人間が世界を見ている感覚って、案外野生動物と変わらないのかも? なんてことを思ったりします。
家族や仲間の間では安らげるけど、それ以外の相手は「敵!」として常に警戒している。
また仲間といっても、動物であっても序列はあったりするし、それは人間も同じ。
人間の場合、他者と接したからといってすぐに命のやり取り、とは必ずしもならないでしょうが、本能的にはそれぐらいの感覚でいるのかも、と考えると、世界が違って見えてくる。
それは、世界は殺伐としている感覚ではなくて、むしろある種の落ち着きを伴う感覚だったりするんです。
なぜなら、他人に対してものすごく警戒してしまう自分っておかしいの? という責めから解放されるから。
そういう感覚は動物として当たり前のものであり、みんな大なり小なりそういう感覚で生きているんだよ、となると、みんな仲間! というふうになる。
そして、そういう感覚を共有できているからこその親しさというのもまた生まれるんじゃないのかな、なんてことを思うんです。
先月の人気記事