写真集【自衛隊の米軍供与戦車】
写真集【自衛隊の米軍供与戦車】が届いた。
同人誌ショップで購入したのだが、ポストカード付で直販していたのに気づき遅れたのでちょっとショックだ。
近所の昔の姿が写っており懐かしい(と言っても当時いたわけではないが)。一部の写真は大隊解散時にアルバム編纂のために見たことがある写真だった。
特にM24戦車にアメリカ軍マークの白星のままのものがあるが、それを桜に書き換えたものの両方の写真があったので「くださいな」と言ったところ「アルバム編纂したらあげる」と言われたのだが、そのままだな。
今になって、とても残念だ。焼却すると言っていたが焼かれちゃったんだろうか?
なお、32、33ページのM24の車両番号が「80-0068」と記載されているが、戦車は「90-」で始まる4桁を採用しており、M24は0で始まる4桁だった。
正規の基準フォントの角ゴシック体で描かれたものなので分かりずらいが「9」である。
戦車の車両番号割り
M24戦車:90-0×××
M41戦車:90-2×××
M4戦車:90-3×××
61式戦車:90-6×××
74式戦車:90-7×××
上記の様な番号基準だったが、61及び74式は製造順で番号が振られていたため秘密上の理由とかで「95-」で始まるランダムな番号に替えられた。
といっても、61式は「4」、74式は「0、1」、90式は「2、3」、10式は「4、5」で始まりランダムな3桁を加えた4桁になっている。
61式と10式が「4」で被っているが、61式はすでに退役しているので、あえて欠番にしなかったのであろう。
さて、明日?は零時起床で気仙沼だ!
おやすみなんしょ。
戦車の装甲防御、ガス防御(戦車工学)
1・2・2 装 甲 防 御
戦車の損傷を著しく少なくするのは、もちろん、戦車の速度と旋回性能によるところが多い。また、その大きさにもよるが、速度が増せば、それだけ目標となる大きさも小さくなり、命中の公算も減少するのである。しかし対戦車砲(ないしは戦車の砲)の命中率の増大と、一地点から突然射撃される事(肉迫行動域あるいは偽装の可能による)により以上のごとき条件に全幅的に信頼することが出来なくなっている。なお、自己固有の火器はそれ自身最良の防御法の一つであるが、火器に対し戦車を最も確実の防御する方法は装甲防御である。
各種弾丸による装甲板の被侵徹性及び各種要素の影響の詳細は後述の装甲防御の理論において研究する事として、ここでは、ただ、戦車の任務に適応する装甲板の厚さを選定するために必要である装甲板の被侵徹性について2、3の一般的知識を記述するに止める。
板の被侵徹性は次の要素によるものである。
a) 装甲板の性質
b) 弾丸の重量とその径
c) 装甲板の厚さ
b) 装甲板に弾丸が命中した時の速度、すなわち弾丸の初速度、距離及び弾丸の形状係数
e) 装甲板に対する弾丸の衝突角度
これらの量そのものの間の関係を表す近似式は極めて多い。
次に装甲板の厚さを換算するために一般に用いられているジャコブ・デ・マラー氏の式を紹介する。
《23P 計算式挿入》
種々の距離から種々異なる弾丸を使用した時の装甲板の被侵徹性に関する概略の数字を示すために次の表1・4及び1・5に掲げておく(本表は各種の資料により編纂したものである)。
軽戦車に最も多く使われる装甲板の厚さの徹甲銃弾に対する防御力に関して、外誌に報道されたビッカース会社の装甲板についての報告を次に記しておく(本表は前のものと同様絶対正確の数字であるかどうかは保証の限りではない)。
板の厚さ9mmの時、距離150m以上からの徹甲銃弾を防ぐ。
板の厚さ11mmの時、全ての距離からの徹甲銃弾を防ぐ。
板の厚さ11mmの時、距離450m以上からの13mm徹甲銃弾を防ぐ。
板の厚さ20mmの時、距離100m以上からの20mm徹甲銃弾を防ぐ。
