こんにちは!ういです
のっけから、自己啓発本にありがちなタイトルで失礼しました
今回は、妊娠できた今周期に取り入れていた対策について、振り返ってみたいと思います。
私は過去、初期胚2回(7cellG3、6cellG2)、胚盤胞1回(5AA)計3回の移植をおこない、いずれもhCG検出無しの陰性でした。
反復着床不全に片足を踏み入れるまで至っていたと思います。
検査で引っかかる項目も特になく、唯一、血液凝固項目が基準内低値であるくらいでした。
それでも繰り返す陰性を打開すべく、今周期は、新しい対策をいくつも取り入れていました。
もちろん、これを実施したから妊娠できたという確証があるわけではありません。
同時に、これをすれば着床率が上がるという話でもありません。
それでも、この手のまとめ記事には私自身、大変お世話になりました。
出口の見えない治療のなか、ヒントを見つけて自分に当てはめては、トライアンドエラーを繰り返しました。
ですからこの記事も、皆さまの参考のひとつになれば幸いに思います。
私が今周期、新たに取り入れたおもな対策はこの13点です。
自分のなかで特に効果的だったと思う対策には、赤で色塗りしています。
それぞれ以下で詳しく解説していきます
Ⅰ.治療関連
まずは今周期新たに取り入れた治療に関する対策2つです。
① 子宮内G-CSF製剤注入法
子宮内G-CSF製剤注入法は、まだ取り入れているクリニックの少ない、画期的な治療法のひとつです。
簡単にいうと薬剤で子宮内に炎症を起こし、その修復作用を利用して着床を促進する方法となります。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
これが私には 効果テキメン でした。
実施日以降、子宮内が 超活性化 しているのがわかるようにジンジンしていました。
このおかげか、内膜のコンパクションが急速に進み、基準日時点で8.2mmあった内膜厚が移植当日には6.1mmにまで収縮。
参考 黄体ホルモン投与後の内膜収縮率が着床率向上に繋がる考察
G-CSF製剤は本来、内膜が薄い人でも着床しやすくする薬剤でもありますので、収縮してギュッと薄くなった内膜でも無事に着床へ導いてくれたのだろうと思っています。
雑な言い方をすれば、修復作用のドサクサに紛れて着床させちゃえ!って感じの薬剤かなと。
相性もあると思いますが、私は非常に強い効果を感じたので、クリニックに用意があるなら一度試す価値はあるかと思います。
② 移植当日&2日後の着床鍼
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![左差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/524.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
Ⅱ.薬・サプリメント関連
続いて、クリニックで処方される薬や、自己判断で取り入れたサプリメントについて言及します。
③ ユベラ2倍増量
内膜厚対策や、血流対策のために処方されていたユベラ(ビタミンE)。
私の通うクリニックでは1回1錠、1日3回がデフォルトでしたが、それで結果が伴わなかったため、今回は試験的に1日6錠へ増薬しました。
陰性周期に比べ、子宮内の血流が改善されていた可能性はあります。
④ ウトロゲスタン膣座薬へ変更
私は陰性だった過去3回の移植とも、膣座薬は「ルティナス」を使用していました。
しかしこの頃、黄体ホルモン投与量が着床率を左右するという意見を目にするようになり、1日300mgの投与量では足りなかったのでは…と推察。
そこで、1日600mgを投与できる「ウトロゲスタン」へ変更を希望しました。
実際に効果があったかは不明ですが、個人的には使用感が良くなりストレスフリーになりました。
アプリケーターで膣内を傷つけることもなくなり、指を挿入することで、膣内の状態を細かに把握できるようになった点も良かったです
反復不成功の人は、膣錠の見直しは一考の価値アリと思います。
⑤ 柴苓湯の追加
不妊治療領域でポピュラーな漢方といえば、この「柴苓湯(さいれいとう)」でしょう。
免疫調整作用と血小板凝集能抑制作用があるため、免疫性着床不全や、血液凝固異常などに効果的といわれています。
いわば着床しやすくし、流産しにくくする漢方ですね
冒頭で触れたように、私はわずかな血液凝固因子があるため、バファリン(バイアスピリン)に加えて移植当日から服用しました。
実際の効果のほどはわかりませんが、お守り的漢方でした
⑥ 煎じ漢方の開始
さらに今周期から始めた最終兵器が「煎じ漢方」です。
柴苓湯のような粉薬もいいですが、あくまで大衆向けにつくられている漢方なので、人により効き目に差があります。
ですから私は、漢方診療所による オーダーメイド漢方 も取り入れました
1~2週間に1回の頻度で通い、体調の変化などを見ながら、色んな生薬から私に合った10~15種類を厳選。
毎晩、袋からあけて土瓶で40分近く煎じ、出来上がった薬を翌日食前3回に分けて服用します。
これを始めてから、体の冷えやむくみが驚くほど改善しました。
体の血や水の巡りが回復したのだそうです。
正直、かなり手間はありますが、おだやかな効き目が素晴らしいので妊娠後も継続中です。
手間を惜しまない人はぜひ、取り入れてみて欲しいと思います
診療所は紹介できませんので、あらかじめご了承ください。
⑦ ラクトフローラフォルテ導入
不妊治療界隈では有名な膣錠「ラクトフローラフォルテ」も今周期から導入しました。
