空の見えないところから
雨が差してくる
これが雲だったなんて
未だに少し信じられない
重い足を勢いづけようと
歩きはじめた街
一人に慣れすぎた
右手には傘を持たせて
ニューオープンのお店
妙な模様の雑貨が並ぶ
君ならどう思う?
君なら何て言う?
降り始めの雨の強さが
涙の感じに似てる
君なしで生きてこれたなんて
未だに少し信じられない
空の見えないところから
雨が差してくる
これが雲だったなんて
未だに少し信じられない
重い足を勢いづけようと
歩きはじめた街
一人に慣れすぎた
右手には傘を持たせて
ニューオープンのお店
妙な模様の雑貨が並ぶ
君ならどう思う?
君なら何て言う?
降り始めの雨の強さが
涙の感じに似てる
君なしで生きてこれたなんて
未だに少し信じられない
空を挟んで
空に囲まれて
僕らは向かい合う
口から飛び出た言葉を
空がすくって
君に伝えてくれる
空を狭めて
空を交し合って
二人のひとときは過ぎる
息が詰りそうになって
慌てて吸い込んだ
海の物とも山の物とも知れない空を
モノクロームに酔いしれていた
青い自分に気付かずに
可能性が踏みとどまらせていた
未来への一歩目を
今も問いかけてくるのは
あの頃の無邪気な偏向
思い出には変えられない
記憶が正確すぎて
まだ夢は育っている
叶わないものほどに
唇の中に
閉じ込めた言葉が
花を咲かせたこともある
牙を剥き出したこともあったっけ
抑えきれない感情の代わりに
塞ぎきれない耳の代わりに
僕は口を塞いでいた
時間から遠く離れて
こんなに育ってしまった
自分だけの自分
明日唇が開かれるとしたら
どんな言葉を解き放つだろうか
放った言葉に導かれて
どんな自分に解き放てるだろうか
心は引き返せはしない
波のようには
何もなかったような顔でいられない
空のようには
波は敵になどなってくれない
僕らの憎悪に目もくれず
寄せた分を返すだけ
空は壁になどなってくれない
僕らの努力に目もくれず
勝手に日々を越えていく
昨日を帯びてしまった僕らは
なす術もなく懐かしむ
あの残酷なほどの無垢さを
山に登るなら
歩いて登るのがいい
凸凹とした地面を
踏みしめるのがいい
起伏に心が
ほぐされていくのがいい
山に登るなら
ゆっくり登るのがいい
山とたっぷり
会話できるのがいい
延々話し疲れた後は
叫びたいことも
忘れてしまうから
叫ばなくても
歩い てきた足音が
自分にこだましてくるから
声もないのに
呼び止められている気がして
問いもないのに
答えなきゃいけない気がして
澄み渡った朝の空を
言葉で曇らせるのは何のため?
記事を開いて
そこに世界は広がっているか
縮こまってはないか
とりとめない感想が片付かないままに
放り出された日常に
記事は何を探せというのか
軽薄な僕を
分かったような気にさせて
二人は一人を笑う
二人は一人を評価する
一人には反論するスペースすらない
一人は勝手に道に迷い
一人は勝手に浮き沈みして
何とか家へと帰り着く
暗い夜に溺れて
意識を失くしても
朝になればうっかり目を覚まし
またこの両手は
顔なんか洗ってしまうのだろう
ひとりでに