
英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
ブログでも何度か書いていますが、私は英語を学び始めたのは中学1年生の時です。
当時は中学1年生から英語を学び始めるのが普通でした。
まあ広島の片田舎の話しですけどね…
学び始めた時から英語は好きでしたし、中2の頃から洋楽に興味を持ったりしていたので、学校の授業以外にNHKラジオ講座を聴いたりしていました。
よくもっと早く英語をやっておけば良かったと思うかということを聞かれますが、もっと早くやっておけばっ良かったとは思っていません。
私が尊敬する國弘正雄先生も松本道弘先生も英語を始めたのは中学生になってからです。
お二人とも海外に行くことなく同時通訳者になられました。
(仮定法ですが)幼少時にものすごく良い先生にめぐり合っていれば、もしかしたらもっと英語が上手になっていたかもしれませんね。
ただこればかりは運の要素が大きいと思います。
幼少期の私が英語に全く興味を持たない可能性もありますから、一概に早く英語を学び始めたから上手くなっていたとは言えない気がします。
テレビやインターネット上で幼少期から英語を始めて、小学生で英検1級に合格したりTOEICで高得点を取る子供が紹介されますよね。
ああいう子供達を見て、自分も早くから英語を始めていたら同じように英語が出来たかもと思われる人も少なくないでしょう。
確かに早くから英語を始めてものすごく高い英語力を身につける子供がいます。
でも当たり前ですが、みんながみんな英語でできるようになるわけではありません。
むしろすごくできるようになっている子供の方が少ないです。
逆に早くから英語を始めて英語が嫌いになっている子供もたくさんいるという事実にも目を向ける必要があります。
高い英語力を身につけた子供は早く英語を始めて且つ英語に興味を持って取り組んだから高い英語力を身につけることができたのです。
子供からやれば苦労することなく英語ができるようになると思われる方も多いですが、子供は大人と比べて同じことを繰り返すことを厭わないから苦労したと思わないだけということも頭に入れておく必要があります。
もちろんリスニングや発音については早くから英語を始めた方がアドバンテージがありますが、大人になって始めても手遅れということはありません。
いつから英語を学ぶにしても主体的に学ばないと英語はなかなか上達しません。
まあ英語に限った話しではありませんが…
何歳であろうと英語を学びたいと思うのであれば、遅すぎるということは決してありません。
大人には大人の学び方があります。
大人になってから英語を学んでも高い英語力を身につけることは十分可能です。
頑張りましょう!!
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