※表とグラフを一部修正、追記しました

 

先週書いた公開模試の振り返りの記事に対し、たくさんの「いいね!」やコメント、ありがとうございました。

 

👉日能研 正答率からの公開模試振り返り[追記あり]

 

今日は先日の記事でも書きましたが、↑の記事に続きとして、

 

「正答率からみる偏差値60の壁」

 

をテーマにします。

 

あまり広げすぎると収拾が大変なので、

 

今回は算数に絞ります。

 

先に結論から申し上げますと、

 

 

 

「偏差値60の壁」

 

はあります。

※イメージは👇

 

 

今日はその壁を確認し、超えるためにはどうすればいいか?までを以下の流れに沿って書いていきます。

 

  1. はじめに
  2. 4科で偏差値60を取るためには?
  3. 算数で偏差値60に必要な点数は?
  4. 偏差値60の壁
  5. 公開模試徹底攻略!捨て問の見分け方
 

可能な限りグラフを使って、

 

視覚的に分かりやすいよう書いているつもりですが、

 

分かりにくいところがあればご容赦いただきたいです。

 

地味に長いですが、

 

ぜひ最後までお付き合いして頂きたいです。

 

 

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  日能研公開模試徹底攻略(追記修正版)

0.書こうとした動機

長女の日能研生活も、残りあと9か月くらい。

 

第2回公開模試のような会心の一撃が出ないと、上位に食い込むのは難しい。

 

否、それ以前に、ここからズルズル下がると、そもそも後期日特に入れるかすら怪しくなってくる。

 

小6になれば、「入試以外は小テスト」なんて言われるが、

 

わたしは完全には同意できない。

 

なぜならば公開模試で大ポカをやらかし、

 

希望する"後期日特"に入れない可能性があるからだ。

 

可能であれば、前期のうちにもう一回くらい会心の一撃を出してほしい。

 

そのためにわたくしができることといえば――

 

 

 

 

――公開模試の攻略法を探す!

 

ということだ。

 

どこのゲーマだよ!?と思われるかもしれないが、

 

長女が自走する今となっては、

 

わたくしはただの応援者。

 

これくらいの気持ちのほうが、ある意味真面目にできるというものだ。

 

対象とするのはモチロン、

 

 

 

――酷語だ。

 

 

なぜならば、今の長女に国語力を身につければ、

 

 

 

――超強力な武器になる。

 

 

 

長女の国語の偏差値は、基本的に30~40台.

 

 

これを60まで持ち上げれば、さらに算数/社会/理科の援護射撃が加わり、

 

 

上位とガチンコ勝負できる。

 

 

 

という不純な動機が発端だ真顔

 

 

 

さっそく過去3回の公開模試の国語の出題傾向や配点、

 

正答率からみる難易度の整理に着手。

 

 

 

 

 

結果――

 

 

 

 

――難易度高すぎ!

 

例えば[1]の漢字。

 

正答率だけでみると、

 

 

となっていて、問題の番号だけで難易度の判定ができない!ガーン

 

 

さらに新たなる問題も!

 

 

調べれば調べるほど、

 

 

はな子のポンコツ〇×レが見えてきてしまうのだガーン

※〇:正答、×:誤答、レ:無答

 

というわけで、国語は諦め算数にチェンジ照れ

 

こっちは昔から散々解いていて、出題傾向があるのは把握済みニヤリ

 

というわけで、以下おおもり劇場の始まり始まり~♪

 

1.はじめに

今回取り上げるのは、日能研の全国公開模試です。

 

最初は4科全体での話をして、そのあと算数に絞って書きます。

 

まずはじめに、なぜ公開模試、なぜ算数&小6を選んだのかについて書きます。

 

公開模試を選んだ理由は以下3点。

  1. 長女が受験している
  2. 過去の問題を持っている
  3. 平均点と偏差値が出る

一言であらわすならば、「分析用のデータがそろっている」ということです。

 

次になぜ算数&小6かは、こちらも単純明快。

 

算数の問題は、正答率95%以上の問題から正答率数%の問題まで、問題の難易度調整が容易だからです。

 

また小6になれば、受験学年というのもあり、ぶっちゃけどこかの中学の入試問題を模倣した問題を出しても差し支えありません。

 

ということから、公開模試/算数/小6を対象に話をします。

 

ちなみに対象とする公開模試は、小6の3回分全部とします。

 

なぜ3回全部かというと、

 

1回だけなら「たまたま」、

 

2回あっても「ぐうぜん」、

 

3回そろえば「傾向がある」

 

といえるからです。

 

2.4科で偏差値60取るためには?

まず4科で偏差値60取るためには何点必要でしょうか。

 

たとえば、日あった日能研公開模試第3回を例にすると、4科で342点必要です。

これを500点満点で均等に割り振ると、 

国語:102.6点(推定偏差値59.5)
算数:102.6点(推定偏差値63.1)
社会:68.4点(推定偏差値53.2)
理科:68.4点(推定偏差値57.0)
4科:342点(偏差値60.0)


となりますが、偏差値のばらつきが大きすぎてナンセンス。

 

偏差値を59前後に揃えて割り付けると、

国語:101点(推定偏差値58.9)
算数: 90点(推定偏差値58.7)
社会: 79点(推定偏差値59.1)
理科: 72点(推定偏差値58.9)
4科:342点(推定偏差値60.0)


となります。


実は各科目の偏差値が60に届かなくても、偏差値計算のマジックによって、4科では偏差値60に届きます。

 

とはいえ、問題はそのときによって異なるし、どこを勉強していいのやら難しいのが実態。

 

ここで日能研の公開模試に限り、偏差値を上げるための一番のチカミチを紹介します。

 

それは、

 

「正答率の高い問題を取り切る」

 

たったこれだけです。

 

3.算数で偏差値60に必要な点数は?

