そろそろヤリタナゴが上がってきているのではと思って、ちんまり十字路へ行ってみた。
五尺のウキ仕掛けに自家製黄身練りで始めた。まずは実績スポットへ入れてみる。
すると、まずはタモロコが来た。
次に、同じスポットからモツゴが来た。
モツゴ。婚姻色はまだ薄めだった。
スポットを十字路の真ん中に替えてみると、はっきりしたアタリで釣れてきたのは、スゴモロコだった。
スポットを水路側に戻し、奥の方の底を探ると、今度はイトモロコが釣れた。
さらに奥の底では、エサ取りのようなアタリが何度もあり、犯人はやっぱりこれ、ギルだった。
ブルーギル。これで五目達成。
この後もヤリを求めて釣り続けたが、結局釣れず、また、どこにもヒラ打ちは見られなかったので、まだ上がって来てはいないようだった。
そんな中、開始から2時間半になろうとしていた時に、十字路の中央付近に入れていた仕掛けの目印が横にスーっと流れた。
アワセると強い引き!またギルかなと思って上げてみるとフナ類で、これで六目達成なので納竿しようと思った。
ところが、撮影しようと手に取ると、鰓蓋のところに突起の感触が!
ひょっとしてと思ってよく調べたら、胸びれにもあり、追星だと確信。ということは、オオキンブナのオスだ!
公式には人生二尾目となったオオキンブナ、オス。背びれ分岐軟条数は15。撮影後リリースした。
鰓蓋の上のそばかす状に見えるたくさんの点が追星。眼の下にも少しある。追星がこのように写ることがわかったので、過去のフナ類の写真をもう一度見直してみよう。
胸びれの前(写真で言えば上)縁の根元側にも追星が並んでいた。
予定を変更してこの後も少し釣り続けたが、ギルが来ただけでフナ類は続かなかった。
オオキンブナのオスに追星が出るのはもっと先だと思っていたので、答え合わせは4月に入ってから始めるつもりだったが、思わぬ前倒しになった。
リリース直前の約2時間半の、ギルとオオキンブナを除く釣果。スゴモロコが一番多かった。
後はヌマムツでも釣れれば晴れて七目達成となったのだが、それを補って余りあるほどの大金星、いや、オオキンブナだった(笑)。