私は子供の頃、神社のお祭りが苦手でした。

神社の鳥居をくぐると参道の両側に金魚すくいやら綿菓子やさんやら焼きとうもろこしやさんやら子供心にウキウキするものがたくさんあるのに、うちの父は買ってくれない。

ただぶらぶら歩くだけ。つまらん。「買って!」って言えない雰囲気を醸し出してる父。

何しに来たんじゃと思って膨れっ面してると、急に人混みのザワザワ音が遠くなる。無音。

周りに白い靄がかかったみたいになる。現実感が無い。異世界?なんか怖い。

それでもフラフラ歩いているうちに、人混みがパラパラになってくると意識が戻って来てホッとする。人に酔うって言うのかなぁって思ってました。

だから、人が大勢いる所に行くのが苦手でしたね。

最近知ったの。それ離人症って言うんですって。

強いストレスにさらされると防御本能で出てくるらしい。

大人になって離人症はほぼ出てこなくなったけど、大会に行くとちょっとその傾向が出ていつも憂鬱だった。

主人が亡くなると片道4時間半の道を自分で運転しなきゃならなくなった。高速運転できないんだもん。やっとこさ大会ホールに着くとアリみたいに兄弟姉妹が歩き回ってる。

それを見てるだけで気持ち悪くなってくる。

大会始まると、睡魔が襲ってくる。

睡魔と戦う為に、ノートを必死で書いてペンを動かす。

隣の姉妹に「あんたすごいさ〜」って言われた。鬼気迫るもんがあったんだろね。

でもさ、大会で覚えてんのは寄付の請求と毎回の高等教育の危険についてのみ。

この不景気な世の中で高等教育の否定するって、信者の生活なんも考慮されてないなぁっていつも感じてた。

新しい霊的な光はまし加えられるどころか、薄ぼんやりしちゃってね〜原型も留めてないくらいじゃ!

大会最終日はみんなが感謝の拍手いつまでもしてたけど、私は早めに切り上げて脱兎のごとく帰路についてました。なんせ4時間半運転せにゃいかんからね。

あ〜疲れた。

帰ると体中筋肉痛よ。

大会なんか思い出したくもないわ。

徒労だったよね〜