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はじめまして
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看護師の知識や経験を活かした内容
3人の子ども・かわいい妻の事
日常の気になった事
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などなど

いろんなことを綴っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

軽自動車の任意保険更新!物価高騰の波は保険料にも…

 

先日、妻の軽自動車の任意保険更新手続きを済ませました。毎年この時期になると「もう一年経ったのか」と時の流れの速さを感じます。

 

しかし、今年は少しばかり胸のモヤモヤが残りました。原因は、保険料の値上がりです。

「またか…」というのが正直な気持ち。電気代やガス代、食料品など、あらゆるものが値上がりするご時世ですから、覚悟はしていました。ですが、無事故無違反で一年間を過ごしたにもかかわらず、保険料が上がるというのはやはり悔しいものです。

 

今回はソニー損保での更新でしたが、保険料は約2,000円の値上がりとなりました。大きな金額ではないかもしれませんが、ちりも積もれば山となる。家計のやりくりを考えると、この小さな値上がりも無視できません。

 

保険会社も、物価高騰の影響で部品代や修理費用が上がっているため、保険料を値上げせざるを得ないのかもしれません。そう頭では理解しているつもりでも、やはり納得がいかない部分もあります。

 

我が家の軽自動車は、もっぱら近所の移動がメインです。子どもたちがまだ小さかった頃は、保育園等の送迎に大活躍してくれました。今はみんな小学生になり、朝の送りこそなくなりましたが、夕方には学童へのお迎えがあります。

 

帰宅ついでのお迎えなので、走行距離はそこまで変わりません。年間を通して長距離運転をすることはほとんどないため、車両保険には加入していません。

 

「もし、ぶつけてしまったら…」という不安が全くないわけではありません。ですが、中古で購入した車であること、そして何よりも保険料を少しでも抑えたいという思いから、車両保険はつけないという選択をしました。

 

もし将来、新車を購入する機会があれば、そのときは車両保険への加入を真剣に考えるかもしれません。新車となれば、修理費用も高額になりますし、何より傷一つつけたくないという気持ちが強くなるでしょう。

自動車保険は、万が一の事態に備えるための大切なもの。だからこそ、保険料の値上がりは切実な問題です。

 

今回の更新を機に、改めて家計全体を見直す良いきっかけになりました。日々の生活の中で、少しでも節約できるところはないか。そう考えるのも、今の時代を賢く生き抜くための知恵なのかもしれません。

自動車保険を見直すタイミングかも

 

今回の保険料値上がりをきっかけに、他の保険会社も検討してみようかなと考えています。

一括見積もりサービスなどを利用すれば、複数の保険会社の保険料を比較することができます。ソニー損保はダイレクト型(通販型)の保険会社として有名ですが、他にも同様の保険会社はたくさんあります。

 

もしかしたら、もっと安くて補償内容も充実した保険が見つかるかもしれません。

 

保険は一度加入すると、更新手続きを自動的に済ませてしまいがちです。しかし、数年に一度は、自分のライフスタイルや車の使用状況に合わせて、補償内容や保険料を見直すことが大切だと改めて感じました。

 

「保険は、入って終わりではない」

 

今回の更新を終えて、そんな当たり前のことを再認識しました。

みなさんは、自動車保険を定期的に見直していますか?ぜひ、この機会に一度考えてみることをおすすめします。

 

 

 

 

20年ぶりに再鑑賞!映画『28日後...』が今でも色褪せない傑作ホラーであるワケ

 

先日、ふとAmazon Prime Videoを眺めていて、懐かしいタイトルを発見しました。

 

それは、2003年公開の映画『28日後...』。もう20年以上も前の映画になるんですね。最後に観たのは、まだ実家で暮らしていた頃だったから、本当にそれくらいの月日が流れたのかと感慨深い気持ちになりました。

 

改めて観てみて、最初に驚いたのは、序盤のチンパンジーのシーンを全く覚えていなかったことです。

感染源がはっきりと描かれていたこと、そしてそれが意外にも身近なところから始まっていたことが分かり、改めてこの映画のリアリティに引き込まれました。この映画のテーマは感染源そのものではないため、記憶から抜け落ちていたのかもしれません。

 

 

この映画のあらすじを、ネタバレなしで少しご紹介します。

 

主人公のジムは、ある日、病院のベッドで目を覚まします。彼は交通事故に遭い、意識を失っていたのです。

 

しかし、目が覚めた彼を待っていたのは、人の気配が全くないロンドンでした。人っ子一人いない街をさまようジムは、やがて教会にたどり着きます。

そこで神父を見つけ、安堵するのも束の間、様子がおかしい神父に襲われ、命からがら逃げ出します。その逃走の先で、他の生存者たちと出会い、そこで初めて事態を把握することになるのです。

 

実は、彼が目を覚ます28日前に、未知のウイルスがロンドン中に蔓延し、多くの人々が凶暴な「感染者」へと変貌してしまったのでした。感染はまたたく間に広がり、文明は崩壊。生き残った人々は、絶望的な状況の中で生き延びる道を模索します。

