先週の金曜日にヘラがいることを確認したスポットのあるクリークの、東を走るクリークへ行ってみた。

 

オセロのように、先週のスポットと知られているスポットとの間のスポットをひっくり返せるかを確認するのが目的だった。

 

へらぶな釣り用品が豊富で店舗の1/3を占めているフィッシングナカムラで中硬調子の九尺の振り出しヘラ竿を手に入れたので、それを使ってみることにした。

 

エサやタナは先週と同じで、水深はちょっと深くて1.2メートルだった。

 

始めた頃にはすでにポツポツと雨が落ちていたが、予報は曇りのち晴だったので、そのうち上がるだろうと思って続けた。

 

最初は全く魚の気配がなかったが、30分ほどエサ打ちを繰り返していると、ウキが動き出した。

 

そしてさわりの後に「ツン」と一目盛入った。

 

アワセると確かな手応え。中硬調子なので魚は自由に動き回っている。

 

浮いてきた。魚体は青味がかって見え、頭が上から見るとまるでコクレンのように大きかった。

 

タモに収まったのは、今回のクリークシリーズの中で一番ヘラらしいヘラだった。

 

サイズは泣き尺だった

 

その後、アタリが多くなり、一尾さらに掛けたが直後に走り出し、軟らかい竿では止められずハリスを切られた。コイだろう。

 

その頃から雨脚が強くなり、ヒバリの泣き声は上から聞こえてくるものの、どこを向いても雲が黒かった。上がりそうにない。

 

ヘラ釣りは道具立てが多く片付けるのも時間がかかるので、どの道間に合わないと思って続けているうちに濡れねずみになってしまった。ごくたまに前を通る車から見たらアホ以外の何者でもなかっただろう。

 

だが竿がカーボン製のため落雷が気になり出したので、開始から1時間強で納竿した。

 

ずぶ濡れにはなったが、いいスポットを見つけられたのでよかった。

 

オセロはひっくり返った。