なぜ?
『おかしいな…』
私は一人、頭を悩ませる。
これで、三度目だ。
次の約束をしたのにもかかわらず、事前に確認を兼ね連絡をしてみると
『約束してたっけ?』
その人は言う。
同時に、ゴメン。と言いながらも、投げやりな雰囲気が電話口から伝わってくる。
戸惑いと怒りを押し止め、次に会う約束を交わし私は電話を切った。
何か怒らせてしまうような事を、私はしたのだろうか?
考えてはみたものの、答えは出ないまま、私は途方に暮れる。
その人から、これと言って確約を得た訳でも無かったが、私はその人と上手く行っていると思っていた。
繋いだ手の温もりも、抱きしめられた時に伝わる体温も、特別なモノに感じていたのは、私だけだったのだろうか。
私は一人、頭を悩ませる。
これで、三度目だ。
次の約束をしたのにもかかわらず、事前に確認を兼ね連絡をしてみると
『約束してたっけ?』
その人は言う。
同時に、ゴメン。と言いながらも、投げやりな雰囲気が電話口から伝わってくる。
戸惑いと怒りを押し止め、次に会う約束を交わし私は電話を切った。
何か怒らせてしまうような事を、私はしたのだろうか?
考えてはみたものの、答えは出ないまま、私は途方に暮れる。
その人から、これと言って確約を得た訳でも無かったが、私はその人と上手く行っていると思っていた。
繋いだ手の温もりも、抱きしめられた時に伝わる体温も、特別なモノに感じていたのは、私だけだったのだろうか。
お茶目さん
彼女と初めて顔を会わせたのは、一年前の冬。
一人で、ふらりと立ち寄ったあのバーで。
友達数人と遊びに来ていた彼女は、明るく私に声を掛けてきた。
互いに年が近い事と、彼女の姉と私が同名だと言う縁?もあり、私達は直ぐに打ち解けた。
でも、何度か彼女と行動を共にするにつれ、私の中で上手く言葉に出来ない何かが、引っかかるようになっていた。
誰の話しにも真剣に頷き、時には涙を浮かべる彼女。
バーに一見さんが入って来ても、楽しげに話し掛け輪に入れる。
みんなが下ネタで盛り上がれば、上手に相槌を打つ。
そんな彼女の行動は、周囲の人間から『彼女って明るくて、イイ子だよな』と言う賛辞を引き出す。
ゲームで失敗をすれば、『ごめんねぇ』と言いながら小さく舌を出したり、からかわれると頬を膨らませ、少し拗ねてみせたりする。
そんな彼女を見ていると、私は『お茶目さん』と耳打ちしに行きたくなってしまうのだ。
確かに彼女は、周囲の言う『明るくイイ子』に違いない。
私もそれを感じたからこそ、仲良くなった。
けど私には、それを充分承知しながらも、気付いていないフリをし『図らずもそうなってしまった私』を演じている様に思えてならないのだ。
無垢は、無垢なように振る舞うから、そう見えるのであり、真っ白な布ですら、そのように施してあるからこそ白いのだ。
彼女を見ていると、どうしても『人工的で無い為の』作為を私は感じてしまう。
胡散臭い。
逆に
異性を意識しドレスアップする。
惚れた男を惑わす為に、香水を手に取る。
私は、そんな友人達が大好きだ。
そして、そんな即物的な友人達は、皆『イイ顔』をしている。
性別が介在する場に於いて、自分に素直になる事。
それは『自分のケツは自分で拭う』という、自己責任にも繋がるように思う。
私は、どんな異性からも好かれていたい。とは思わない。
まして『お茶目さん』を演じるつもりもない。
私は、自分が惚れた男から賛辞を受け取りたいのだ。
そんな風に思う私は、彼女の目には奇異に映るのかもしれない。
なのに、なぜ懐く?