 

この映画を観たことがある人なら誰もが覚えているでしょう。この映画の最大の特徴であり、何よりも恐ろしいのは、感染者が全力で走ってくることです。

それまでのゾンビ映画は、ゆっくりと歩くゾンビが定番でした。彼らは数で圧倒し、じわじわと恐怖を煽る存在だったのです。

 

しかし、『28日後...』に登場する感染者は、人間の持つ俊敏性をそのままに、強烈な怒りと凶暴性をむき出しにして襲いかかってきます。この「走るゾンビ」という発想が、この映画の最大の発明であり、後のゾンビ映画に多大な影響を与えたことは間違いありません。

 

突然の絶望、逃げ惑う人々、そして常に背後に迫る感染者たち。全編を通して感じられる極度の緊張感と緊迫感は、ホラー映画好きにはたまらない体験です。特に、人っ子一人いないロンドンの街をさまよう序盤のシーンは、希望のない世界の雰囲気を完璧に作り出しています。

 

今改めて観てみると、20年以上前の映画とは思えないほど、映像の美しさやストーリーの完成度の高さに驚かされます。CGに頼りすぎない生々しい恐怖と、人間ドラマがしっかりと描かれているため、単なるホラー映画にとどまらない傑作です。

 

アマプラで視聴できるので、ホラー映画が好きな方はもちろん、昔観たけど内容を忘れてしまったという方も、ぜひこの機会に再鑑賞することをおすすめします。

 

ちなみに、続編の『28週後...』もアマプラで観られます。さらに、続編の『28年後』が現在公開準備中とのこと!どんな物語になるのか今から楽しみですね。もし誰か一緒に観に行ってくれる方がいらっしゃれば、ぜひお声がけください!

 

 

 

 

 

尿素って一体何?名前はアレだけど、お肌の救世主だった!

 

「尿素」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?

 

名前が「尿」という文字を含んでいるため、「え、まさかあの…?」と少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

しかし、ご安心ください。

 

 

尿素は、名前のイメージとは異なり、私たちの体にもともと存在する、とても大切な成分です。

そして、その優れた働きから、今では多くの保湿クリームや化粧品に配合され、お肌の救世主として大活躍しています。

今日は、そんな尿素の正体と、お肌にもたらす嬉しい効果について、皆さんにもわかりやすくお話ししていきます。

 

尿素は「尿」とはちょっと違う、体の天然成分

 

まず、尿素と「尿」の関係について、誤解を解いていきましょう。

 

確かに、尿素は最終的に尿として体外に排出される成分です。

しかし、それは尿素が「尿そのもの」ということではありません。

 

私たちの体は、食事からタンパク質を摂取すると、それをアミノ酸に分解して利用します。

その過程で、アンモニアという有害な物質が生まれてしまうのですが、このアンモニアを無毒化するために肝臓で尿素に変換されます。

 

そして、この尿素は血液に乗って腎臓まで運ばれ、最終的に尿として体の外へ出ていくのです。

つまり、尿素はタンパク質が代謝される過程でできる、体にとって不要な老廃物の一種です。しかし、元をたどれば、私たちが生きる上で欠かせない生命活動の産物なのです。

 

 

「尿」という言葉に抵抗を感じていた方も、こう聞くと少し安心されたのではないでしょうか?

 

なぜ、尿素は皮膚の保湿剤に使われるの?

 

では、なぜ尿素が、皮膚の保湿剤として重宝されているのでしょうか?

それは、尿素が持つ3つの優れた働きに秘密があります。

 

1. 高い保湿力

 

尿素は、水分をしっかりと抱え込む性質を持っています。

角質層の水分を保持する天然の保湿因子(NMF)という成分の一つでもあり、お肌の潤いを守る上で欠かせない存在なのです。

乾燥したお肌に尿素クリームを塗ると、まるでスポンジが水を吸うように、お肌の水分を逃さずキープしてくれるため、しっとりとした状態が長持ちします。

 

2. 固くなった角質をやわらかくする効果

 

尿素には、皮膚の角質を溶かし、やわらかくする働きがあります。

かかとや肘、膝など、皮膚が厚く固くなりがちな部分に尿素配合のクリームを塗ると、ガサガサした角質が徐々にとれて、つるんとなめらかな肌に整えてくれます。

 

この効果は、ひび割れやあかぎれにも効果的で、つらい症状を和らげる手助けをしてくれます。

 

3. お肌のバリア機能をサポート

 

乾燥したお肌は、外部からの刺激に弱くなっています。

尿素は、お肌の水分量を高めることで、外部刺激からお肌を守る「バリア機能」をサポートする役割も担っています。

 

健やかなバリア機能が保たれることで、かゆみや炎症が起こりにくい、強いお肌へと導いてくれるのです。

 

尿素配合クリーム、使うときの注意点

 

良いことずくめのように思える尿素ですが、使う上でいくつか注意していただきたい点があります。

 

尿素には、固くなった角質を溶かす作用があるため、皮膚が敏感な方や、炎症が起きている部分に使うと、刺激を感じてしまうことがあります。

 