子宮内フローラを改善し、着床・妊娠維持しやすい環境へ整える役割をします。
使い方としては移植日より起算し10日前から連続投与、移植後は投与しないのが一般的ですが、私はこれに不安を覚えました。
理由は「抗生剤」の存在です。
SEET法や移植当日には抗生剤が処方されるクリニックがほとんどだと思います。
しかし抗生剤は、子宮内に挿入した器具などに付着する細菌を死滅させるばかりでなく、ラクトフローラフォルテで投入した善玉菌にも影響は避けられません。
これについて公式サイトへ問い合わせたところ、
「予防的な作用の抗生剤は効き目が強くないため、すべてが死滅することはありません(意訳:少なからず影響はあります)」
そこで私は、リスクヘッジのため移植後にもラクトフローラフォルテを使用することにしました。
具体的には、移植前7日間・移植後3日間の計10錠です。
抗生剤も、自己判断で1日分飲みませんでした。
あわせてラクトフェリンサプリメントや、乳酸菌飲料も摂りました。
感覚的な話ですが、これらの対策は功を奏したような気がしています
⑧ ビタミンC、亜鉛サプリ追加
今まで継続して飲んでいた葉酸やビタミンD、ヘム鉄などに加え、今周期から取り入れたサプリメントが「ビタミンC」と「亜鉛」です。
ビタミンCは、血流対策で服用中のユベラ(ビタミンE)と一緒に摂ることで効果を高めてくれます。
亜鉛の必要性は、色んな医師のブログでも散見されますよね。
該当周期から飲み始めたので効果のほどは不明ですが、大切な栄養素だと思います
Ⅲ.習慣関連
最後に、今周期から心がけていた習慣についても触れておきます。
⑨ 一日30分以上のウォーキング
趣味のホットヨガにくわえ、1日5,000歩以上ないしは30分以上のウォーキングも義務づけました。
ホットヨガがある日は、5,000歩足らずでも可というルールにしていました
▲ サボっている日は大目に見てください(笑)
ホットヨガは移植後は避けましたが、ウォーキングは体に負担も少ないので移植後も継続しました。
子宮内の血流促進は、着床に重要だといいますからね
聞けば移植後の生活として、30分程度のウォーキングを推奨するクリニックもあるようですし、ただ横になるより、適度に体を動かすほうがいいような気がしています。
⑩ 冷え対策
陰性周期は、移植当日からしか冷え対策を取っていませんでした。
それも「腹巻き」程度のもの…
もともと冷え性持ちで、かつ薄着好き、冷たい飲み物大好きな私の体は冷え切っていたことと思います。
そこで今周期からは、最初から(自分比で)徹底的な冷え対策を実施!
・腹巻き
・マフラー NEW!
・レッグウォーマー NEW!
・常温~温かい飲み物を摂る NEW!
" 首 "の部位は特に冷やさないよう注意し、少しでも寒く感じたら足元にヒーターを付けるなど徹底。
1日1リットル以上は飲んでいたと思われる、冷蔵庫内の冷たいお茶も禁止に
家では主に煮出したルイボスティーを飲み、出歩くときは常温のペットボトルの水を携帯するようにしました。
▲ このショップのフレーバールイボスティーをヘビロテ中です。
この習慣は今も継続中です
⑪ 移植前に性交の機会を多くとる
胚移植前にも性交の機会を持つことで、子宮内の免疫寛容効果が期待できるとする説をよく見かけます。
免疫性の異常が指摘されていなくても、母体の受け入れ態勢を整えるのに有効なようです。
そこで今周期は、この論文を参考にトライ
出典元は失念しましたが、回数が多い群のほうが少ない群より妊娠率が高かったという研究結果もふまえ、可能な限り夫婦生活を持ちました(それこそ1日置きペース…)。
夫は旺盛なほうなので、ノリノリで付き合ってもらえて良かったです
そうして、最後は移植前日の仕上げに移ります
⑫ 移植前夜の精液暴露
ご存知、リプロのM先生も再三公言しておられる「精液暴露」の重要性。
⑪と同様、免疫寛容により着床率をUPさせる狙いです。
違いは、精液暴露はおもに移植直前におこなう点にあると思います。(解釈が違っていたら申し訳ありません)
精子は子宮内で約1~3日間生存すると言われていますから、移植直前におこない、精子による免疫寛容がまさに起こっている最中に胚を受け入れるという狙いかなと。
そこで移植前夜に決行、それを最後に夫婦生活チャレンジは終了しました。
胚移植後の性交は子宮収縮を招き、着床率低下に繋がるため推奨されません。
ちなみに、私の通うクリニックでは本来、SEET法後の性交は禁止されています。
同じようなクリニックも少なくないはず…。
試す場合は自己責任で、ですね
⑬ 御守りを飾る
子授け守も含め、いくつも持っている御守り。
それを私はあろうことか、正しい方法で管理していませんでした
具体的には、いただいた袋のまま、バッグのポケットに忍ばせ、タンスの中へー…。
コロナ禍で外出頻度も減ったので、大半は狭いタンスの奥底にしまい込んでいる状態です。
これはまずい と知りました
本来、お守りは肌身離さず身に付けることでご神徳を受けられるもの。
身に付けるのが難しい場合は、正しい方法で飾るのが一番のようです。
神棚があればそこがベストですが、ない場合は、目線より高い棚に白い台紙(ハンカチ)を置き、その上に飾るのが正しい方法。
私のように、しまい込んでいる人はいませんか?
神様は、顔が見えないと誰にご神徳を授けたらよいかわからないようですよ
将来の自分のためにも、できる限り仔細に記録してみました
非常に長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!