心が言う今日のテーマは「虚無について」。

 

ここで言う虚無とは、三属性理論(と私が勝手に名付けた)、つまり大嶋先生が『支配されちゃう人たち』に書いている、人間には虚無・支配者・光の人の3タイプがいるという、その虚無です。

 

ところで前から疑問だったのは、虚無は他の2タイプよりも、他人の影響を受けやすい気がするんだけど、それはなぜ? というもの。

 

虚無の本質は「なんでもあり!」で、言わば全肯定にあるといいます。

 

だから本来なら、自分のことも全肯定するし、他人のことも特に否定したりしない。

 

けれど三属性理論によれば、虚無は支配者の影響を受けやすく、それによって「正しいか間違っているか」という本来は虚無にとっての真実ではない価値観でグラついてしまい、苦しむことになる。

 

この他者の影響によるグラつき具合が、他の2属性より虚無は大きくない? という疑問があるんです。

 

これについて心に聞くと、「光の人はグラつきが少ないが、支配者はむしろ常にグラついてる。常にグラついてるから逆に安定して見えるだけや」とのこと。

 

つまり、支配者は常に他人の影響を受けている、それが支配者というものの本質だ、となるそうです。

 

なるほどと納得はしたものの、だからどうしたという気持ちもある。

 

支配者が常時グラついていようがいまいが、虚無である私としては、虚無がグラつきの悪影響を減らすにはどうすりゃいいのよ! というほうに興味があるわけです。

 

すると心は、「支配者は常にグラついている、というのを念頭に置くのが大事や」と言うんです。

 

常にグラついてるから、その言動は一貫性に欠けがちで、言い換えれば言動を真正直に受け止める必要もない。

 

そして虚無のグラつきは、そんな支配者のグラグラを押し付けられている、となるんです。

 

だから「斬れ」としょっちゅう言ってんのか、と心に確認すると、「そういうことや」と心。

 

ただグラグラしてるだけの迷惑な存在は、斬って捨てるだけであり、「グラつかないようにちゃんと立て直してあげなきゃ!」なんて気を使っても意味がない。

 

なにせ、グラつくことこそが支配者の本質であり、グラつかない状態はむしろ支配者にとっては不自然なのだから。

 

そう、グラつかないのは支配者にとって不自然なので、安定している人を見ると「グラついてないのはおかしい!」と非難してくる、それも支配者の特性だったりするんです。

 

そんなことを考えると、虚無と支配者は一応同じ世界に生きているように見えても、その世界観は本当に根本レベルで違うのかも、ということを改めて思うんです。

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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