今日は筑後川中流の平瀬でニゴイを狙う予定だったが、午前中に仕事が入ったので、予定を変更して午後から筑後川水系へ行ってみた。

この水系では去年ムギツクを釣った際にニゴイの姿を確認していたので、実は今年の来日早々にアタックしたのだが、その時は姿が見えず、またボイリー (スウィートハリバット味) を使ったせいか、釣れなかった。

そこで今回は異なるポイントを探索してみた。

一箇所目は上から見てもオイカワらしき姿しか見られず、釣らずにさらに下流へ移動。

その二箇所目では上から見下ろすと、少し大きめの魚の群が見えた。だがよく見るとフナだった。だめかなと思いつつ上流側を覗くと、何やら 40 センチ台の大きな魚が数尾。おっと思ったが、それはバスだった。

やはりだめかと思った次の瞬間、岸辺の浅場に胸ビレがオレンジがかった細長い魚が泳いでいるのに気づいた。一瞬レッドホースかと思ったが、そんなはずはなく、それこそが探していたニゴイそのものだった!

そして群ではないものの、よく見るとちらほらと他にもニゴイがいることがわかった。読みが当たってやった!と思った。

少し上流からそっとアクセスし、吸い込みをやろうかと思ったが、考え直し、昨晩平瀬用に準備したグラスミノーSSオリーブカラーのキャロライナリグで探ってみることにした。

ラインは6ポンド、極小スイベルの上にBBサイズのガン玉を7個かませ、へら改良スレ5号にハリス 0.6 号という、カナダでノーザンパイクミノーマウンテンホワイトフィッシュを釣る時のリグで、一番得意なスタイルだ。

草が高く生い茂っていたのでなかなか狙ったポイントにキャストできなかったが、3投目には慣れてようやくニゴイがいるポイントに投入できた。

そしてトゥイッチを加えながらリトリーブし始めてすぐに何か抵抗が感じられ、ラインが横に走り始めた。ヒットだ!

ファイトはおとなしく、すぐにスルスルと寄せられたので、バスではない。そして細長い! ということはハスかニゴイだ。さらに寄せるとあのオレンジ色のひれが見えた。やった! ようやくニゴイをゲットできた!

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記憶にあるものでは中学生の時に津久井湖でボートからモエビでバスを狙っていて大きなニゴイが釣れたことがあるが、それ以来となるニゴイだ。苦労したが居場所さえ特定できれば釣るのに5分とかからなかった。さすがグラスミノーだ。



同個体の別影二枚



同個体の下顎の皮弁


その後は上流へ移動し、バラタナゴを狙った。今日はスガモ釣具店から通販で取り寄せたたなご専用ウキを初めて使ってみた。ハリはメダカも仕留めた新虹鱗で、バラタナゴに特化した仕掛けで臨んだ。

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さすがにたなご専用ウキは感度抜群で、普段は釣れなかったサイズのたなごが次々と上がった。だがどれもアブラボテで、あとはカゼトゲタナゴが一尾で終わった。

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一瞬、バラタナゴか!と思わせてくれたカゼトゲタナゴ

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リリース直前の今日の釣果。豆アブラボテ多数にカゼトゲタナゴ一尾、オイカワとカワムツちらほら。



2015年4月に熊本県木山川で釣れたニゴイ



筑後川水系のニゴイの群れ。2018年4月。




上記のスポットから釣ったニゴイ、2019年4月


2019年の春に北陸で釣れたニゴイ未成魚


2019年の春に青森の岩木川水系で釣れたニゴイ