって、前置き・・・。
前回までのリアル塗装と科学的な考察に関してですが、あくまでも対象としてるのは
宇宙世紀のMSだけっす!
アナザーは、そういった兵器観で作ると逆に合わないケースが多いのは潤さんのご指摘のとおり!
例えば、シャイニングガンダムでウエザリングやったら・・・・。
絶対合わないよね!
まあ、「マジンガーのようなベッタベタの超合金風キャンデイ塗装でもよい」というふうにでも考えてください。
ついでに、面白くないから書かなかったこと。宇宙用のMSの場合、余計な色をつけると熱吸収し過ぎるっていう問題点があるんですよね。でも、それ言ったら無味乾燥。
MSの色は白しかありえなくなっちゃいますぅ~!
ようするにユニコンモードのユニコーンガンダム以外は認められなくなっちゃうって、味気ない話。
あとは、皆さんにお任せです・・・。
しっかし、SBさん。ヤクルト石川相手にいきなり初回から4点ですか~。誰か止めてください!
残りは6試合
日本生命セパ交流戦
昨日は広島VS西武の1戦のみでしたが、引き分けってことでした。
マエケンと牧田のツキのない先発同士の対決で、どっちに勝ち星がつくかと興味津々でしたが・・
どっちにも付かないって何?
いや~、交流戦終盤、優勝はほぼSBで決まりっぽいですけど、我らがFsは大きく離されないように頑張って欲しいっす。
にしても、セ・リーグは中日以外の弱さが目立ちます。特にG、守れない選手が多すぎ!坂本にあんなに拘る理由がわからん?
ま、ヒット1本に失点に絡むエラー2つのペースで活躍中(?)でも外さない原監督。交流戦後になんか考えてるんですかね?
しっかし、セパの実力差はひどい!
さて、今日の予想先発は・・・。
横浜は高崎、日ハムはケッペルという感じですね。ケッペルは、鶴岡とのコンビ復活で調子よく投げて欲しいっす。
陽の激走で、勝ちが来た~!
日本生命セパ交流戦
ファイターズVSドラゴンズ4回戦 ファイターズ3勝1敗(通算29勝14敗1分)
000 200 000│2
000 000 03X│3
(勝)谷元 1勝1敗 (S)武田久 1勝14S (敗)吉見 4勝2敗
先発は糸数VS吉見。糸数の立ち上がりは、いきなり安打と四球で2死満塁。大丈夫かと思いつつ、このピンチはなんとか切り抜けます。
対する吉見は・・・
すごい!
Fs打線がつながる気配はなし。昨日のお返しの完封ありうるくらいのいい出来です。
試合が動いたのは4回、平田、堂上、藤井の3連打でまず1点。小山の犠飛で2点目。まあ、上位がブレーキのD打線。ここでおしまいでした。
6回途中からはFsは継投、石井→谷元と8回まで抑えます。圧巻だったのは、中田の好守備。
8回2死からの平田のレフトフェンス直撃のあたりをセカンドで刺すレーザービーム!
中田本人、ガッツポーズ!流れが変わるよこれ!
8回裏1死後、代打佐藤、田中、陽が3連打。吉見はここで降板で浅尾にスイッチ。ここで糸井!
同点2点タイムリー!
続く中田の浅い中飛で陽が激走して、逆転です!
あとは、磐石の武田久で終了。正直、8回表で寝ようと思ったのが・・・。ホント、勝ちをもぎ取った試合でしたね。

ガンプラ、超リアル塗装考(5)
悪夢のような、体調不良から復帰しましたんで、ようやく最終回かけます。では。
で、最後に書きたいことは何かっていいますと、装飾やウエザリングに関するリアリティです。
(5)装飾関係に関すること
さて、この2枚の写真ですが、左は飛行中のF-15イーグル実機、右は模型製作代行会社が作ったW0カスタムです。
それぞれの写真をクリック拡大して見比べていただけるとわかるのですが・・・
W0は、リアルさをまったく感じず玩具にしか見えない・・・。
塗装上の問題は、後述ということなんですが、突起物関係の扱いに問題があるんですね。
まず、リベット関係ですが、F-15の基体表面にW0のようなメタルパーツむき出しの埋込み的なリベットは存在しません。
いや、あるかもしれないけどまったく目立たないっていうのが正しいですね。F-15の全長は19.4mなんでサイズ的にMSとどっこいどっこいなんで比較の対象としたんですが・・・。
