政治 連立 | umetarouのブログ

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第4回【まとめ・意見】日本の政治はどこへ向かう?政権安定化への道のりと私たちの視点

 

こんにちは!

 

全4回でお送りしてきた日本のリーダーシップと政局解説シリーズも、今回が最終回です。

第1回で内閣総理大臣の役割を、

 

第2回で「総・総分離」の弊害を、

 

そして前回第3回では、少数与党や連立政権の不安定さが、

 

私たちの生活や株価に直結する話をしました。

 

ここまで読んでくださった皆さんは、もう「総理大臣と総裁の違いって何?」なんて聞かれても、完璧に説明できますよね!

 

最終回となる今回は、これまでの内容をギュッとまとめて、今まさに動き出した日本の政治が、これからどこへ向かおうとしているのか、そして私たちがどういう視点を持つべきなのか、僕自身の意見も交えながらお話ししたいと思います!


 

第1部:これまでの総括—「政権の安定」こそが鍵

 

まず、これまでの3回で一貫して見えてきたのは、**「政権の安定こそが、私たちの生活を良くする政策を実現するための絶対条件である」**ということです。

日本の政治は、次の3つの要素がガッチリ噛み合って初めて安定します。

  1. 最大与党のトップ(総裁)と首相が一致していること(→総・総分離の回避)

  2. 国会(特に衆議院)で過半数を確保していること(→少数与党の回避)

  3. 内閣のメンバー(大臣)が首相の方針に協力的なこと(→強力な内閣人事)

このうちどれか一つでも崩れると、政権運営が不安定になり、「法案連立」という消耗戦に陥ったり、市場から信頼を失って株価が下落したりするリスクが高まります。


 

第2部:高市新体制が直面する二つの「安定化」課題

 

今、新しく誕生しようとしている政権は、まさにこの「安定」という課題に直面しています。

課題1:党内基盤の安定

 

自民党総裁選での勝利は得ましたが、党内にはまだ様々な意見や派閥が存在します。首相として強力なリーダーシップを発揮するには、総裁としての権威を確立し、党内の議員たちが一丸となって政策を支持する体制を築く必要があります。

 

課題2:国会基盤の安定(連立の行方)

 

最も重要で、前回株価にも影響を与えたのがこれです。国会で安定多数を確保するため、どの政党と連立を組むのか、あるいは連立を組まずに少数与党として戦うのか、という判断です。

 

もし安定多数を確保できなければ、法案を通すたびに大きな修正や妥協を強いられ、「積極財政」のような強力な政策も骨抜きにされかねません。


 

第3部:連立交渉のリアル—大臣ポストを分ける思惑

 

ここで改めて、連立交渉のリアルについて僕の意見を少し。

 

連立を組む際、単に「数を合わせる」だけでなく、「大臣ポストを分ける」という行為には、お互いの思惑が強く絡みます。

連立相手の政党は、大臣ポストを得ることで、自分たちの党の政策を国の行政で実行する権利を得ます。例えば、特定の社会保障政策や、地域活性化策などを大臣として強力に推進できます。

 

首相側は、**政策の一部を譲る代わりに、国会の安定という「見返り」を得るわけです。政治とは、理想論だけでなく、この「力のバランスと妥協」**で動いているのが現実だと感じます。このバランスが崩れた時が、連立解消のサインです。


 

第4部:政治の混乱は、私たちの「時間」を奪う

 

僕が特に不安を感じるのは、政局の混乱が長期化することで、本来割くべきだった行政の「時間」と「エネルギー」が奪われてしまうことです。

 

例えば、新しい内閣が発足してもすぐに解散総選挙の可能性が浮上したり、重要な法案が野党との交渉で何ヶ月もストップしたりすると、本来その間に進めるべきだった、待機児童対策や少子化対策、デジタル化の推進などが遅れます。

 

「決められない政治」のコストは、税金の無駄遣いという側面だけでなく、社会が進歩するスピードを遅らせ、私たち子育て世代が直面する問題を先送りにしてしまうという点で、非常に深刻だと考えます。


 

第5部:私たちにできること—「他人事」にしない視点

 

では、私たちはこの激動の政局に対して、どう向き合えばいいのでしょうか。

 

 

それは、**「政治を他人事として見ない視点を持つこと」**です。

 

 

ニュースで「政局が混乱している」「株価が下がった」と聞いたら、「なぜ?」と一歩踏み込んで考えてみましょう。それは「少数与党だから?」「連立が不安定だから?」と、この連載で学んだ知識を当てはめてみるのです。

 

そして、**「この政治の混乱は、子どもの未来にどんな影響があるか?」**という視点を持つことです。

 

総裁選や連立のニュースは、私たちの子どもの教育、医療、そして未来の生活費に直接関わっています。政治家を選ぶ際も、「公約は素敵だけど、この人は本当に安定してそれを実現できる力を持っているだろうか?」という視点で、ぜひチェックしてみてください。

 

政治は難しいけれど、知れば知るほど、自分の人生の選択肢を守る武器になります。この連載が、皆さんの政治への関心を深める一助となれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!