UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ



日経新聞で興味深いコラムを拝見した(2011.2.24)。豊田泰光氏が若いころの話。巨人の監督に就任した川上哲治氏に「野球がうまくなる方法」を訊いたそうだ。川上氏は打撃の神様といわれ、後に巨人のV9を果たした方であるから「野球を極めた人間」といっても良い。


その回答がふるっている。まず第一に川上氏が挙げたのは

            バットを丁寧に扱うこと。

だとの事。


感服した。当たり前の簡単なことが日頃できていない人間は、その道の一流の人間にはなれないという教えと受け止めた。受験も同じ、学校や家庭での日々の学習がおろそかになっている生徒は塾でも伸びるはずがない。

現在では、大学全入時代と言われ、かなりの大学が定員割れになっているとされるが、実体についてはなかなか表に出てこなかった。先般、文科省が興味深いデーターを発表した。愕然とする内容だ。


これからは、学びの質・内容が問われることを大学受験生に考えて欲しい。


文科省のHPより  


岡山県内の私立大学では「充足率が0.7倍未満となっていることから、学生確保に努めるとともに、今後の定員の在り方について検討すること。」


岡山学院大学

岡山商科大学

岡山理科大学

川崎医療福祉大学

吉備国際大学

倉敷芸術科学大学

くらしき作陽大学

山陽学園大学

就実大学


であるが、


定員割れをしていない大学を探した方が早い。

岡山大学の理系数学は、このブログで何度も指摘しているように、数ⅢCの対策が必須だ。

もちろん予想といっても過去の問題の傾向からの推測なので受験直前に見直してチェックしておきたいことを

いくつか述べる。

1.極座標であらわされた様々な曲線

2.媒介変数表示であらわされた関数。アステロイドおよびサイクロイド、余裕があれば(媒介変数表示ではないが、そろそろ出るか)カテナリー。

3.整関数以外の積分、特に指数・対数・三角関数。eの定義は再確認のこと。

4.C・Hの定理と零因子。とくにケーレー・ハミルトンの定理の逆が成り立たないこと。



逆に、ここのところ、あまり出題されていないのが不気味なので、整数問題を挙げておく。


以上は、経験に基づくちょっとしたアドバイス程度に受験生は理解されたい。直前に過度に情報にふりまわされないようにということも付け加えておく。

先週からUBQでは、高校入試のある生徒を対象に中2で補講を行っている。テスト形式で主な高校の入試問題を5教科で解答するものだ。中2というのは誤植ではない。中三の直前におこなって、十分な点数でなかったら大変だ。いまなら、わからないことや、未消化の部分がむろんあるが、後、一年で何をすべきかが生徒にも理解できるはずだ。大学受験を目標とするUBQだからこそ早めに高校受験対策の意識づけを行っているのだ。

問4 3月、イラクで国民議会選挙が行われ、12月に新政権が発足しました。政権の発足がこのように・・・中略・・・・のバランスをとりつつ、1つの政権にまとめるのに時間がかかったため、といわれています。その3つの勢力とは、イスラム教シーア派、イスラム教スンニ派、そしてある民族からなる勢力ですが、その民族の名前を、次のア~エから一つ選び、記号で答えなさい。
ア.タジク   ィ.グルジア  ク.クルド  エ.グルカ


(講評)さすがにイスラームでけでなくシーア派やスンニ派まで出てくるラ・サール中学ならではの高度な内容だ。ムスリムは世界で10億人以上いるし。(注:正確な統計は困難。20億近いとの統計もあるようだ) とくに人口増加率の高い地域に多いから、世界の人口の多くをさらに占めることにやがてなる。インドネシア・ブルネイ・マレーシアなどアジアに重心が移っていることにも留意したい。私はもちろん、ムスリムではないがこれから世界で活躍しようとする次世代にはイスラームの知識が必須と考えるのは、これが理由だ。


クルアーンはアラビア語のみを聖典とするから、クルアーンの訳は正確にはクルアーンではない。日本語に訳したものは稀代の碩学・井筒俊彦先生の訳が岩波文庫から出ているが、残念ながら訳としては古すぎる。中公クラシックのものは一時、絶版になっていたので手に入れるのに苦労した。幸い、近年でインターネットで洋書が手に入れやすいので英語版も入手した。