次に、算数の偏差値60を取るためには何点必要か?についてみてみます。

これは日能研の公開模試の平均点と、長女の点数、偏差値から、標準偏差を逆算し、あとはいつもの自己採点-偏差値推定と同じように計算すれば求まります。

結果はこんな感じで、


※修正しました。

算数の偏差値60取るためには


最低でも90点以上が求められます。

 

 

4.偏差値60の壁

ここからは、実際の公開模試(算数)の問題や正答率をもとに、偏差値60の壁を見ていきます。

 

まずはじめに、ここ3回ありました公開模試(算数)の正答率と出題数の分布を調べたのが下のグラフになります。



図の左側にいくほど難易度が易しく(正答率が高く)、グラフが上に伸びるほど問題数の数が多いです。

テストの回次によって問題の総数や傾向は若干異なりますが、正答率30%以下の問題が毎回10問程度出題されています。

また、第3回に限っていうと、

正答率20~30%と正答率30~40%の問題は


一つも出題されておりません。



次に、各正答率に対する配点を示します。



こちらは、すべての回で縦軸の合計が150点になります。

配点はテストの回次で若干異なりますが、

共通して言えるのは、正答率30%以下の問題だけで合計約60点あります。

ここまで書けば勘の言い方はもうお気づきでしょう。


最後に、ある正答率までの問題を全問正解した場合の偏差値について示します。

 



※修正しました。

どの回次にも共通していえるのは、正答率30%までの問題を全問正解しても、偏差値60には届きません。

これが日能研の公開模試に仕組まれた

「偏差値60の壁」

です。

さらに、この前あった第3回に限っていうと、こちらは正答率20%以下の問題まで正解しないと偏差値60は超えられません。

すなわちテストにもよりますが、

偏差値60の壁は、難易度30%未満の難問に正解してようやく取れる、

非常に厳しい壁だということが分かります。

 

 

ちょいと息抜き

 

酷語女子のはな子としては、

 

算数が稼ぎ頭ですので、

 

算数は偏差値60とかいわず、

 

ぶっちゃけ65とか70に突き抜けて欲しいところではあるんですが、

"会心の一撃"

がなかなか出ません。

ただ毎週テストがあり、

 

コツコツ勉強する環境が整っている以上、

 

しっかりしがみついて欲しいです。

長くなりましたが、あともう少しお付き合い願います。

 

息抜き終了

 

 

 

5.公開模試徹底攻略!捨て問の見分け方


読者様の中で、

 

公開模試の問題を毎回見る

 

自分で解く、

 

という方はどれくらいいるであろうか?

わたくし、今でこそ長女はな子/次女まる子共に自走させていますが、最初は完全伴走でした。

しかも、ガチ伴走系だったので、単に"一緒に勉強する""分からないところを教える"だけではなく、

"学習範囲を予習する"
例えば:【日能研】「超難問、襲来」(4年生 ステージⅡ 第11回 算数)


"同じテスト問題を解く"
例えば:日能研全国公開模試 その④ 解いてみた

なんてやっていました。

途中から挫折し、最近はたまに難問/奇問を解くくらいに。

例1:日能研 予科(小3)の難問(サイコロコロコロ問題)に挑戦![追記]

例2:中学受験 日能研小5の難問(例の筑駒問題)を10分で解いてみた。[追記/改題]


話を戻して公開模試。

 

実は公開模試って、




ハッキリとした出題パターンがあるんです。

そのパターンを分析すると、


なんと、


問題の番号だけで捨て問が分かるんです!


今年の小6公開模試/算数/第1~3回における、

各問題の正答率/配点のまとめ表を記します。

正答率20%以下を赤塗り白字
正答率21~30%を黄色塗り黒字
でハイライト。





上の表から3回のテストで共通している正答率20%以下の捨て問は以下。

[2](7),(8)
[5](2)
[6](2),(3)
[7](2),(3)

これ以外にも、[2](4)や[4](2),(3)が捨て問風を装っていますが、これはテストの回次よって差あり。

わたくしの感覚的には、

偏差値60を狙うのであれば、
以下の問題を取りきって欲しい。


[1]全問
[2](1)~(6)
[3]全問
[4](1)
[5](1)
[6](1)
[7](1)

そうすると、


※修正しました。

 

第1回:102点(偏差値62.1)

第2回:106点(偏差値65.7)

第3回:97点 (偏差値61.2)

 

となり、偏差値60を超えます真顔パー

 

 

  さいごに

偏差値60、厳しい壁です

ホントは、

偏差値60取るためにはこんな問題を解かないといけないんだよ!

とまで書こうと思ったのですが、

あまり書きすぎると"中の人"に怒られそうなのでこのあたりにしておきます。

はな子は、途中に散らばる捨て問も含め全て解きながら前に進むので、

 

最後は毎回時間切れにゲロー

それでも算数でそこそこの偏差値が取れているのは、

 

正答率20%以下の問題を取れているからです。

 



さて、もし次回から公開模試の出題傾向が変わったら、



"中の人"がこの記事を読んで出題傾向を変えた証拠です。


次回の公開模試、

 

 

いったいどうなるでしょうか。

 

 

 

"中の人"の対応も気になりつつ、

 

 

少しでも偏差値60に近づくヒントになれば幸いです。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
 

 

ごはんおおもり

 

 

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