鬼への伝言～４Aは今の僕を支える芯～逆襲の四大陸　

どこまでも、

ついていくよ

アクセルは今の僕のスケートを支えている芯。

絶対に跳びたい。

それを含めて四大陸をどれだけ成長の場にできるか

貪欲なまでの、成長への意欲。

（四大陸への）希望を出したのは、

１つのステップとして出た方が

自分としても成長できると感じたから。

試合を出るごとに色んなことを経験して、

吸収しながら強くなっていきたい。

◆逆襲へ、羽生結弦が２月四大陸でクワッドアクセル挑戦示唆「習得へのステップに」
https://www.daily.co.jp/general/2019/12/23/0012982468.shtml

思わず、訊き返したくなった。

「いろんなことを経験」って・・・・・・

びしょびしょのリンクとか、

開かなくなってたドアとか、

これまでも、さまざまな「経験」を経て、

それでも、

潰れず（心折れず）に、

成長し（つぶせないほどの圧倒的な強さを見せつけ）てきた結弦くん。

それでもなお、

この全日本での経験をも糧として

成長してやろうという、

鬼のようなレジリエンス。

「今回は偶然のことが多かったと思うけど、それでも苦しい状況の中でスケートを辞めずにやってきたことがいいふうに出て良かった」という昌磨くんの言葉の、
”偶然のこと”って言葉も、何気に気になってますが。

※デイリー　羽生結弦、宇野Ｖたたえ「僕も『こんなもんじゃねーよ』って頑張りたい」
https://www.daily.co.jp/general/2019/12/22/0012982091.shtml

転倒さえしなければするすると加点を貰える選手と戦うのであっても、

その闘いを笑顔で引き受ける強さに、

もう、言葉はありません。

※スポーツ報知

やすやすと加点を与えられる選手を称える心の広さよりも、

理不尽に、厳しい採点をされ、

自分のスケートを否定される無力感を乗り越えてほほ笑む、

その強さに心が震え、

涙が止まらなくなるのです。

そして、

ただただ、

健康を祈るのみ・・・。

改めて、
代表選手のみなさん、おめでとうございます。

※JOC

毎日新聞　「いやあ、弱いな」「自分のなかでも感覚と乖離」　羽生の一問一答

「弱いです。弱っちいです。体と心のイメージが乖離（かいり）した」
※日刊スポーツ　羽生結弦５年ぶり日本人に負けた「体と心かい離」

実力で負けた訳じゃない。

彼には、わかっている。

※共同

普通の人間ならば、

だからこそ、

心は折れる。

でも、

彼は、

自分の問題と、

自分にはどうしようもない事象とを

速やかに切り分けられる。

※読売

実はこれこそ、

彼の強み。

恨むのではなく、

讃えて、

乗り越える。

※朝日

それが、

彼の真の強さなのだ。

負のエネルギーを、

直ちにプラスのエネルギーに変換できる力、

それが、

彼のレジリエンスの源だ。

・・・・だからといって、

彼を浪費し、

消耗させて良い訳じゃない。

鬼のような彼のレジリエンスが、

機能の限界を超えたなら、

きっと、その日は突然にやってくるのだろう、

全ては泡のように消え去るよ、

さらば、うたかたの夢、と。

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