きさらぎ駅 | umetarouのブログ

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【ゾクッ】都市伝説『きさらぎ駅』は子育て世代に響く? 家族の「帰る場所」を問うホラー映画の魅力

 

皆さん、こんにちは!週末の夜にこっそりホラー映画を見がちな僕です。

 

今回ご紹介するのは、ネットで最も有名な都市伝説の一つを実写化した映画『きさらぎ駅』(2022年公開)です。

ホラー映画って聞くと尻込みしちゃいますよね。でも、この作品、ただ怖いだけじゃないんです。**「帰る場所」や「家族の絆」**といったテーマが隠されています。

今回は、ネタバレなしで、親しみやすく、かつちょっと専門的な視点も交えながら、この映画の魅力をお伝えしますね!


 

きさらぎ駅の基礎知識:誰もが持つ「異世界への誘惑」

 

まず「きさらぎ駅」って何?という方のために。

 

これは、2004年にネット掲示板に投稿された**「実在しないはずの駅に迷い込んだ」**という体験談が元になった、超有名な都市伝説です。

映画は、この体験を大学の卒業論文のテーマに選んだ主人公・**常磐松純子(恒松祐里さん)**の視点で物語が進みます。

純子は、体験者とされる女性「はすみ」に会い、話を聞き出すうちに、自分もその呪われた世界へ引き込まれていくことに……。

 

<認知心理学の視点>

 

なぜ「きさらぎ駅」がこれほど広まったのでしょう?それは、「ありえない場所への興味」、つまり**「認知的不協和」を解消したいという人間の心理があるからです。忙しい毎日の中で、「もしも」違う世界に行けたら……という、私たち誰もが抱く「日常からの逃避願望」**を、この物語は絶妙にくすぐってくるんです。

 

ホラー映画なのに「脱出ゲーム」の緊張感

 

この映画は、終盤になるにつれて、ただ追いかけられるだけのホラーではなく、まるで**「脱出ゲームホラーゲーム実況」**のような要素が強くなります。

 

主人公たちが遭遇する怪異は、理不尽で不気味ですが、彼らはその怪異の**「ルール」や「出現パターン」**を観察し、命がけで攻略法を探ります。

  • 「ヒント」はどこに?: 異常な現象の中に隠された、現実世界へ戻るための**「鍵」「手順」**を見つけ出さなければなりません。

  • 知恵と体力の限界: 限られた体力と、次々と現れる脅威の中で、どう判断し、誰を信じるのか?

子育て中に「効率よく家事をこなしたい」「一日のタスクをどう乗り切る?」と日々考える私たちにとって、この**「謎解き」と「サバイバル」**の要素は、妙にのめり込んでしまう魅力があります。

 

子育て世代に響く「帰る場所」と「犠牲」の問い

 

この映画の隠れたテーマは、**「帰るべき場所」**です。

 

主人公の純子が、なぜきさらぎ駅の謎にこだわるのか?それは、**「帰れなくなった人」**の存在が背景にあるからです。

 

異世界に迷い込み、何年も歳月が経ってしまった女子高生・明日香や、異世界で狂気に囚われてしまう人々。

 

 

彼らが本当に失ったものは何でしょうか?

 

 

それは、**「愛する家族のいる日常」であり、「待ってくれる人がいる場所」**です。

 

子育て世代にとって「帰る場所」とは、単なる家ではなく、「自分がいていい場所」「家族がいる安心できる場所」を意味します。この映画は、その当たり前の日常が崩壊する恐怖を描くことで、「今ある幸せ」の尊さを逆説的に教えてくれるんです。

 

見逃せない「人間に潜む怖さ」の描写

 

きさらぎ駅の恐怖は、怪異だけではありません。異世界に閉じ込められた人々の間で起こる**「エゴ」と「裏切り」**の描写もこの映画のポイントです。

 

極限状態に置かれた人間は、自分が助かるためなら、平気で他人を犠牲にしてしまう。

 

親としての視点

 

これは、子どもを守りたい一心で、ときに他者と対立してしまう親のエゴにも通じるかもしれません。

「誰かを犠牲にして自分だけが助かる」という選択肢が、この異世界では常に付きまといます。本当に怖いのは、怪異よりも追い詰められた人間の心だ、と感じさせる、ゾッとする展開が待っています。

 

まとめ:非日常を通して日常の尊さを再確認

 

映画『きさらぎ駅』は、日本の都市伝説をベースにしながらも、人間の本質日常の尊さを問いかける、見応えのある作品です。

 

ホラーが苦手でも、**「ゲーム的要素現代の不気味さ」**が絶妙にブレンドされているので、ハラハラドキドキしながら、最後まで一気に楽しめます。

 

もしよかったら、週末に家族や友人と一緒に、この「終わらない終着駅」の謎に挑んでみてください。そして、観終わった後に、**あなたの「帰る場所」**について、もう一度考えてみるのも素敵かもしれませんね。