特に、顔などのデリケートな部分への使用は、注意が必要です。

また、尿素の濃度も様々で、一般的に薬局などで販売されている市販品は10%前後、皮膚科で処方されるものには20%程度のものもあります。

濃度が高いほど効果も強い分、刺激も感じやすくなるため、ご自身のお肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。

 

もし、使っていてかゆみや赤みが出た場合は、すぐに使用を中止して、医師や薬剤師に相談してください。

 

まとめ

 

「尿素」は、名前のイメージから少し誤解されがちですが、私たちの体にもともと存在する、お肌にとって非常に頼もしい味方です。

 

  • 高い保湿力で乾燥を防ぎ

  • 固くなった角質をやわらかくしてなめらかな肌に

  • バリア機能のサポートで健やかな肌を保つ

こうした優れた働きを持つ尿素は、今や多くのスキンケア製品に欠かせない存在となっています。

ガサガサのかかとやひび割れ、冬の乾燥にお悩みの方は、ぜひ一度、尿素配合のクリームを試してみてはいかがでしょうか。

ご自身の肌に合った製品を見つけて、つらい乾燥の季節を快適に乗り切ってくださいね。

 

 

 


 

夏の思い出づくり!家族で楽しむ「ラジオ体操・ウォーキング・ランニング講座」

 

先日、夏の思い出作りに家族5人で「ラジオ体操・ウォーキング・ランニング講座」に参加してきました!

 

早朝の集合だったので、開始場所の最寄りの駅まで、まだ眠い目をこすりながら5人でテクテクと歩いて向かいました。約30分ほど歩いたのですが、会場に着く頃には二女の水筒がすでに空っぽに!夏らしい暑さが感じられました。


 

正しいラジオ体操の奥深さ

 

会場に到着して受付を済ませると、係の方が温かい笑顔で「麦茶をどうぞ!」と声をかけてくれました。参加者への心遣いに、ホッと一息。冷たい麦茶をいただき、まずは喉の渇きを潤しました。

 

少し遅れての参加となりましたが、ちょうど始まったばかりのラジオ体操のレクチャーに参加。普段、何気なくやっているラジオ体操ですが、正しい動きを学ぶことでその奥深さを知りました。

 

一つひとつの動作を丁寧に行うと、意外とハードでいい運動になりますね!ちなみにラジオ体操の正式な名称は、**「国民保健体操」**というそうです。初めて知ったので、なんだか豆知識を得たようで嬉しくなりました。


 

ランニングで学ぶ「疲れない走り方」

 

ラジオ体操の後は、ウォーキングとランニングの講座に分かれます。我が家は僕と次女、長男がランニング講座へ、妻と長女はウォーキング講座に参加しました。

 

ランニング講座では、ただひたすら走るのではなく、「正しい姿勢」について重点的に教えていただきました。良い姿勢を意識することで、ランニングに必要な筋肉を効率的に使い、疲れにくく速く走れるようになるそうです。

 

小学一年生の長男と、二年生の二女には少し難しかったかもしれませんが、いつか「今日習ったことが役に立った!」と感じてくれる日が来たらいいなと思います。


 

家族で過ごす充実した時間

 

講座が終わり、汗を流した後は、再びみんなで歩いて帰宅です。行きと同じ道を歩きながら、イベントの感想を話し合いました。

 

「ランニングって難しいね!」

「私はウォーキングで汗をかくのが気持ちよかった!」

 

など、それぞれの体験を共有するのは、とても楽しい時間でした。

ただ、一つ問題が…。体力自慢の長男も、さすがに朝からのイベントで疲労困憊の様子。帰り道ではついに「抱っこ!」とおねだりされてしまいました。終盤は僕が長男をおんぶして歩き、家にたどり着いた時は、心地よい疲労感でいっぱいでした。

 

夏の暑さの中で、家族みんなで一緒に汗を流し、笑顔で過ごせた今回のイベント。とても充実した一日となり、最高の夏休みの思い出がまた一つ増えました!

 

来年もまた、家族で参加できるイベントを探して、たくさんの思い出を作りたいと思います。

 

 

 

あなたの体のサインを見逃さないで!血圧ってなんだろう?

 

健康診断でよく耳にする「血圧」。なんだか難しそう、自分には関係ない…なんて思っていませんか?

 

実は血圧は、私たちの体の状態を知るための大切なサイン。今回は、血圧が一体どんなものなのか、そしてその数値が示す意味について、素人の方にも分かりやすく解説していきます!

そもそも「血圧」って何?

 

血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が、血管の壁にかかる圧力のこと。

 

心臓がギュッと縮んで血液を送り出すときの圧力が「収縮期血圧(最高血圧)」、そして心臓が広がり、血液が心臓に戻ってくるときの圧力が「拡張期血圧(最低血圧)」と呼ばれます。

 

例えるなら、水道のホースを想像してみてください。ホースに水が流れるとき、ホースの壁にかかる水の圧力が血圧です。

 

心臓がポンプ、血管がホース、血液が水、といったイメージですね。この圧力が適切に保たれていることで、全身の細胞に酸素や栄養が届けられ、老廃物が回収されるという、私たちの生命維持に不可欠な働きが行われています。

 

ズバリ!血圧の「基準値」ってどれくらい?