さて、スンニというのはアラビア語で慣習。シーアというのはアリー・シーアのことだから派を意味するのでシーア派という呼び名は日本語として意味不明。この言葉の意味から考えて世界史の学習を始めるとわかりやすいであろう。




これだけの高度な社会を出すのも見識。一方。まったく出さないのも見識。

あの中学に社会が入試にないのはコチラ→社会が入試にない理由  

岡潔先生は、天才的数学者だそうだ。だそうだ・・というのは自分には岡潔先生の学術論文を評価できる数学力は到底ないからだ。その世俗を超然とした風貌と振る舞いは如何にも天才の世間的イメージに相応しい。


啓蒙的な随筆なら、自分にも読める。超一流の学者が到達した境地であろう。


「数式も論理も超越した感性の世界に数学がある。」・・・・まぁ。わからなくもない。

「数学の問題を解くのには、いっぺん。仏の心になりそこから見下ろせば解けるのである」

ここまで来ると、読んでいてついていけないから、塾講師の立場になってしまう。


塾・予備校でこういう風に数学を教えると、一回で馘首。


イチローも言っている。

「僕は天才じゃないです。だって、なぜヒットが打てるか説明できるから」


つくづく凡人で良かったから、何とか個人塾経営で糊口をしのげるのであった。


前回のブログ記事「最高の授業」でこんな難しいことがわかる人は・・・・・教師に向いていないと書いたのは

こういうことだ。新たに一つのことを理解すれば、一つのことを失うからだ。


*カッコ内は直接の文献引用ではなく。過去に読んだものを記憶で書いている。

立場が変わると、これほど見方がかわるのかという例。


ある学校の先生が、


自宅で商売をされている方は良いですね。通勤時間が0ですものね。


と言われていた。


憤懣やる方の無い想いをしたのしたのにはわけがある。

長山が育ったのは、所謂、店舗併用住宅で、母親が商売をしていた。


朝の9時が開店時間だ。のれんを出していなくとも8時ごろ、客がノックする。

ちょと早いけど良いですかねぇ、

と声がする。

母親は飛び出して、いーえ。かまいませんよ。いらしゃいませ。


お客様はご存じない。その瞬間に、私は朝食抜きになることを。


小さかった時の思い出。

今日は奮発して、デパートに食事に行こうとのことで、飛び上がるほど嬉しかった。


のれんを落としかけたら、閉店間際にもお客さんが飛び込んで来られる。


お客様はご存じない。その瞬間に、私の夕食が、憧れのデパートご飯から、近所で買った菓子パンになることを。


小学生のとき、店に歓迎されるべきではない様子の怖そうなおじさんが、一見さんで来たことを覚えている。シャツの袖から刺青がのぞいている。


後で母親に聞いてみると、最初が肝心で、一人認めると、次々にやって来て、それで潰れるお店も多いとの由。


母親は、見るなり、奥にいなさい。良いと言うまで表に出るなといったけれども、声は聞こえる。


申し訳ありません。お引き受けいたしかねます。お引取り下さい。。。。。後は一方的な怒号。


次の日、お店のガラスが割られていた。母親は喜んだ。これで鬱憤も晴れたから、お前に危害を加えられることもないだろうから・・・と言った。














どの塾も広告には良いことづくめの情報しか書いていない。だがどんな塾でも万人に完璧な塾と言うものはない。

UBQの最大の特徴は長期間通っている生徒が多い事だ。なかには小学生の算数教室を指導していた時もあるし、個人指導でお預かりした事もあるので8年通った生徒も少なくない。


8年も通うと、目先の誤魔化しや甘言は通用しない


時には保護者との厳しい意見交換も必要だ。UBQの良い点も悪い点も知った上で、通っていただかなければならない。人間関係でも同じだ。良い点もあれば、欠点もある。それらを認めたうえで初めて本当に相手を理解した事になる。



灘中学の入試より


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いわゆる完全反射の問題だから、


経路を直線で表示して解答すべき問題だ。



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その証拠に灘中学の先生は左下の点をOにしてくれている事に注意されたい。





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東大で昭和32年にも出ているテーマである。

今年も良問ぞろいだが整数の性質として111や11で割り切れるかに関する問題が出ている。

111は実際に数えた方が早いだろうが、受験生の中で11で割り切れる数の見分け方を知っている

生徒が何人いるであろうか?


今は、速報として結果だけ述べると、


1つおきにとった数の和の差が11でわりきれること。