空戦型のW0であのようなリベットの打ち方は、空気抵抗を大きくするだけですのでオカシイっていうことが1つ目。
装甲部よりもめり込まして打てば、そこに気流の乱れが生じる以上、できるだけ装甲と同じ高さにするのが当たり前でしょう。
次に、F-15コクピット下部の突起物の色を見ればわかりますが、金属色むき出しではないですよね。なのに、メタルパーツの色むき出しで組み立てているW0は見た目はかっこいいかもしれませんが、明らかにオカシイってことになるんです。
リベットはチタン合金で作ることはまずありえません。理由は、チタンは摩耗に弱いから。つまり、ネジや関節部などにはガンダリウム合金は使えないんです。
とすると、錆びやすいが摩耗に強い鉄系を使うかなって思うんですが、当然むき出しで使うことはないでしょう。
まあ、メタルパーツをそのまま使うってことは、玩具的な重厚感はあるけど、リアリティはない。
代行業に携わってるモデラーには、イタズラにむき出しメタルパーツを推奨する方もいますが、そういった科学的な考証を無視してつくってるってことですかね。
(6)汚し塗装のリアリティ
これに関しては、事情に詳しいある方からのアドバイス。いちおう誰かはわかるでしょうが、匿名希望なんで(笑)
現代の兵器の汚れや艶などの状況について…
地上戦ですと、確かに砂塵などの汚れが付着するので艶があってもすぐ消える…
まして、兵器でしたら、反射ですぐに見つかってしまうのでつやつやなど死期を早める結果になりますねぇ…なるべく使用環境に合わせた塗装や迷彩が効果的なのはここにあります。
で、賛否両論となりますが、空戦を主体とするもの。これ、戦闘機にも共通しますが、低認識迷彩を施しているものが殆どです。キャノピーの反射でさえ、命取りにもなるのが現状…ヘリなんかは、回転するローターの反射が命取りになります。(これ、事実)
また、意外に空中は埃やすすが付きます。
つまり…せっかく綺麗にしても、あっという間にすすや埃で艶が消えます。(これ、本当です。)
戦闘機の雑誌や写真集を見ると、かなり汚れているのが確認できると思います。特に、つなぎ目や翼のフラップやラダーなんかはかなり汚れます。
という、ご助言を頂き画像を探してみたらこんな感じですかね。F-15のつなぎ目や翼のフラップやラダーはご指摘の通りかなり汚れとります。
また、戦車に関してもこんな感じでしょうか。
ただ、戦闘機はやはり半光沢ですね。これは、もともとは光沢色に近い色で塗装しているからでしょう。
まあ、イメージ的には新車を1ヶ月ほど洗車せずにうっすらとホコリが付いたような感じになるってとこでしょうか。
つまり、汚し塗装は前段階として空戦タイプなら半光沢、陸戦ならつや消しをベースにするとよいということでしょう。
また、ハゲ系の塗装は過度にすると嘘っぽくなります。あくまでも擦れやすい所っていう視点が重要だそうですね。
で、この写真は懇意にしているダッチ氏の代表作であるMG陸戦型ジムです。
そういった軍事的な知識の上でこのキットは作成されているんですね。
弾痕にもすごい工夫がありまして、このキット1/100なんで120mmの弾痕なら1.2mmになると考えて、それに沿った大きさのもので穴をあけたそうです。
イタズラに大きく開けたり、派手に汚したりすると逆にリアリティがなくなるので、ご注意をとのことでした。
まあ、何事もやりすぎは良くないってことなんですよ。
ちなみに、僕が以前つくったMGネモのハゲチョロ塗装もダッチ氏からアドバイスもらいまして、過度にならない程度にいれるように心掛けました。
とまあ、いろんなテーマからリアリティを考えるシリーズで書いてきましたが、あくまでもガンプラはその人の好みで塗装するもの。
玩具的に作りたきゃそれでいいし、アニメべったり彩色もそれはそれ。
ただ、兵器である側面を重視したらこうなるのではっていうのが今回の趣旨です。
参考になったら幸いだし、自分には向かないって思えばスルーでいいでしょうね。
ご、ゴーマンですか?