 

「自分の血圧、良いの?悪いの?」と気になりますよね。日本高血圧学会が定めている一般的な基準値は以下の通りです。

  • 診察室血圧(病院で測る場合)

    • 正常血圧: 収縮期血圧 120mmHg未満 かつ 拡張期血圧 80mmHg未満

    • 正常高値血圧: 収縮期血圧 120~129mmHg かつ 拡張期血圧 80mmHg未満

    • 高血圧: 収縮期血圧 140mmHg以上 または 拡張期血圧 90mmHg以上

  • 家庭血圧(自宅で測る場合)

    • 正常血圧: 収縮期血圧 115mmHg未満 かつ 拡張期血圧 75mmHg未満

    • 高血圧: 収縮期血圧 135mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上

※「mmHg(ミリメートルエイチジー)」は血圧の単位です。

これらの数値はあくまで目安であり、年齢や体質、既往歴によっても変わることがあります。定期的に測定し、自分の血圧の傾向を知ることが大切です。

 

なぜ診察室と自宅で基準値が違うの?

 

「あれ?病院で測る時と家で測る時で、基準値が違うのはなんで?」と疑問に思うかもしれませんね。

 

これは、診察室で測るときの緊張が血圧を一時的に上げてしまう「白衣高血圧」という現象があるためです。

 

慣れない場所や医師を目の前にすると、誰でも少し緊張しますよね。そのため、自宅でリラックスした状態で測る血圧の方が、より普段の血圧に近いと考えられ、基準値が低く設定されています。


 

「血圧が高い」とどうなるの?気を付けること

 

血圧が高い状態が続くことを「高血圧」といいます。これは、血管に常に強い圧力がかかっている状態。

 

例えるなら、パンパンに水を詰め込んだホースをイメージしてください。ホースがいつ破れてもおかしくないですよね。

血管への負担が大きくなると、血管の壁が傷ついたり硬くなったりして、「動脈硬化」が進みやすくなります。動脈硬化は、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病などの重大な病気の原因となることがあるため、非常に危険です。

高血圧は自覚症状がないことがほとんどなので、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれます。だからこそ、定期的な健診や家庭での血圧測定が重要なんです。

 

高血圧と診断されたら…

医師の指示に従い、生活習慣の改善(減塩、適度な運動、禁煙、節酒など)に取り組むとともに、必要に応じて薬による治療も検討します。

 

私の体験談:血圧改善への道のり

 

実は私も以前、血圧が130台と高めだと指摘されたことがあります。

 

最初は「まさか自分が?」と驚きましたが、健康のため一念発起。減量筋肉強化に取り組み始めました。

適度な運動と食事の見直しを続けるうちに、体重が少しずつ減り、体脂肪も落ちていきました。

 

するとどうでしょう!数ヶ月後には血圧がなんと120台にまで下がっていたんです。もちろん、これで終わりではなく、この状態を維持するためにこれからも努力を続けていきます。

 

 

この経験から、生活習慣の改善が血圧にどれほど影響するかを実感しました。無理なく続けられる範囲で、少しずつでも良いので、食生活や運動習慣を見直してみることをおすすめします。


 

「血圧が低い」とどうなるの?気を付けること

 

一方で、血圧が低すぎる状態を「低血圧」といいます。一般的には、収縮期血圧が100mmHg未満の場合を指すことが多いです。血圧が低いと、全身に十分な血液が送られにくくなるため、以下のような症状が出ることがあります。

  • めまい、立ちくらみ

  • だるさ、倦怠感

  • 頭痛

  • 吐き気

  • 朝起きるのがつらい

特に、急に立ち上がったときにめまいがする「起立性低血圧」は、日常生活にも影響が出やすい症状です。

 

低血圧で気を付けること…

低血圧の多くは体質によるものですが、貧血や甲状腺の病気など、他の病気が原因になっていることもあります。気になる症状がある場合は、一度医療機関を受診しましょう。

日常生活では、急な体位変換を避けたり、水分をしっかり摂ったり、適度な運動で血行を良くすることが大切です。


 

まとめ:血圧はあなたの健康のバロメーター

 

血圧は、私たちの健康状態を映し出す鏡のようなものです。数値が高いからといってすぐに心配しすぎる必要はありませんが、自分の血圧を知り、その数値が示すサインに耳を傾けることが、健康で豊かな生活を送るための第一歩です。

 

 

定期的に血圧を測定し、気になることがあれば迷わず医師や薬剤師に相談してくださいね。今日からあなたも「血圧マスター」を目指して、自分の体と向き合ってみませんか?

 

 

透析とリンのお話:なぜリンが高いとPTHが暴走するの?

