英語コーチ、英日翻訳者の門田直樹です。
翻訳にはその人の個性がかなり出ますよね。
特に日本のことわざのように直訳がきかない表現の翻訳は人によってかなり異なります。
数日前のブログに書きましたが、「言われるうちが花」を同時通訳者の橋本美穂さんは、
Enjoy the music while they play it for you.
と翻訳されています。
一方松本道弘先生は、
I take it as a compliment.
と翻訳されています。
翻訳の違いは面白いですよね~
松本道弘先生は橋本美穂さんの翻訳に思わず微笑んでしまったとこの本に書かれていました。
松本道弘先生は上記の本で本当は「倍返し」を見出しにしたかったそうですが、「言われるうちが花」の翻訳が気にいったから止めたと書かれていました。
「英語にないなら作っちゃえ」は私も読みましたが、橋本美穂さんの頭の柔らかさとユーモアのセンスには舌を巻きました。
橋本美穂さんは間違いなく今後同時通訳者としてさらに活躍されると思います。
私も英語の達人の発想のセンスを盗むべく精進します。
私が使っている辞書、教材