この建売住宅に引っ越すとき、ぼし子はある家具を泣く泣く処分しました
その家具とは、母が生前使っていた遺品のタンスです
母はぼし子が4歳の時に病気で亡くなり、その後、母のタンスはぼし子が使うようになりました
高さ150㎝ほどの昔ながらの大容量なタンスです
とても気に入っていたので、実家を出て1人暮らしをする際にそのタンスも一緒に持って行きました
その後、転勤や結婚により何回か引っ越しましたが、タンスは決して手放しませんでした
しかし、今住んでいる建売住宅へ引っ越すときは違いました
そう、タンスを手放すことにしたのです
理由は、新居にはどうにもこうにも置き場所がなかったから
建売住宅の1階には4.5畳の和室があります
寝室としても使う予定だったのですが、もしタンスを置いたら布団が敷けなくなってしまいます
リビングにタンスを置くなんて絶対にイヤだし、2階に置くと家事動線が悪くなってしまいます
あれこれ考え抜いた末、置き場所はないと言う結論に至りました
遺品でもあるタンスを手放すことになり、最初は本当に悲しかったです
しかし、いざ手放してみると、なんだかホッとしたような、スッキリしたような気持ちになりました
実は、少し前から防災について真剣に考えるようになり、背の高い家具は危険だと感じていたのです
家具の転倒を防止するための器具はいろいろとありますが、やはり一番いいのは背の高い家具を持たないこと
なので、家の中でダントツで背が高かったこのタンスを手放したことにより、地震による転倒を心配する必要がなくなりました
ある意味、私たち家族が安全に暮らしていくためには必要な決断だったのです
きっと、天国の母もタンスを残すことよりも私たち家族が日々を安全に暮らすことを望むでしょう
さて、タンスを手放した代わりに新たに背の低いタンスを購入しました
それがこちらです
タンスと言うよりも衣装ケースですけどね
ちなみに無印良品のポリプロピレンケースです
タンスと違って引出しを開けなくても中が見えるのが気に入っています
タンスを手放すことができて、本当に良かったです!
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