おはようございます。
親愛なる戦友の皆さまへ日頃の感謝を込めて、超久しぶり
ホンキの宿題ネタです。
(わたしが宿題ネタを書いていたのをご存知の方は、超ベテランの読者様ですよ!)
さて、日能研新小5のカリキュラムが始まり、2週目に突入しました。
戦友の皆さまへ質問です。
宿題は終わりましたか?
先週の積み残しありませんか?
ドンドン雪だるま式に宿題増えていませんか?
もしかして宿題全部やろうとしていませんか?
ちゃんと取捨選択できていますか?
そんなにたくさん質問するなよ!
って怒られそうですね
すいませんでした
我が家は、【計算と漢字】を始めとした脇役を除いて、辛うじてこなしている・・・ようです。(以下参照)
偉大なる先人たちから聞く限り、この時期は自転車操業も止む無しですが、出来れば宿題は積み残したくないですよね!
そんなわけで今日は、【知る人ぞ知る濃いブログ:はなまる勉強日記】の中でも、
久しぶりに超濃い内容です。
(いつも内容がないよーとか言わないで下さい)
さて本題。
今日解くのは、日能研の小5算数の課金授業:応用力アップ講座の難問(アメブロ界で話題の例のロッカー問題)です。
※テキストは以下左側のやつ。
目指せ筑駒!
と言うつもりは毛頭ありませんが、問題自体は筑波大学附属駒場中学校の2017年入試問題第1問です。
とてもとても面白い問題ですので、
ぜひ日能研(関東圏)以外の方にも挑戦して欲しい問題です!
ちなみにテキスト記載の解説は完全に無視して書いてますので、もっとスマートな解き方はあるかもしれません。
問題
ロッカーが200個あり、それぞれに1~200まで書かれている。
最初すべてのロッカーは閉まっており、以下のルールに基づき100回の操作をする。
※開閉:ロッカーが閉まっていれば開ける、ロッカーが開いていれば閉める。
1回目:すべてのロッカーを開ける。
2回目:2で割り切れるロッカーをすべて閉める。
3回目:3で割り切れるロッカーをすべて閉める。
・・・
100回目:100で割り切れるロッカーをすべて閉める。
問1:番号1~10までのロッカー10個のうち、100回の操作後に開いているロッカーの番号をすべて答えなさい。
問2:番号99、100、101のロッカーはそれぞれ何回開閉されたか。開けた回数と閉めた回数の合計を答えなさい。
問3:200個のロッカーのうち、開いているロッカーは何個あるか答えなさい。
解いてみた(問1):3分
問1:番号1~10までのロッカー10個のうち、100回の操作後に開いているロッカーの番号をすべて答えなさい。
中学受験の問題ですが、一見すると難しそうに見える問題が多いです
ですが、実際はとても単純な問題を、規模だけ大きくして、大げさに見せる問題が多いです。
問題を単純化/簡略化すると、問題の本質が見えてきて、実は簡単に答えられる場合が多々あります。
例えば問1なんか、何も考えずに手を動かせば、小学2年生でも解けます。
例えば以下のように、1回目でロッカーを開けるので「〇」、ロッカーを閉めると「●」として、10回目までやってみました。
※〇:ロッカー開、●:ロッカー閉
すると、あら不思議。
問1の答え(開いているロッカーの番号)は、【1,4,9】となります。
えっ!?、まだ10回だよ!? 100回までやらないでいいの?
