食べ方〜生き方まで
あなたの輝きをナビゲート✨🌈✨
雑穀×野菜のビーガン料理教室
つぶつぶキッチン凜の輪主宰
〜安曇野、長野、出雲〜
つぶつぶ料理コーチ＆未来食セミナー講師
つぶつぶマザー 村上（加藤）美保です♪
(phot by 仲田葉子）
【人生の棚卸し】ブログの続きです。
【人生の棚卸し：第１回】不満やイライラ、不機嫌さで悶々と過ごした子供時代（誕生〜小学生）
【人生の棚卸し：第２回】諦め、コンプレックス、劣等感満載の女の子でした（中学〜高校時代）
【人生の棚卸し：第３回】キラキラ関西女子にカルチャーショックを受けた田舎娘（短大時代）
【人生の棚卸し：第４回】刺激的な東京での暮らしがスタート（就職）
【人生の棚卸し：第５回】初めての海外赴任、英語研修、大使館勤務・・・（イギリス）
【人生の棚卸し：第６回】アラブ世界の衝撃にノックアウト！（エジプト）
今回は、７回目。
2001年、２カ国の海外勤務を終えて
約7年ぶりに帰国しました。
（途中何度か一時帰国はしてます）。
30歳になっていました。
最初に配属になったのは、
西欧第一課（庶務班）。
ヨーロッパ地域、
主にフランス語圏やドイツ語圏を
担当している部署でした。
エジプトから帰国すると、
とにかく日本の社会は
システム化されていて、綺麗で、
仕事も何かもがスムーズに
滞りなく進むことに感動でした。
担当者が不在の場合でも、
後で必ず先方から連絡が来るし、
（エジプトでは、捕まえたい方が
何度でもしつこく連絡する・笑）
信号機や交通ルールは
ちゃんと機能し、
（エジプトには、横断歩道はなく、
車が行き交う中を縫うように道を渡る。
車線変更も右から左から自由奔放・笑）
電車は
分刻みの正確さで運行され、
痒いところに手が届く
物がいっぱい溢れてる！
なんて便利で
素敵な国なんだろう！
改めて感銘を受けました。
西欧第一課は、
25~30人弱の部署でしたが、
同世代の若い職員がほとんどで、
元気で明るく仲も良く、
楽しかった思い出しかありません。
素敵な人も多かったですが、
尊敬していた男性職員から
「加藤ちゃん（旧姓）を初めて見た時に、
あぁ〜この子は幸せになるなぁと
思ったんだよ。だから頑張れよ。」
と言われた言葉は、
ずっと、事あるごとに
私の支えになりました。
親分肌で、上にも下にも
ストレートに意見が言える人で、
言葉に力がある人でした。
この人のように、
自分の想いを真っ直ぐに
相手の心に届けられる人になりたいと
ずっと思っていました。
プライベートでは、
色々趣味の世界を広げることで
充実感を味わおうとしましたが、長続きはせず・・・
同僚に連れて行ってもらった
「文楽」にはハマりました。
私は歌舞伎よりも断然
「文楽」の方が好きで、
年３〜４回の東京公演の際には
毎シーズン観に行きました。
大好きな部署でしたが、
1年弱で異動することになり、
初めて他省庁に
出向することになりました。
内閣府PKO事務局、
事務局長の秘書でした。
この部署には、
外務省、防衛省、内閣府、文部科学省、
総務省、農林水産省、警察庁などから
出向者が集まっていました。
同じ国家公務員と言えども、
各省庁によって
全然カラーが異なり、
職員の仕事のやり方はもちろん
雰囲気も違うのです。
その違いにビックリすることも
多々ありました。
事務局長から、
官邸への届けものを
頼まれることも時々あり、
官邸の様子も垣間見れたのは、
野次馬的ですが（笑）
興味深い経験でした。
女の厄年と言われる
32~3歳頃になると、
冷え性や生理痛、
婦人科系のマイナートラブルも
色々感じられるようになり、
毎年のように
婦人科通いしました。
海外では、
貴重な経験を色々
させてもらいましたが、
「外務省」「大使館」
のネームバリューが強すぎて、
実態の自分とは
かけ離れていることに、
コンプレックスを感じていました。
私自身は、
有名大学を卒業してるわけでも、
学歴や学力があるわけでもなく
語学も日常会話程度、
他人が思うような
優秀な人間ではありません。
勝手にものすごい
イメージをもたれることが
ストレスだったので、
職場以外では、
仕事の話は出さず、
職場では、
プライベートの話は
出さないようにしていました。
自分は一つなのに、
公私の自分を完全にわけて
振る舞っていました。
結局、それでは、
どこにいても、
ありのままの自分を
表現できないので、
取り繕うように存在する
自分が、
本来の自分と
かけ離れて行きました。
精神的な行き詰まりを
感じていた時期で、
実家の両親と
電話で話をしている時に、
初めて弱音を吐いて
泣きながら1時間話しを
聞いてもらったことがあります。
そして、
母が言った言葉に、
ハッとしました。
「最近の若い人達は
ストレス、ストレスと言って
悩んでいて可哀想になるけど、
お母さんは、馬鹿だから、
ストレスが一体どんなものか
わからないわ。」
・・・愕然としました。
ストレスが
わからないって・・・？？？
どういうこと？？？
こんな人がいるなんて・・・
しかも私の母親が・・・！？
ストレスなんて
実態のないモノに
勝手に縛られて、
自分で自分を
がんじがらめにしていることがわかり、
アホらしくなりました。
物事を考える時は、
その時の状況に
自分をスッポリ
当てはめるのではなく、
俯瞰して眺めてみることの
大切さを実感しました。
母は、
大らかな人で、
新幹線でたまたま
隣り合わせた人と
3時間お喋りできるくらい
気軽な人ですが、
忘れられない母の名言です（笑）。
この頃、
同僚から紹介されて、
元夫と出会いました。
同僚の幼なじみでした。
初めて会った時の印象は・・・
控えめで遠回しな
コミュニケーションが多かった
我が家の家族関係とは異なり、
元夫の家族は、
お互いにオープンで、
気軽に連絡し合う仲が良い様子や、
若い頃に音楽をやりたくて
アメリカやオーストラリアに行った話など、
自分にはない、
オープンさや冒険心に
興味を持ちました。
元夫とは2年ぐらい付き合った後、
34歳の時に入籍しました。
そして、
それまで住んでいた、
埼玉県川口市の独身寮から
神奈川県相模原市にある
家族寮に引っ越して、
結婚生活をスタートしました。
内閣府PKO事務局での
約３年の出向が終わり、
外務省旅券課
（受付審査班：外交・公用旅券の審査業務）
に異動した頃でした。
つづく。
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