これらの装甲板は明らかにはなはだ硬いが脆いものである。したがってこれを実験するに地雷を使用すれば更にいくぶん悪い結果になろう。
装甲板の配置は極めて重要なもので、また起り得るべき衝突角を最小限度にすることは板の厚さを増す事と同様に重要である。これに関連して戦車の車体の形状に対し要求が生じてくる。すなわちなるべく垂直板の使用を避ける事である。理論上最も望ましい形状は球面であるが、この様な装甲板を製造する事は困難であるから、装甲車に対するこの要求は目下のところ未だ実現を見ない。ただ個々の装甲板を設計上許し得る範囲で傾斜せしめ、砲塔の外面を円筒形にするに止めている。
ガス防護
戦車にとっての最も有効なガス防護は、個人防護ももちろん考えなければならないが、集団的防護が有効であるとされている。
1) 可動具部及び非動部を通じあらゆる結合部に特殊のパッキングを入れて車体全体を密閉する事
2) 戦車の内部を高圧に保つ事
3) 特殊の構造を有する濾過機すなわち防毒具を備え、その濾過機を通して外部の空気を吸い込むようにする事
個人的な防毒装置は乗員の動作を束縛するものであるから、この様な装置を取付けるのは極めて面倒ではあるが、戦車の毒ガス防御法としては極めて望ましい事である。
戦車の武器(戦車工学)
戦車の武器 は軽戦車では戦車砲も機関銃も回転射撃(360°にわたって)が確実にできる様に、また中戦車及び重戦車では全部の戦車砲と、2/3以上の機関銃の火力を前方と側方とに集中し得る様に配置されることが必要である。中戦車及び重戦車の砲を配置するには主砲を中央砲塔内に置き、回転射撃はできないが副砲もまた砲塔内に置く傾向がある。
火砲の威力を最大限に利用する ためには、今日いまだ設計者達が解決できない多数の技術的問題がある。その主なものは次の様なものである。
a) 砲塔を極めて迅速に回転させる方法として、砲塔(主として中央砲塔)の回転装置に機械式または電気式伝動装置を取付ける事、すなわち乗員の労力の消耗を最小限に止めて火器を移動させる方法
b) 射撃の命中率を著しく高めるために複雑な光学的照準具を採用する事
c) 回転砲塔の特殊自動制動装置すなわち可及的短時間内に自由自在に砲塔の回転を止める装置をつける事
d) 火砲の自動装填装置。これは重構造のものでは特に重要である。
e) 「行進射撃」を成し、しかもその射撃の瞬間に十分狙いがつけられる様にするために、角動揺をなるべく少なくする様な走行装置を設計する事。重機構の自走砲にあっては、戦車と異なり「停止射撃」をするものであるが、発射後、装置の動揺のため射撃速度を低下させないためと、また(ある場合には)試射によって目標に狙いをつけた照準装置の変化を来さない様に、射撃の際に懸架ばねを固定する事が必要である。
f) 現在の戦車の兵装に対し弾薬の平均数はある程度定められている。すなわち火砲の1門に対し弾薬70~120発、また機関銃1門に対し2000~3000発を標準とする。しかしながら兵装の多い少ないはその配置の設計上の可能性により決定されるが、また状況によってその配置はあちらこちらに自由に著しく変更することが出来る。
g) 火砲の構造上の能力の発達傾向は、次の発射力の式により簡単に推察する事が出来る。
ここに示したものは火器の大体の傾向を表すものと見なければならない。
現代式の各種戦車の全火器の威力は表1-3の通りである。最後の欄には火器の威力比、すなわち戦車の重量1kg当たりの全火力を㏋単位で表した数値の大体の値が揚げてあり、これらを比較する場合の特性値となるのである。
各種戦車の火器の威力を比較判断するには、この威力比以外に装備している弾薬数をも考慮すべきである。というのは装備火器の威力を増大するために、時には装備の弾薬数を減少しなければならない事があり、結局、効果を低下する場合があり得るからである。