 

皆さん、こんにちは! 腎臓病や透析について、日々色々な情報を目にされているかと思います。「リン」や「PTH」といった言葉、よく聞くけれど、具体的にどんな関係があるんだろう? と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今回は、透析患者さんの体の中で何が起こっているのか、そしてリンとPTH(副甲状腺ホルモン)がどのように絡み合っているのかを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。


 

そもそも「リン」って何? なんで透析患者さんは高くなるの?

 

まず、私たちの体にとってリンはとても大切なミネラルの一つです。

 

骨や歯の主成分になったり、エネルギーの代謝に関わったり、細胞が正常に働くために欠かせません。

 

健康な腎臓は、体内の余分なリンを尿として体の外に出してくれます。ところが、腎臓の働きが悪くなると、このリンを排出する能力が低下してしまいます。 食事から摂ったリンが体の中に溜まってしまい、血液中のリンの濃度が高くなってしまうのです。これが「高リン血症」です。

 

高リン血症は、かゆみ、骨の痛み、血管の石灰化(血管が硬くなること)など、様々な問題を引き起こす可能性があります。特に血管の石灰化は、心臓病のリスクを高めるため、リンの管理はとても重要なんです。


 

リンが高いと「PTH」が暴走!?

 

さて、次に登場するのが「PTH(ピーティーエイチ)」と呼ばれる「副甲状腺ホルモン」です。

 

このホルモンは、首のあたりにある小さな副甲状腺という臓器から分泌されます。

 

PTHの主な仕事は、血液中のカルシウムの濃度を一定に保つこと。カルシウムが足りなくなると、PTHは次の3つの方法でカルシウムを増やそうとします。

  1. 骨からカルシウムを溶かし出す 骨はカルシウムの貯蔵庫です。PTHは骨を少し分解して、必要なカルシウムを血液中に供給します。

  2. 腎臓からカルシウムが捨てられるのを防ぐ 腎臓で、尿として排泄されるはずだったカルシウムをもう一度体内に吸収させます。

  3. 腸からのカルシウム吸収を助けるビタミンDを作るのを促す 腎臓で活性型ビタミンDが作られるのを助け、ビタミンDが腸からカルシウムを吸収しやすくします。


 

「リンも骨から溶出する」ってどういうこと?

 

ここで大切なポイントが一つ。PTHが骨からカルシウムを溶かし出すとき、実はリンも一緒に溶かし出してしまいます。 

 

骨はカルシウムとリンが結合した状態で存在しているため、骨を分解すると両方が血液中に出てくるのです。

慢性腎臓病になると、リンがうまく排泄されずに増え、さらに活性型ビタミンDが作られにくくなるため、血液中のカルシウムが不足しがちになります。体は「カルシウムが足りない!」と判断し、副甲状腺からPTHをどんどん出させます。

 

PTHが出すぎると、骨からカルシウムだけでなくリンも大量に溶かし出してしまうため、もともと高いリンがさらに高くなるという悪循環に陥ってしまうのです。これが「二次性副甲状腺機能亢進症」と呼ばれる状態です。

 

PTHが高い状態が長く続くと、骨がもろくなったり、血管の石灰化をさらに悪化させたりするため、このPTHを適切にコントロールすることが、リンと同じくらい重要になります。

 


 

PTHを下げる注射薬の役割

 

そこで登場するのが、皆さんが耳にするかもしれない「パーサビブ」や「ウパシタ」といったPTHを下げる注射薬です。これらの薬は、副甲状腺に直接働きかけて、PTHの分泌を強力に抑えることができます。

 

「あれ? リンが高いのが問題なのに、なんでPTHを下げる薬なの?」と思うかもしれませんね。

 

この注射薬は、直接リンを体外に出す作用はありません。 しかし、PTHを抑制することで、骨からの余分なリンの溶出を抑えることができます。つまり、PTHを下げることで、間接的にリンの値を安定させる手助けをしているのです。

 

もちろん、リンの管理の基本は「食事療法」と「リン吸着剤」の服用です。

 

食事でリンの摂りすぎに気をつけ、食後にリン吸着剤を飲むことで、食べ物から吸収されるリンを減らします。それでもリンやPTHのコントロールが難しい場合に、このような注射薬が使われることがあります。


 

まとめ

 

  • 健康な腎臓はリンを排出しますが、腎臓が悪くなるとリンが溜まり「高リン血症」になります。

  • リンが高いと、血液中のカルシウムが足りなくなり、それを補おうと「PTH(副甲状腺ホルモン)」が過剰に分泌されます。

  • 過剰なPTHは、骨からカルシウムと一緒にリンも溶かし出すため、さらにリンが高くなる悪循環に。

  • 「パーサビブ」や「ウパシタ」といった注射薬は、PTHの分泌を抑えることで、間接的に骨からのリンの溶出を減らし、リンの管理をサポートします。

透析患者さんにとって、リンとPTHの管理は、快適な透析生活を送る上で非常に大切です。疑問に思うことがあれば、遠慮なく医師や看護師、薬剤師に質問してみてくださいね。


 

夫婦喧嘩、すれ違いの果てにたどり着いた「ごめん」

 

先日来、私と妻の間には重苦しい空気が漂っていました。

 

