前からずっと
同じ場所にいたのに
なぜか居心地悪くなって
嫌気さえしてんだ
自分を知るたび
自分と距離ができる
窓を開いても開いても
まだ世界が窓越しに見えんだ
未知なる時間に
既視感が紛れ込む
このバーチャルが
僕のリアルだ
前からずっと
同じ場所にいたのに
なぜか居心地悪くなって
嫌気さえしてんだ
自分を知るたび
自分と距離ができる
窓を開いても開いても
まだ世界が窓越しに見えんだ
未知なる時間に
既視感が紛れ込む
このバーチャルが
僕のリアルだ
帰り道に吹く風が
涼しくなったな
夜の色が濃くなったな
あからさまな夏の隙間から
忍び寄ってくる
秋はそっと
木々の緑がくたびれる頃
僕は一年の半分の
終わりを感じる
虫の鳴く声が
星の鳴る音のよう
きらめきを帯びて僕らに届く
星しか見えない景色の方が
遠くにいる人のことを考える
言葉で伝えきれないものが
妙な高ぶりをこの部屋に持ち込む
慌ただしい明日に
備えようとして
無理に瞳は閉ざされ
ふと開かれ
まだこんな時間
それの繰り返し
夢の中で何度
あなたをくぐれば
この夜を越えられる?
蝉の声を溶かして
今が渦を巻いている
始めからなかったかのよう
ひんやりとした空気に
冷まされた熱
思い残しのかけらを
握りしめて
無邪気さは
覚悟を求められる
まどろみに見た未来は
時の速さに
飲み込まれて
夏のもくず
稲光が一瞬
暗闇も光も照らす
自分の無意識を
さらけ出された夕暮れ
雨音の隙間を
轟音が割り込む
穏やかに終えるはずの
一日が沸き立つ
静寂に縮こまる背中と
収まりのつかない胸
離れ行く雷鳴は
言葉なき戸惑いを放置する
薄日の引き潮とともに
過去の人の顔は消え
宵闇の訪れとともに
自分の輪郭も薄れていく
何もかも忘れてしまったはずなのに
確かに覚えている
指先に付きまとう寂しさが
今となってはおぼろな記憶ほど
盛んに僕を呼んでいる
塗り替えてできた記憶さえ
懐かしくもある満月の夜
星の尽きない空を
背にして僕らは座る
当たり前と思っていることほど
確かめづらくて
当たり前と思っていることほど
証明できない
川面に石を投げる音が
余韻を埋め
余韻を 作り
不確かな夜の
二人を漂わす
あなたは遠くを見るように
近くの画面を眺めている
あなたから遠い人の言葉にばかり
あなたの眼球は反応する
あなたは世界に入り込んだまま
私の問いかけの届かない理想郷
私の思いっ切りの大声で
あなたはいぶかしげにこちらを向く
何が話したかったんだっけ
思い出そうとするうちにまた向こうを向く
私は何も決めきれないのに
歴史は私を決定づける
繕う姿
歪んだ姿
その瞬間までも捉えられながら
私は何も決めきれないのに
人に好かれたり嫌われたりする
私の輪郭は
あなたの瞳に描かれる
私らしさという題名で
自分が一番影響されてる
他人に色付けされた
自画像に
通販サイトが
おすすめの商品を持って知らせに来る
あなたはこんな人ですよって