私は『お茶目さん』の仲間入りはしないよ。
一人で、ふらりと立ち寄ったあのバーで。
友達数人と遊びに来ていた彼女は、明るく私に声を掛けてきた。
互いに年が近い事と、彼女の姉と私が同名だと言う縁?もあり、私達は直ぐに打ち解けた。
でも、何度か彼女と行動を共にするにつれ、私の中で上手く言葉に出来ない何かが、引っかかるようになっていた。
誰の話しにも真剣に頷き、時には涙を浮かべる彼女。
バーに一見さんが入って来ても、楽しげに話し掛け輪に入れる。
みんなが下ネタで盛り上がれば、上手に相槌を打つ。
そんな彼女の行動は、周囲の人間から『彼女って明るくて、イイ子だよな』と言う賛辞を引き出す。
ゲームで失敗をすれば、『ごめんねぇ』と言いながら小さく舌を出したり、からかわれると頬を膨らませ、少し拗ねてみせたりする。
そんな彼女を見ていると、私は『お茶目さん』と耳打ちしに行きたくなってしまうのだ。
確かに彼女は、周囲の言う『明るくイイ子』に違いない。
私もそれを感じたからこそ、仲良くなった。
けど私には、それを充分承知しながらも、気付いていないフリをし『図らずもそうなってしまった私』を演じている様に思えてならないのだ。
無垢は、無垢なように振る舞うから、そう見えるのであり、真っ白な布ですら、そのように施してあるからこそ白いのだ。
彼女を見ていると、どうしても『人工的で無い為の』作為を私は感じてしまう。
胡散臭い。
逆に
異性を意識しドレスアップする。
惚れた男を惑わす為に、香水を手に取る。
私は、そんな友人達が大好きだ。
そして、そんな即物的な友人達は、皆『イイ顔』をしている。
性別が介在する場に於いて、自分に素直になる事。
それは『自分のケツは自分で拭う』という、自己責任にも繋がるように思う。
私は、どんな異性からも好かれていたい。とは思わない。
まして『お茶目さん』を演じるつもりもない。
私は、自分が惚れた男から賛辞を受け取りたいのだ。
そんな風に思う私は、彼女の目には奇異に映るのかもしれない。
なのに、なぜ懐く?
私は『お茶目さん』の仲間入りはしないよ。
真面目②
彼との事を『真面目』に考えているのか。
と、彼女から問われたあの日。
実は…と言うほどの内容では無いのですが、続きがあるんです。
当初は、省くつもりだったのですが、記した方が次に繋がりやすいかな…なんて思いまして。
興味のある方、良かったら読んでやって下さい。
『体だけ』そう、言い切る彼女に私は『つまる所…』という意味で、自分なりの真実を述べた。
彼女は『納得しかねる』というような表情で、尚も私に挑みかかってきた。
『正当化。じゃないの?それって』
んー
私は頭を抱える。
ここで、つまんない事を彼女と議論し、時間をムダにしたくないんだよー。
挑発に乗るつもりも、ないし。
変わりに私は、こんな質問を彼女にしてみた。
『じゃぁさ、どういう付き合いが、真面目。なのかな?』
それに返ってきた答えは、こうだ。
『彼がいながら、他の人(男性)と仲良くするのは、変だよ。それに、本当に好きだったら、寝なくても良い筈でしょう?』
んー。
質問の答えになってない…。
単に、彼女は私を批判したいだけなのかも…。
私は、自分の立場をわきまえているつもりだ。
彼との事に於いて。
連絡してはならない時間。
逢う事が出来ない曜日。求めてはいけない答え。
その上で、彼との時間を大切にし、それを守るべく互いのルールを犯さないよう心がけてきた。
香水は付けない。
相手を引き留めない。
気持ちを試さない。
こんな些細な事ですら、私には重大事項なのだ。
批判されるべき恋愛。だとは百も承知。
バレない為の小細工を、思い遣りにすり替えるつもりもない。
でも
好きだから、欲しい。
その気持ちに、嘘はつけない。
そして、内情を知りもしない彼女から、採点を賜る筋合いも無い。
まして、彼女の満足を得る為に、沢山の事を答える用意もないのだ。
と、彼女から問われたあの日。
実は…と言うほどの内容では無いのですが、続きがあるんです。
当初は、省くつもりだったのですが、記した方が次に繋がりやすいかな…なんて思いまして。
興味のある方、良かったら読んでやって下さい。
『体だけ』そう、言い切る彼女に私は『つまる所…』という意味で、自分なりの真実を述べた。
彼女は『納得しかねる』というような表情で、尚も私に挑みかかってきた。
『正当化。じゃないの?それって』
んー
私は頭を抱える。
ここで、つまんない事を彼女と議論し、時間をムダにしたくないんだよー。
挑発に乗るつもりも、ないし。
変わりに私は、こんな質問を彼女にしてみた。
『じゃぁさ、どういう付き合いが、真面目。なのかな?』
それに返ってきた答えは、こうだ。
『彼がいながら、他の人(男性)と仲良くするのは、変だよ。それに、本当に好きだったら、寝なくても良い筈でしょう?』
んー。
質問の答えになってない…。
単に、彼女は私を批判したいだけなのかも…。
私は、自分の立場をわきまえているつもりだ。
彼との事に於いて。
連絡してはならない時間。
逢う事が出来ない曜日。求めてはいけない答え。
その上で、彼との時間を大切にし、それを守るべく互いのルールを犯さないよう心がけてきた。
香水は付けない。
相手を引き留めない。
気持ちを試さない。
こんな些細な事ですら、私には重大事項なのだ。
批判されるべき恋愛。だとは百も承知。
バレない為の小細工を、思い遣りにすり替えるつもりもない。
でも
好きだから、欲しい。
その気持ちに、嘘はつけない。
そして、内情を知りもしない彼女から、採点を賜る筋合いも無い。
まして、彼女の満足を得る為に、沢山の事を答える用意もないのだ。