ピグコミュとグルっぽに関しての告知
僕が発起人となっているピグコミュに「北海道ガンプラモデラーズクラブ」っていうのがあります。
この会は、もともと道央在住で、オフ会を開くための場としてつくったものなのですが、震災の影響でなかなかオフ会を開催できない状況があり、やや形骸化していました。
実は、昨日メンバーの方2名程から要望がありまして、北海道という枠を外したガンプラコミュとして運用できないかって相談されました。
数あるプラモコミュの中には、プラモとは名ばかりで一部のメンバーの茶話会化しているところもあるらしく、純粋にプラモのことを語れないという現状もあるとのことです。
なので、北海道に限らず、プラモに対する向上心旺盛で、いろんな方々と情報交換したいと考えてる方に広く門戸を開くことにしました。
ただ、僕自身がどうでもいい茶話会は大嫌いなんで、次のことが守れる方を募集します。
・プラモ作りに関する向上心があって、いろんな方々と情報交換をしたいと考えている。
・メンバーのプラモ作成日記ブログは、極力目を通すことができ、各人の技量や志向などを積極的に把握しようとする。
・プラモやアニメに関する設定や裏ネタなどの情報を知りたいと思っている。
・新メンバーに対する配慮ができ、仲良しだけで固まらない。
・他の方のアドバイスに真摯に耳をかたむけることができる。
で、下記のグルっぽを2つ用意しています。ピグコミュの伝言板になりますんで、1つ以上参加は必須です。
「道央ガンプラモデラーズクラブ」
主に、札幌近郊でオフ会関係の連絡用です。
「ガンプラモデラーズクラブ」
その他地域の方対象です。いろいろな情報交換や、Webコンペ開催のためのスレッドです。
※将来的に、オフ会参加可能な方は2つとも。それ以外の方は「ガンプラモデラーズクラブ」の方にエントリーしてください。
手順的には、ピグコミュの申請と認証がすんだ方から、グルっぽに登録していただく形になります。
なお、ピグコミュは名称変更ができないんで、北海道と付いたままですが気にしないでください。
グルっぽ&ピグ部活参加者募集中!
内閣不信任案否決
そもそも、こんな議案出す自民。公明がアホである。党利党略なんかどうでもいいんで、拙い政府でも一致協力して復興法案審議するほうが先じゃないの?
まあ、民主にも問題は多々あるけど、騒いで騒いで国政をおかしくしてるのは、実は政権復帰しか頭にない自民と公明だから・・・。
マスコミの誘導には騙されんぞ。
野党!審議の迅速な協力を!
まあ、自民は未来永劫野党でいいと思うのであった・・・。
ガンプラ、超リアル塗装考(4)
前回記事の訂正というか、補充事項からまずはお話しします。
耐熱素材に関して、酸化チタン塗料というところで可能性を考えたのですが、現状の素材ではもっと高温に耐えられるモノがあるんですよね。
①炭素繊維強化/炭素複合材(C/C 複合材)・・・・炭素繊維と炭素マトリックスからなる複合材料。
H-ⅡAロケットの噴射ノズル内側に使われています。約3000℃に耐えられるとのこと。ただし炭素繊維なんで色は黒(つや消し)ですね。
②シリグラス・・・H-IIAの固体ロケットブースターのノズル及び周辺部に使われている二酸化ケイ素を96%含む素材。耐熱性・断熱性に優れる。
布状のシリグラスの開発により、従来の防火シャッターに比べはるかに軽量な耐火スクリーンの実現や、家庭における天ぷら油などの発火時の消火に役立つ消火布などの開発に成功している。
ここで、シリグラスを装甲材コーティングに使うという方法・・アリですね。
(4)バーニア・スラスター部の塗装色考察
ⅰ.推進剤として不適切なものはなにか?
プラ仲間のダッチ氏とイロイロと議論したなかで、ありえないものを消していくという方法で考えました。
・ジェット燃料・・・市販されている灯油やガソリンに近い成分である。有機物なので燃焼時には水、二酸化炭素を生成。その他、硫化物や窒化物も排気。不完全燃焼で炭素(ようするにスス)も発生。
さて、これは何かっていうとジェット戦闘機のエンジンノズルの写真です。
推進剤がジェット燃料であるなら、バーニアノズルの材質はチタンで、使い込むとこのように熱で色が黄色味を帯びたり、内部にはスス汚れがつくような感じですね。
さて、MSの推進剤としてジェット燃料の可能性はまずないですね。
重量超過になるような燃料をMSが積むことはまずありえなし、宇宙世紀の年代まで石油という化石燃料が残っていると思いますか?
仮に、わずかにあったとしても埋蔵量限界が迫っているものは使わずに次世代の推進剤開発してるはずです。
つまり、これに準じたバーニア塗装は大きな間違いなんです。
・ロケット燃料・・・使われているのは液体水素ですね。水素の燃焼時のエネルギーはジェット燃料のそれよりも大きく、資源的にも水から作れるからほぼ無限でしょう。
さて、写真はスペースシャトルオービターのバーニアスラスター部ですね。
基本的に、骨格はチタンのようですけど内側には前述の炭素繊維強化/炭素複合材が使われているようです。
なので、内部の色はつや消しの黒となります。
水素が燃焼した後は、水しかできません。つまり、スス汚れはつかないんで、そういう表現はオカシイってことっすね。
表面が白っぽく見えるのは、熱でチタンが酸化チタンに代わった関係のようです。
まあ、ロケットぽくつくるならこういう感じの塗装なんでしょうね。
って、偉そうに書いてますが、実は僕自身のキットは、スラスター部をほぼこれに準じた塗装をしてきました。
まあ、内側の炭素繊維強化/炭素複合材はハズレではないのですが、そもそも水素でMSが推進することもありえないです。
その理由は、宇宙空間での燃焼のために酸化剤を積む必要があるから。明らかにこれもオーバーウエイト。
しかも、本体動力とは一切関係ない燃料だから無駄が多い。よって、水素推進剤説も没。
ⅱ宇宙世紀的.MSの世界観にマッチした推進剤と動力とは?