アニメを見ながらケーキを食べる約束も、ランチの約束も、妻はことごとく忘れ、私はそのたびに裏切られたような気持ちになっていました。

連絡もなく夜遅くまで帰宅しなかった私の行動は、まさにその不満の爆発でした。

LINEも既読にならない日々が続き、「このまま改善しなくてもいい」とさえ諦めかけたほどです。


 

不機嫌の理由、ようやく言語化

 

正直なところ、自分から謝る気にはなれませんでした。

 

頭では「男が謝れば早く終わる」と分かっているものの、納得できない感情が邪魔をします。しかし、このままでは何も変わらない。そう思い直し、重い口を開いて、妻に不機嫌な理由を説明することにしました。

 

私が伝えたのは、約束を忘れられたことへの失望と、その結果として感じた怒りや悲しみ、そして連絡なく帰宅しなかったことへの経緯でした。

 

妻が約束を破ったと感じていたのは、私自身の「すっぽかされた」という受け止め方から来るもので、それは根深い不満となっていました。


 

「忘れてた、ごめん」たった一言が関係を動かす

 

私の説明を聞いた妻の返答は、拍子抜けするほどシンプルなものでした。

「それは忘れてた。ごめん」

 

妻は、私が不機嫌であることは感じ取っていたようですが、その根本的な原因が「約束を忘れていたこと」にあるとは、まったく思っていなかったというのです。私にとっては「わざと」すっぽかされたように感じていたことが、妻にとっては単なる「うっかり」だった。

 

この事実を知った瞬間、私の胸の中にあった蟠り(わだかまり)が、少しずつほどけていくのを感じました。

 

 

 


 

近い存在だからこそ起こる「あるある」

 

今回の件を通じて痛感したのは、「近い存在だからこそ、起こりやすいすれ違い」があるということでした。

家族という最も身近な関係では、言葉にしなくても伝わるだろう、相手もきっと分かっているだろう、という思い込みが生まれがちです。

 

私の場合、妻が約束を忘れているとは夢にも思わず、「蔑ろにされている」「軽視されている」と感じていました。一方、妻は、私が抱く不満の具体的な原因を理解していなかった。お互いがお互いの内側で完結してしまい、肝心な**「認識の共有」**ができていなかったのです。


 

謝罪から始まる関係の再構築

 

妻からの素直な「ごめん」という謝罪は、私にとって非常に大きな意味を持ちました。それは単に「許し」を求めているだけでなく、私の気持ちを理解しようと努めてくれた証拠のように感じられたからです。

 

今回の出来事は、私たち夫婦にとって、**「言葉にして伝えることの重要性」**を改めて認識する機会となりました。どんなに親しい関係であっても、相手の心の中を完全に理解することはできません。些細なことでも、疑問や不満、そして期待は、臆さずに伝え合うこと。そして、相手の言葉に耳を傾けること。

 

これは、夫婦関係だけでなく、あらゆる人間関係において共通する課題かもしれません。今回の喧嘩が、私たち夫婦の信頼関係をより強固なものにするきっかけとなることを願っています。


 

 

138回目の献血と、献血で知る「Hb」の大切さ

 

先日、138回目の献血に行ってきました!

回数を重ねるごとに、献血が僕自身の体と向き合う貴重な機会だと実感しています。

 

今回は、献血結果でいつも気になっている「Hb(ヘモグロビン)」について深掘りしてみたので、皆さんと共有したいと思います。

 

Hb(ヘモグロビン)ってなんだ?

 

僕たちの血液の中には、赤血球という細胞があります。

 

この赤血球に含まれるのが「ヘモグロビン」。

 

ヘモグロビンは、酸素を全身の細胞に運ぶという、生きていく上で欠かせない重要な役割を担っています。例えるなら、体中の細胞へ酸素を届ける宅配便のような存在ですね。

 

Hbの基準値と貧血のサイン

 

献血の際にも測定されるHbの基準値は、

 

一般的に男性で13.0~16.6g/dL、女性で11.4~14.6g/dL

 

とされています。この値が低いと「貧血」と診断されることがあります。

 

貧血と聞くと、立ちくらみや息切れ、顔色が悪いといった症状を思い浮かべる方も多いかもしれません。

 

しかし、僕個人の経験としては、Hbが一桁台にまで下がった時でも、自覚症状がほとんど出ないことがありました。

体のだるさは感じていましたが、「疲れているのかな?」くらいにしか思っていなかったんです。採血をして初めて「貧血気味ですね」と言われて驚いたのを覚えています。

献血の採血で「Hbが低いので今回は献血できません」と言われて初めて自分の貧血に気づく、という方も少なくないのではないでしょうか。

 

これはつまり、貧血は自覚症状が出にくい、あるいは出たとしてもかなり進行している可能性があるということ。知らないうちに体のSOSを見過ごしてしまうこともあるのだと痛感します。

 

僕のHbは?

