佐賀平野のクリークのヘラのポイント開拓はだいぶ進んだので、福岡側に探索範囲を広げることにした。

 

五年前にたなご場を探し歩いていた際に、ニッポン系バラタナゴを数尾釣ったスポットがあったので、バラタナゴがいるほどの環境ならヘラもいるはずと考え、昨日、そのクリークの一角を久しぶりに再訪した。

 

そのスポットは変わっていないようだったが、ヘラを釣ろうと思っていた西側の部分を見ると、どの魚の釣りも成立しそうにないほどに浅かった。

 

そこで、近くの、風裏になる場所に適当に入ってみた。後ろの土手と伸び揃った麦の穂が、この日の午後に激しく吹きまくっていた北風を遮ってくれていた。

 

九尺竿で始めた。エサやタナは前回と同じで、水深は1.7メートルほどだった。

 

すると、適当に入ったスポットにもかかわらず、三投目でさわりが出た。そして釣り続けるうちに泡付けが出るほどヘラが集まり、午後の3時間で14尾もヘラが釣れ、そのうち一荷がなんと2回も来るほどの釣果に恵まれた。

 

一荷1回目。下のヘラはやたらと顎が張っていた。

七尾目、今日一の尺ベラ

やたらと頭の大きな一枚

一荷2回目。こんな経験は初めてだ。ココハツリボリデスカ?

ラスト14尾目のヘラ

 

このようにヘラが十分賑やかしてくれたので、この日の外道はもはや賑やかしではなかったが、コイ三尾とギンブナ二尾のみで細長系は来なかった。

 

コイ

 

ギンブナ

 

適当に入った場所で一荷が2回も来るなんて、噂に違わず筑後平野のクリークも「ヘラの宝庫」だった。