そもそも、ガンダム世界におけるMSの動力はなんだったか皆さん覚えてます?
そう、核融合炉です!
燃料は、シャリア・ブルやパプテマス・シロッコが木星船団を率いていたことがヒント。そうですね、ヘリウム3でございます。
※核融合・・・2つ以上の原子を融合させること。その際、大きなエネルギーが放出。ちなみに、原子力発電所で利用されているのは核分裂で、1つの原子が分解するときのエネルギーを利用している。
※ヘリウム・・・原子番号2の元素。存在率が高いのはヘリウム4(陽子2,中性子2で原子核が構成されている)で、その同位体のヘリウム3は陽子2,中性子1。
核融合にはいろいろな方式があるのですが、ヘリウム3を使うのはこういうケースです。
2原子のヘリウム3を核融合させて、ヘリウム4と2個の陽子に変換してエネルギーを取り出す。
この時に発生するエネルギーは熱換算すると数千万℃以上ということです。こうなると、並の素材では耐えられません。なので、磁場を利用して封ずるそうです。
まあ、ガンダム世界では、そこにミノフスキー物理学がかかわるってことですね。
そこで、生成されるヘリウム4なんですけど使い道・・・、ないですよね?廃棄物・・・・・?
なんてね、実は僕の考察はこのヘリウム4が推進剤であることなんです。
まあ、ちょっとでも化学かじった人なら、ヘリウムは希ガス(不活性気体)に属するから、化学的に安定して反応しないからこの推論はおかしいって反論するでしょう。
そ・こ・で・・・・、最近の新技術のおはなし。
VASIMR“可変特殊インパルス電磁プラズマロケット”
超電導磁石による強力な磁界の中に加熱したプラズマを閉じ込め、そのエネルギーを後段の超電導磁石の後ろに設けた磁気ノズルからいっきに解放し、高速のプラズマ流として噴出するというのがその基本的な仕組み。
右図のようなドーナツ状の3つの超電導磁石を貫通するパイプの中に、水素またはヘリウムのガスが送られる構造となっています。
VASIMRは核融合反応を実現するためのアプローチの1つである“磁場閉じ込め”の技術から生まれたものです。
化学ロケットにおける推進剤の燃焼温度は数1000℃ですが、核融合の実験装置のプラズマ温度は数100万から1000万Kにも及びます。
このような高温に耐える材料はないため、磁界によって高温プラズマを宙に浮かすのが“磁場閉じ込め”方式です。
とまあ、wikiから拾ってきましたけど、こういうロケットが研究されているんですね。しかも推進剤にはヘリウムを使うって考えると帳尻あいます。
どうです?これならMSの推進装置として納得できません?
まあ、塗装にはまるで関係ないけど、Hi-νガンダムのプロペラントタンクの中身は、液化ヘリウム3だって考えたら理屈があいますよね?
ただし、この半端じゃない高温が問題です。ノズル・・・溶けちゃいますよね?
ここで考えたのは、MS、の場合はロケットほどの高速移動は必要はないので、噴射するプラズマの濃度を下げているんじゃないかってことです。
そして、ロケット燃料程度の数千℃まで下げれば、現在実用化されているロケットのノズルと同じ構造素材のバーニアでもOKってことですね。
なんで、僕的結論!
MSのスラスター(バーニア)の塗装は、スペースシャトルなどとほぼ同じでよい!
ようするに内側は炭素繊維強化/炭素複合材の色で塗って、外部を経年劣化的に表現するって感じでしょう。
また、ロールアウト後っていう設定なら、中は黒、外はクロムシルバーっぽい色っていう感じですかね?
さてさて、そうするとですね、もう一つ問題が・・・。
こういったメタルパーツでバーニアを表現するのはどうかっていう問題が生じます。
左側のようなカラフルなものは明らかに没。これに類するメタルパーツを使ったら、リアル路線からは逸脱ですね。だいたい、高熱できれいな色なんか焼けてぶっ飛ぶでしょうから。
まあ、これを使ったら玩具っていうか装飾品になるでしょうね。
右のような、焼入れタイプなら、炭素繊維強化/炭素複合材的な雰囲気があるんで許せるってとこですかね。ただ、そのまま使わないでメタルプライマーかけてちょっとは塗装するほうがいいかも・・・。
(つづく)