 

ちなみに、直近3回の僕のHb値は、

 

138回目は14.4、

137回目は13.4、

136回目は13.8でした。

 

献血に行くたびに自分のHb値を知ることができるのは、本当にありがたいことだと感じています。定期的に自分の体の状態を数値で把握できるのは、健康管理の上で非常に役立ちますよね。

 

献血は健康のバロメーター

 

献血は、誰かの命を救うための行動であると同時に、自分自身の健康状態を知る貴重な機会でもあります。採血結果でHb値だけでなく、血圧やコレステロール値など、様々な項目がわかるのも献血の大きな魅力です。

 

僕のように自覚症状が出にくい体質の人にとっては、定期的な献血が早期に体の異変に気づくきっかけになることもあります。

 

まさに「献血は命のリレー、そして自分の健康のバロメーター」だと感じています。

これからも、献血を通して誰かの役に立ちながら、自身の健康にも気を配っていきたいと思います。皆さんも、この機会に献血を検討してみてはいかがでしょうか?

 

 


 

無限の住人:その命、使い切る覚悟はあるか? Amazonプライムで観る、血と宿命の美学

 

Amazonプライムビデオで、僕はとんでもない作品に出会ってしまいました。それは、美しさと残酷さが同居し、観る者の心に深く突き刺さる実写映画「無限の住人」です。木村拓哉さん主演、三池崇史監督が手がけたこの作品は、その斬新な描写と唯一無二の世界観で、観る者に忘れられない体験をもたらすでしょう。

 

終わりのない命、終わりのない戦い

 

物語の主人公は、不死身の体を持つ男、万次(木村拓哉さん)。

 

彼はかつて、妹を殺された因縁から百人斬りの異名を持つまでになった浪人でした。しかし、謎の老婆によって「血仙蟲(けっせんちゅう)」という秘薬を埋め込まれたことで、どんな傷も再生する不死の肉体を手に入れます。それは、彼にとって永遠に続く苦痛であり、贖罪の日々でもありました。

 

そんな彼の前に現れるのが、両親を殺され、仇討ちを誓う少女、浅野凜(杉咲花さん)。彼女は、不死身の万次に用心棒を依頼し、共に仇敵である剣客集団「逸刀流(いっとうりゅう)」との熾烈な戦いに身を投じていきます。

 

「無限の住人」のストーリーは、シンプルながらも重厚です。万次と凜の復讐の旅が主軸となり、次々と現れる個性豊かな敵たちとの激しい死闘が繰り広げられます。しかし、単なる勧善懲悪では終わらないのがこの作品の奥深さ。それぞれのキャラクターが抱える過去、信念、そして命への執着が複雑に絡み合い、観る者に様々な問いを投げかけます。

 

賛否両論を巻き起こす、三池ワールド全開のグロテスク美学

 

この映画を語る上で避けて通れないのが、三池崇史監督ならではのグロテスクな表現です。正直な感想として、僕は鮮血が飛び散り、四肢が切断される描写が容赦なく描かれているのが気になりました。

 

「またか」と感じるほどに繰り返される壮絶な戦闘シーンは、観る人を選ぶかもしれません。しかし、これは単なる暴力描写ではありません。不死身である万次の「痛み」や、命を懸けて戦う者たちの「覚悟」を視覚的に表現するための、三池監督の美学と言えるでしょう。

 

特に、万次が何度も再生する姿は、不死が必ずしも「最強」ではないという、ある種の皮肉にも満ちています。僕は主人公が意外に弱いと感じたのですが、まさにその通り。

 

不死身であるからこそ、彼は致命傷を負いながらも戦い続けなければならない。その姿は、ある意味で人間的な脆さを際立たせ、観る者に独特の感情を抱かせます。ストーリーも単調で「またか」と感じたのは、彼の終わりのない苦闘を表現しているのかもしれませんね。

 

そして、心を奪われる殺陣の美しさとキムタクの魅力

 

しかし、この作品の真骨頂は、何と言っても圧倒的な殺陣(たて)の迫力にあります。僕はこの殺陣のシーンに一番見どころがあると感じました。

 

数多の敵が入り乱れ、それぞれが独自の武器と剣術でぶつかり合うシーンは、息をのむほどにダイナミックで美しいです。

スローモーションを多用しながらも、一瞬の間に何本もの刀が交錯する様は、まさに圧巻。日本映画における殺陣の表現に、新たな地平を切り開いたと言っても過言ではありません。

 

そして、主演の木村拓哉さん。

僕は「いい意味でキムタクでやはりかっこよかった」と感じたのですが、彼はこの万次という複雑なキャラクターを見事に演じきっています。

 

不死身ゆえの孤独、凜に対する父性のような優しさ、そして何よりも、圧倒的な存在感でスクリーンを支配します。彼の殺陣は流れるようにしなやかでありながら、一つ一つの動きに重みがあり、観る者を惹きつけずにはいられません。これまでとは一線を画す、血と泥にまみれた木村拓哉さんの新たな一面は、ファンならずとも必見です。

 

アマゾンプライムで、この宿命を体験せよ

 

