
英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
覚「単語帳を買ったけど、1周もできずに終わってしまった」という声を、生徒さんからよく聞きます。
単語が覚えられないのは、覚え方と、触れる回数の問題であることが多いことがほとんどです。
何度触れたかが記憶の鍵
単語を1回眺めただけで覚えようとするのは、脳の構造的に無理があります。
研究によると、単語帳を「ただ眺める」より、「意味を隠してテストする」形式で学ぶ方が記憶定着が大幅に高いことがわかっています。
これをテスト効果と呼び、学習の回数よりテストの回数が記憶に影響するとされているとのこと。
さらに、「毎日10語ずつ進める」より「100語を毎日繰り返す」方が定着しやすい、という考え方もあります。
同じ単語に「何度出会うか」が重要で、回数が増えるほど記憶に残りやすくなるのは私の経験でも間違いないですね。
情報を増やすほど、単語は忘れにくくなる
ただ単語の意味だけを丸暗記しようとすると、実は覚えにくいんですよね。
音声を聞く、自分でも発音してみる、画像で検索してイメージを持つ。
このように「1つの単語に「紐づく情報」を増やしていくほど、記憶に引っかかりができます。
たとえば「sustainable」という単語なら、「sustain(持続する)」「sustainability(持続可能性)」という関連語を一緒に確認してみる。
どれか1つでも頭に残っていれば、芋づる式に意味が浮かんでくることもあります。
よく「文脈の中で単語を覚えた方が忘れにくい」と言われますが、実は単語帳での意図的な暗記の方が効果的であるという研究結果もあります。
文脈学習は語感やニュアンスを掴む補助として活用しつつ、まず「繰り返し触れること」を軸に置くのが現実的ではないでしょうか。
具体的に私がよく勧めるのは、フラッシュカード(単語カード)を使った学習です。
英語を見て発音し、意味が出てこなければ確認して次へ。
1枚あたり2秒ほどで進んでいいです。
この「高速で回すサイクル」を続けることで、自然と出会う回数が増えていきます。
難しい暗記術より、シンプルな繰り返しの方が長続きすることも多いと感じます。
単語帳をテスト形式で使う
英語を見て意味を思い出すという作業をテスト形式でしましょう。
意味を先に確認してから英語を見る使い方では、テスト効果が生まれにくくなります。
手持ちの単語帳でも、カードを自作しなくても、順番を変えるだけで使い方の質が変わります。
気になった単語を画像検索してみる
意味を調べた後、Googleの画像検索でその単語を入れてみてください。
文字情報だけでなく、視覚的なイメージが加わることで記憶に残りやすくなります。
「なんかこんな感じの場面で使う言葉だったな」という感覚が、後から単語を思い出すときの手がかりになります。
まとめ
英単語を覚える方法に完璧な正解はないと思いますが、多くの人が言うように「繰り返し触れること」が何より大切だす。
才能でも根性でもなく、繰り返すことが苦にならない仕組みをどう作るかが大切なんですね。
私が上記で紹介したやり方以外でも良いので、自分に合ったやり方で単語の暗記に取り組んでみて下さい。
継続できる方法を選んで、当たり前のことを淡々と続けていきましょう。
ご意見、感想大歓迎です。