と思われるかもしれませんが、不要です。
なぜならば、11回目以上は、どんなにやっても番号1~10のロッカーは開け閉めされないからです。
そのため、問1は地道にやれば解ける問題(=サービス問題)です。
(ここまでおよそ3分)
解いてみた(問2):2分
問2:番号99、100、101のロッカーはそれぞれ何回開閉されたか。開けた回数と閉めた回数の合計を答えなさい。
勘の鋭い方はお気づきですが、上で書いた図を見ると、
ロッカーの開閉タイミング=ロッカー番号の約数
ロッカーの開閉回数=ロッカー番号の約数の数
となります。
具体的に言うと、10番のロッカーの約数は1,2,5,10ですので、
ロッカーの開閉タイミング=1回目、2回目、5回目、10回目
ロッカーの開閉回数=4回
となります。
99番のロッカーの約数=1,3,9,11,33,99と6個ですので、開閉回数は6回。
100番のロッカーの約数は、1,2,4,5,10,20,25,50,100と9回ですので、開閉回数は9回。
101番のロッカーの約数は、1,101ですが、100回までしか開閉しないので、101番のロッカーは、1番最初に開いたままのため、開閉回数は1回です。
よって正解は、【99番:6回、100番:9回、101番:1回】となります。
問1でルールが分かれば、2分で解けます。
これもサービス問題です。
解いてみた(問3):5分
問3:200個のロッカーのうち、開いているロッカーは何個あるか答えなさい。
問題は問3です。
中学受験で合格するには、こういう問題を何分で解けるか!?がきっと問われるのでしょう。
さて、200個もあるロッカーのうち、100回の操作後に開いているロッカーは何個?なんて聞かれても、
知るか!?
ですよ。
これ解いてなんの役に立つんでしょうね?
コインロッカーの管理人ですか?
老後にやりたい仕事ですね。
なんて考えだすと脱線します。
本題に戻り、先ほど上に書いた図を見てもらうと、面白いことに気づきます。
(以下にもう一度出します)
ロッカー番号1~10の内、操作を10回した時点で、1,4,9以外のロッカーは、全部閉まっているんです。
なんで閉まっているの?と思い気付くのが、先ほどの問2で使ったロッカーの開閉回数=約数の数です。
2以上の整数には、必ず2つ以上の約数があります。
約数の1つ目は1、2つ目はその数字です。
そして、多くの整数の約数の数は、偶数です。
例えば20の場合、約数は1,2,4,5,10,20と6個です。
一方、約数の数が奇数の数字もありますが、それは平方数です。
具体的に言うと、例えば1~100の間で並べますと、1,4,9,16,25,36,49,64,81,100の約数の数は奇数です。
1の約数:1(1個)
4の約数:1,2,4(3個)
9の約数:1,3,9(3個)
・・・以下略
すなわち、上のルールで100回ロッカーを操作した場合、
ロッカー番号1~100のロッカーの内、
ロッカー番号が平方数(10個)のロッカー:開(〇)
ロッカー番号が平方数以外(90個)のロッカー:閉(●)
ということになります。
すなわち、ロッカー番号1~100のロッカーの内、100回のロッカーの操作後に開いているロッカーの数は10個です。
問題はこの先の、ロッカー番号101~200です。
実はここも悩む必要は全くありません
とりあえず手を動かせば、答えは簡単に求まります。
例えばさきほどのロッカー番号1~10のやつに、11~20を足すと以下の通りとなります。
勘のいい方はお気づきでしょう。
ロッカーの操作を10回まで行った場合、ロッカー番号1~10のうち、1,4,9以外のロッカーは閉まっています。
一方、ロッカー番号11~20のうち、閉まっているロッカー番号は16だけで、残る9個は開いています。
1,4,9,16は、前述したとおり平方数です。
すなわち、ロッカー操作を10回まで行った場合、
開いているロッカーの数は、ロッカー番号1~10の内3個+ロッカー番号11~20の内9個の12個です。
これを単純に回数を100回、ロッカーの数を200に拡張すればいいんです。
すると答えは単純で、
ロッカー番号1~100番のうち、開いているロッカー番号=平方根の数なので、
ロッカー番号=1,4,9,16,25,36,49,64,81,100のロッカーが開いています。
=10個のロッカーが開いています。
一方、ロッカー番号101~200番のうち、閉まっているロッカー番号=平方根の数なので、
ロッカー番号:121,144,169,196の4個のロッカーは閉じ、残る96個が開いています。
すなわち開いているロッカーの数は、【10+96=106個】です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
考えて悩むより、とりあえず手を動かせば解ける問題でした。
今回は、以下2つに次ぐ、超久しぶりの宿題ネタでした。
10分ですんなり解け、スッキリして頂けたら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
よい週末をお過ごしください
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