「無限の住人」は、確かにグロテスクな描写や物語の重さで賛否が分かれる作品かもしれません。しかし、その圧倒的な殺陣、役者陣の熱演、そして三池監督ならではの世界観は、一度観たら忘れられない強烈なインパクトを残します。不死の苦痛と宿命、そして命の尊厳について深く考えさせられる本作は、決して軽い気持ちで観る映画ではありません。

 

しかし、だからこそ、その衝撃と感動は計り知れないものがあります。僕が感じた「単調さ」の中に、もしかしたら万次の終わりのない苦しみ、そしてその中に垣間見える人間性を見出すことができるかもしれません。

 

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その愛は、獣と化すか?~ドラマ「君が獣になる前に」を観て、募る疑問と深い余韻~

 

先日、Amazon Prime Videoで配信されているドラマ**「君が獣になる前に」**を一気見しました。正直な感想は「面白かった、けど…」という、期待とモヤモヤが同居する複雑なものでした。今回は、この心揺さぶられる作品の魅力と、私が観ていて特に感じた疑問点を交えながら、まだ観ていない方へ向けてご紹介したいと思います。


 

「君が獣になる前に」ってどんな話?

 

このドラマは、ある恐ろしい事件から幕を開けます。

 

主人公は、静かに死と向き合う仕事に就く葬儀屋の神崎一(かんざきはじめ)

 

そしてヒロインは、彼の幼なじみであり、多くの人々を魅了する人気芸能人・希堂琴音(きどうことね)です。

 

物語は、2025年10月31日の渋谷ハロウィーンで発生した、日本中を震撼させる大規模な毒ガステロ事件を中心に展開します。

 

この事件によって、愛する琴音を失った神崎は深い絶望に打ちひしがれます。しかし、彼はある日、突如としてタイムリープ能力に目覚めるんです。神崎は、テロによって命を落とした琴音を救うため、そして彼女がなぜ事件に関わったのか、その真実を突き止めるために、過去と現在を行き来しながら奔走します。

 

彼は、琴音が**「獣」**になってしまった原因を探り、その運命を変えようと必死にあがくんです。


 

タイムリープが織りなす「if」の世界

 

このドラマの最大の魅力は、やはりタイムリープを繰り返しながら、未来を変えようと奮闘する神崎の姿でしょう。

過去に戻って琴音との関係や事件のピースを探り、未来を変えようと試みるたびに、新たな事実が判明したり、予想もしない展開になったりするんです。

 

まさに「もしあの時、違う行動をしていたら?」という「if」の世界が展開され、観ているこちらも神崎と一緒に、彼の迷いや苦悩を追体験できます。タイムリープのたびに少しずつ状況が変わり、謎が深まっていく展開は、まさに中毒性がありました。


 

引き込まれる登場人物たちの「闇」

 

琴音がなぜ毒ガステロという凶行に走ったのか、その真相を探る過程で、神崎は彼女の知られざる過去や、周囲の人々の思惑に触れていきます。

 

登場人物たちは皆、心に何かしらの**「闇」**を抱えていて、その複雑な人間関係が物語に深みを与えています。

特に、琴音を演じる北乃きいさんの演技は圧巻でした。彼女が見せる純粋さの裏に潜む狂気や葛藤は、本当に引き込まれます。

 

琴音というキャラクターが、なぜ「獣」と呼ばれる存在になってしまったのか。その背景が丁寧に描かれていくことで、観る側の感情を強く揺さぶられます。


 

私が感じた「モヤモヤ」と、それでも観る価値

 

しかし、正直なところ、いくつか疑問点も残りました。

 

特に私が最後まで納得できなかったのは、なぜ琴音が毒ガステロという形で、あそこまで大勢の人々を巻き込む必要があったのかという点です。

 

もちろん、彼女が抱える壮絶な過去や、それに起因する目的は理解できる部分もありましたし、そうせざるを得なかった彼女なりの理由も描かれていました。

 

それでも、多くの無関係な人々を犠牲にするという手段を選んだ理由に、私は最後まで十分な納得感を得られませんでした。「もっと別の方法はなかったのか?」と、何度も頭をよぎりましたね。

また、タイムリープを繰り返した結果、最終的に「神崎にとってどうなれば最良の結末だったのか」という、物語の着地点が少し曖昧に感じられたのも事実です。

 

結局、神崎は何を成し遂げたかったのか、そしてその目的は果たされたのかが、もう少し明確に提示されていれば、よりスッキリと物語を終えられたのに、と感じました。


 

あなたなら、未来を変えられる?

 

それでも、「君が獣になる前に」は、観る人を引き込む力を持った作品です。ハラハラする展開、謎が謎を呼ぶストーリー、そして登場人物たちの心理描写は、十分に楽しめます。

 

「なぜ?」という疑問が残るからこそ、観終わった後もあれこれと考察したくなる、そんな魅力があるのかもしれません。

 

もしあなたが、予測不能な展開のサスペンスが好きなら、そして、登場人物たちの葛藤に深く入り込みたいと思うなら、ぜひ一度観てみてください。この物語の「獣」は何だったのか、そしてあなたなら、その未来をどう変えますか?


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