震災がなかった人生は、思い浮かばない～「震災と未来展」と「花は咲く」

前記事：どんな時でも人は前に進めると～矢口神の「天と地と」、能登さんのお写真も(*^-^*)

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初日に書いたレポは、
これから行く（かもしれない）方に向け書いたものでした。
（追記３）これから行く方へ～「震災と未来展」行ってきました

実は、
行けない方、行く予定のない方に向けても書けるようにと、
写真も何枚か、撮ってきました。

でも、その前に。

『震災と未来展』は、

ある、結弦くんの一言に尽きるなってこと。

「震災がなかった人生って自分の中で思い浮かばないです。」

（11：15頃から）

「震災がなかった人生って自分の中で思い浮かばないです。

受け入れることができるんですよね、これが普通だって。

震災って普通じゃないことなのに、

ここから歩み出していくことが、すごく普通に思える。

その当時の場所にいるからこそ思える。

　僕たちは生きている人間だからこそ

命を全うして、

亡くなった方々やもっと今つらい思いをしている方々に対して

胸を張って生きられるような生き方をしなきゃいけないと

強く思っています」

この番組に対しては、
取材の仕方に問題があるんじゃないかと、
私は声を荒げました。
そのくらいに、
容赦ない内容だったのです。
※参考：昨夜の放送から　～　結弦くんだから、伝えられること。身を切り裂いても、伝えたいこと。

震災があったから、とか

震災が無かったら、とか、

そんな考え方ができないほどに、

彼の人生と切り離せないもの。

同じように、

被災地に生きた人にとっては、

震災は、その人の人生そのものなのだってこと。

それ以外の人生は、

ないってこと。

大切なものを失った。

大切な人を失った。

その悲しみは、
乗り越えたり、
忘れたりするものじゃない。

その悲しみと、
共に、生きていくのだと。

その悲しみを抱えたまま、

共に、前を向くのだ、ということ。

この「震災と未来展」の中での結弦くんは、

この世のものとも思えぬほどに、

美しく舞っていました。

ひたすらに美しくあることが、

自分の使命であるかのように。

この世のものと思えないほどに美しいからこそ、

他人の悲しみにも、そっと触れて寄り添うことができる。

そして、

温かな光でそっと包み込んで、

その悲しみを抱いたままでも

前を向かせてくれるようでした。

展示を最後まで見て会場を出ると、

そこで改めて「花は咲く」の結弦くんと会えるように

設えてあったそうです。

（私はあっさりと、気づかないまま帰ってしまったのですが・・・(;´Д｀)）

“いつか生まれる君に”のところで赤ちゃんの声がして。子供達の元気な声が重なり、色々と感慨深い未来館への訪問になりました。アイリンの光の中で舞う19歳の羽生くんに感謝しながら。
※駐車場有り.日曜でも余裕ありました pic.twitter.com/5jvZpAut9j
— すー（sue） (@ra_nuit) March 7, 2021