英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。

 

 

外国語学習をする目的は人それぞれだと思います。

 

 

進学、昇進のために仕方なくやっている方もいれば、外国語学習自体が楽しくてやっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

AIの進化で最近では外国語学習をする意味はないのではないかという人もいます。

 

 

確かに自動翻訳機やグーグル翻訳等を使えば、大体のことは用が足りるのも事実です。

 

 

私は外国語学習をすることで、母語(日本語)を俯瞰してみることができる力を養うことができると思っています。

 

 

母語(日本語)しか使っていないとなかなか母語を客観的にみることは難しいのが実情です。

 

 

外国語を学ぶことで初めて母語を客観的に見ることができる人がほとんどではないでしょうか?

 

 

外国語学習は、言わば言語と思考の往復運動ですので、母語と外国語の共通点、相違点に気づくことができます。

 

 

 

外国語学習を通じて母語を客観的に見る力を得ることができれば、これは一生の財産になると私は考えています。

 

 

 

私が駿台予備校で英語を習った故伊藤和夫先生は著書の中でこうおっしゃっています。

 

 

 

 

日本の大学入試には、どの大学でも英語の試験があり、英語ができないと大学に入れないのはおかしいという話もあるけど、僕はそう思っていない。「初めに言葉ありき」というじゃないか。どんな学問も、言葉なしでは教えられない、研究もできない以上、言葉の能力を養うことが、すべてに先がけて必要だ。その能力が一切に先がけてテストされるのは当然だろう。それには外国語を通すのが一番いいんだ。数学は自然科学の言葉だと思うけれど、大学教育を受ける資格の有無が、数学と外国語の能力、つまり言葉の「能力があるかどうかによって試されるのは当然だと僕は考えている。

 

それは、外国人相手に、コンチワ、サヨナラの挨拶ができるかできないかなどということ、一部の人が英語教育の目標がそこにあると考えていることとは全然別のことなんだ。

 

どうか、いま英語の学習によって培われている能力は、かりに大学に入ってから英語を一度も使うことがないとしても、形を変えて生きてくる能力なんだということを信じて、がんばって下さい。

 

 

英語教育というと、つい実用的な能力にばかり目がいきがちですが、伊藤和夫先生がおっしゃっているように、目にははっきりと見えなくても、形を変えて生きてくる能力というのは間違いなくあると私も信じています。

 

 

私にとって外国語学習は生涯学習なので、これからも外国語学習を継続していきます。ニコニコ

 

 

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