どうもこんにちは。

運動大好き!スポーツ大好きを未来に繋げる
幼少年体育指導士・小田桐正吾です。

6月です。
幼稚園や保育園の運動会が開催される時期が近づいてきました。【北海道は6月開催が多い。】

幼稚園や保育園の
運動会ではだいたいリレーをします。
スポーツでありながら、集団行動を学ぶ機会になるし、何よりルールが単純で分かりやすく、盛り上がるので運動会のメインイベント的な競技です。

幼児にリレーの仕方を教え競争をさせるのは、簡単なようだが、人としてスポーツをすることに関するとても大切な要素が沢山含まれており意義深い。

リレーの練習ではどのような準備、確認、実践されているかをざっくりと箇条書きすると↓↓

【リレーの準備として】
・どこをどのように走るのかを覚える。
・バトンの渡し方、落とさずにスムーズに受け渡しが出来る様に考え、練習する。
・相手の抜かし方を覚える。

【リレーの確認として】
・チームごとに並ぶ。
・自分の走る順番を覚える。
・誰と走るのかを確認する。
・自分の前後が誰かを確認する。
・走り終わったあとはどこに移動し、どの様に待つのかを確認する。

【リレー競技実施では】
・リレー競技開始
~~~、
・自分の順番を待つ。
・自チームの状況を常に観察。
・応援する。

~~~
・そして、走る。
~~~
・応援する。

・競技終了。

【競技終了として】
・結果を知る。
喜んだり、悲しんだり、悔しがったりする。
・次はどうするか、考える。(反省する)

リレーの練習では上記の様なことを繰り返し、
やがて、本番を迎える。

リレーで自分が走るのはほんの数十秒だが、
その前後での準備確認、周囲をよく見て行動する力や、協力する心を育むことができる。

【幼稚園さんや保育園の先生へのお願い
この素晴らしきスポーツの大切さを伝えてあげて欲しいです。
園のリレーは毎年恒例だから実施していて、ただ園児達に競争をさせているわけではないですよね。
リレーは、あらゆるスポーツの入り口として学ぶ要素が満載です。

リレーはルールがあり、勝負があるスポーツです。
そのスポーツの素晴さ、楽しさに気が付くきっかけを与えてあげてほしいです。

先に書いたような 
・集団行動の大切さ。
・準備、確認の大切さ。
・協力する気持ち。
などなどをリレーを通して伝えてあげてほしいです。
あえていうと、
リレーの時だけ集団行動が出来てもいけなくて、
普段の保育時からの集団行動(チームワーク)をしっかりと出来るクラス運営を目指してほしい。
それが出来るクラスはリレーの練習もスムーズに進み、結果としてリレーの素晴らしさを伝えることに繋がります。

【親御さんへの願い】
運動会の本番や練習を通し、自分の子どもが速いか遅いか?などの勝敗、結果ではなく、
競争する楽しさ、上手く行った時の嬉しい気持ち、
失敗した、負けた時の悔しい気持ち、
また、頑張ろうと思う気持ち、
1人はみんなのために、みんなは1人のために。
という思いを持って取り組めていたか?
を見守ってあげてほしいです。

もし、
子どもが何かスポーツをして健康的な生活を送ってほしい!と願うなら、幼児期のうちは結果、勝敗重視ではなく、上記に書いた様な気持ちを理解し認め、共感する事が大事だと考えます。

う~ん、
『晴らしきかな、幼児のリレー!!』

皆さんのお子さま達の健康で豊かなスポーツライフを願っております。

ではまた。