アシュリーの#MeTooは、クリスタル | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

(追記)
1月に自殺した元選手に関わるAFP日本版記事をリンクしました。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
『フィギュアスケーターズ15』のレビューの続きを書く前に、
ちょっと書いておきたいことがあります。

胸に突き刺さる告白を読みました。



ポプラさんが素晴らしい訳を付けてくださいましたので、
それをまず、ご紹介します。

”アシュリー・ワグナーの告白”




元記事(USAトゥデー紙:アシュリーのインタ動画付「Ashley Wagner: I was sexually assaulted at 17. Here's why I’m telling my story now」)

きゅーさんの全訳



アシュリーは、自分もまた、ジョン・コフリン氏(元選手で、性的暴行を訴えられ、真相究明の途上、今年の1月に自殺した人物※1)から性的暴行を受けたと、語ったのです。

※1自殺のフィギュア選手、元パートナーが性的暴行被害を告発 2019年5月22日 10:21 AFP通信


17歳だった彼女は、
自分が何をされようとしているのかわからないまま、
無言の男に襲われてしまいます。

大人の男との対格差に恐怖を覚え、
抵抗できずに苦しみますが、

意を決し、泣きながらも「NO!」を表明したことで、
男はやりたい放題の行為に及ぶ前に部屋を出ていったのですが、

それで彼女の苦しみが終わった訳ではなく、
ずっと、彼女は苦しみ続けるのです。

実は、先日、NHKのクローズアップ現代でも、同様のテーマでの番組が放送されたばかりでした。
※“顔見知り”からの性暴力 ~被害者の苦しみ 知ってますか?~2019年7月30日(火)
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4315/index.html?1564476440

日本では、
性暴力の犯人の8割が「顔見知り」なのです。

たぶん、米国でも相当数が顔見知りによる犯行でしょう。

アシュリーが暴行を受けたのと同様に、
人間関係を利用した卑劣な犯行であることがほとんどでしょう。

アシュリーは、語ります。

「親に話せば、パーティに行ったことを叱られるとも思ったので黙っていたのです。」

日本の女性たちも、同様に悩み、
誰にも被害を訴えられずにいることも多いのです。

悪いのは、性暴力を振るった犯人であって、
性被害をうけた女性ではないのに!!!

まるで、強盗に入られて財産を奪われ、一生直ることのない大怪我を負わされたにも関わらず、
「割ろうと思えば割れるような窓だったのだから、そんな家に住んでいた方が悪い。」と非難するようなもの。理不尽です。


「女の子がパーティに行ったことは、男にその子の身体を触ってよいということにはならない。私は彼に一言も、それを許すような言葉を言っていません。 

私がパーティにいたことは、すなわち「合意」ではないのです。

それをもっと早くわかりたかった。」

↑↑ここがとても大切!!!

日本でも、この同意の有無が、人によって、大きく異なっていることが、大問題なんです。


(クロ現より)

男と二人きりで飲んだ方が悪い、
男の部屋に行った方が悪い、
そんな「悪しき常識」が、

男を性犯罪に誘導し、
襲われた女性に対して、が自分を責め、助けを求め辛くしているのですから。

そして、アシュリーのように、
信頼している人、
皆から好かれている人からの性暴力
は、
回復不能なほどに、被害者を人間不信に陥れますし、
被害者が自分を責め続けることになります。
生きていくこと自体が辛くなってしまいます。

(性暴力に苦しんでいたにも関わらず、トップ選手として活躍し続けたアシュリーは、凄すぎです。

というか、このような事件に巻き込まれていなかったならば、もっともっと才能を伸ばすこともできたろうにと残念・・・ぐすん


「採点競技であるフィギュアスケートの中で、頭角を現し始めていた若いスケーターでした。面倒は起こしたくなかった。

自分のキャリアに傷がつくことを恐れました。

トラブルメイカーだと思われたくなかったのです。 

それに誰も私の話を真剣に聴くとも思えませんでした。」


フィギュアスケートの世界に漂っていた、
被害を訴え出ることへの抑止力が大きいことを指摘しています。



恐らく、米国の女子体操界で起きた、多数のトップ選手たちが連盟医師によって性暴力を受け続ていた事件とも、同じ構図なのではないでしょうか?

日本でも同じです。
職場の上司や同僚からの性暴力を拒否できない、
訴え出ることができない、という状態と重なります。



でも、アシュリーは遂に、
米国での#MeTooの流れに背中を押され、

13歳で全米チャンピオンとなったアリッサ・ルウに象徴される、
若くして活躍する選手たちが、同じ目に遭わないようにと、

自分の受けた性被害について公にすることを決意したのです。

その勇気と、
後輩たちへの愛、そして、自分が人生を賭けてきたスケートへの愛の大きさに涙が出ます。



フィギュアスケートも体操も、特に女子は、
まだ幼い10代の選手たちが世界のトップ選手として活躍し、
大人たちと一緒に宿泊し、何日も行動を共にする競技形態である点で、選手生活の様相も他の競技とは異なります。

子どもたちは、幼いころから、
性被害についての知識を持たねばなりませんし、

※万一、性被害に遭いそうになった時に、「何が起ころうとしているのかわからないまま」被害に遭ってしまうのではなく、迅速に逃げるため、また、万万万が一、被害に遭った場合には、すぐに訴え出ることができるように!!


大人たちに対しては、子どもを自分の性欲や支配欲の対象として弄んではならない、それは犯罪なのだという認識を徹底しなければなりません。



アシュリーの尊く勇気のある訴えによって、
米国フィギュアスケート界が変わっていきますように。

そして、
恐らくは、表面化していないだけで、
ひとり苦しんでいる選手たちは、
実は、世界中に、いるのではないでしょうか?

性暴力に遭っている選手たち、
子どもたち、
女性たちが、

きちんと、その訴えを尊重してもらえ、
必要なケアが受けられますように。

そして、
合意のない性行為は、全て性犯罪なのだということが、
世界中にオーソライズされますように。

そして、
性行為の合意というのは、

「二人きりになった」とか、
「短いスカートをはいていた」ということではない!
ということが、

きちんと広まりますように。


アシュリーの決意のクリスタルが、
多くの選手たち、そして、
世界中の性暴力に苦しんでいる女性たちを救っていくために輝き続けますように!!!




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