魚との対話 -64ページ目

国連分担金で思うこと

最近の産経新聞の記事によれば、国連分担金の負担率は概ね、米国22% 日本19.5% 英国6.1%

フランス6% 中国2.1% ロシア1.1%で、米国以外の他の常任理事国四カ国の合計は15.3%で、

日本一カ国にも満たないとの事。

それにもかかわらず、中国や米国の反対で日本の常任理事国入りが駄目になった。

町村外相の日本の常任理事国入りが実現しない場合、負担率の削減を求める可能性を示唆する発言は

当然であって、金は出しても口出すなと言わんばかりの戦勝国の論理がまかり通っている国連は、

子供の頃教わった平和を希求する公平な機関とはほど遠いようだ。


その国連の人権委が拉致問題で「迅速な回答を」と北朝鮮に勧告したとの記事が出たが、果たしてどこまで効力があるのか疑わしい。

拉致問題と言えば、六カ国協議で議題にすることに中国韓国に反対され、米国にまで無視された。

見通しの意見として、北朝鮮が普通の体制に変革された時、はじめて全面解決への道が開かれるのではないだろうかとの記事を見た時、老いゆく拉致被害家族の方々は本当に気の毒だと思った。


かつて、友人から田中角栄は米国の言うことを聞かず、中国に接近し過ぎて、ロッキード事件でほうむられたと聞かされた。

先日のテレビ番組 関口宏の「ザ・真相5」の中で、石油危機の折中国に接近し、アラブを支持した田中角栄が、米国発ロッキード事件で失脚の憂き目に逢ったのは、米国の石油利権に触れた為との見方もあるとの報道に、やっぱりと思った。


日本の右傾化を心配する意見も聞くが、振り子がまともな位置に戻りつつある状態だと思う。

「対米一辺倒から日米安保を保ちつつも、憲法を改正し自存自衛の道を選ぶ時が来ている」との主張に

賛成だ。

そんな訳で、私は安倍晋三と桜井よしこさんに活躍してもらいたいと思っている。




起震車体験

10月になったというのに暑~い日曜日、地元の区民祭りに行ってみた。

お目当ては、起震車とはしご車搭乗体験だ。


起震車体験    はしご車搭乗体験

起震車体験                        はしご車搭乗体験

煙体験ハウス    吹奏楽

煙体験ハウス                       吹奏楽


起震車では、テーブルとセットの椅子に座って震度7を体験した。

ガタガタガタガタ、大変な横ゆれだ。

地震大好き(?)な家の奥さんを連れてくれば、大騒ぎしておもしろかったかな!

はしご車は人気があり、整理券が必要で、残念ながら乗ることは出来なかった。

最高点で30mになるという。見晴らしが良いと思うか、足がすくんで恐ろしいと思うか、来年のお楽しみ。

テントで囲まれた煙体験ハウスというのがあった。

係員からハンカチで口をふさいで進むよう指示があった。

中に入ったら真白な煙で何も見えない。

出口でほっとしていたら、「火事になったらこうなります」と言われ、ゾットした。


芝生広場の方から、ブラスバンドの音が聞こえる。

行ってみたら、ステージは千葉西高、聴衆の周りは区内の中学校の皆さんの合同演奏が始まるところ

だった。真青な秋空のもと、ステレオ効果の吹奏楽で聞くビューティフルウェーブ(曲名)はさわやかで、

心地良かった。


一口メモ : アオギリ


アオギリ    アオギリの種子

アオギリ                          アオギリの種子


アオギリの並木を見ると、緑の葉っぱの中に茶色の枯れたような葉っぱが混在している。

不思議に思っていたが、先の野外観察講座の資料で分った。

茶色のそれは果皮で、『果実は秋に熟す前に裂開し、葉のような果皮の両縁に丸い種子が数個ずつつく』

とある。

手に取ってみた。本当だ !!

秋草を訪ねて

タイトルは、「花島公園周辺観察」の副題です。


講師の篠崎秀次先生は、参加された方々の中で一番の高齢とお見受けしたが、中々どうして足が速い!

友人のHさんは、半ばうらやむ気持ちか、「先生の足に重りを付けた方がよい」等と言う。

また、野草・樹木・木の実等の微に入り細をうがつ解説は、頭もすっきりされている。


先生のたまふ。「自然観察では見て、触って、においをかいで、味わうことが大切。」

それは、色々なことに通じる言葉だなとブログを書いていて思った。


フイリノヤブラン    イヌショウマ


白花の曼珠沙華    黄花の曼珠沙華


クマシデ    クサギ


マヤラン    ヤマホトトギス


花島公園周辺観察

9月30日(金)日差しの強い初秋に、千葉市都市緑化植物園主催の野外観察講座「花島公園周辺観察」に参加した。


コースは次の通りで、同行の友人Hさんによれば、約15,000歩、9kmの行程だった。

花見川団地中央公園(10時)→花島公園→花島観音→花島公園(昼食)→花島橋→花見川サイクリングロード→柏井橋→水神宮→柏井市民の森→花見川団地中央公園(15時30分)


花見川サイクリングロード周辺は、私の散策路の一つだが、今回多くの野草や樹木の名前を知る事が出来

大変有意義だった。


柏井市民の森は、初めて訪れた所だが、静寂な森のたたずまい、ひっそりと咲く野草には心を奪われ、

また来てみたいと思った。


花島観音    花見川

花島観音                         花見川(花島橋より)


花見川サイクリングロード    水神宮

花見川サイクリングロード               水神宮


スダジイの板根    コナラ・クヌギの雑木林

スダジイの板根(柏井市民の森)           コナラ・クヌギの雑木林(柏井市民の森)


写真は、クリックすると大きくなります。

秋の気配

9月20日(火)、千葉市都市緑化植物園主催の、自然を学ぶ火曜講座「里山の秋・ヒガンバナの秋」に     参加した。


広畠真知子講師の解説で、参加者32名、サポートボランティア14名の皆さんと、主に四街道市の里山を

散策した。


ヒガンバナの盛りは一週間後との事だったが、田舎情緒たっぷりの里山をめぐり、秋の気配を感じた一日

だった。


里山の説明    里山

里山の説明                       里山


ヒガンバナ    春日神社へ

ヒガンバナ                        春日神社へ


ノブドウ    カラタチ

ノブドウ                          カラタチ


栗    ゲンノショウコ

栗                             ゲンノショウコ


ルツボ

ツルボ

標高2700メートル畳平大パノラマ

9月16日(金)、乗鞍スカイラインのバスツアーに参加した。

乗鞍スカイラインは、日本一の高所を走る山岳道路で、その終点が畳平(2702m)。

畳平の駐車料金は、1時間1万円とか、高~い!


運よく、畳平は晴れ。気温13℃

そこで、添乗員は往復30分の魔王岳登山か、一周30分のお花畑散策を勧めた。

私は迷うことなく、魔王岳登山へ(2764m)。

魔王岳は岩山なれど、ハイマツの緑が鮮やかだ。

少し登った所で、眼下に鶴ヶ池、遠くはコロナ観測所までの山岳パノラマを堪能できた。

しかし、さらに先の乗鞍岳最高峰剣ヶ峰(3026m)は見ることが出来なかった。

魔王岳    鶴ヶ池

魔王岳登山道とハイマツ               鶴ヶ池


畳平駐車場    郵便局と神社

畳平駐車場と山岳パノラマ              畳平の郵便局と神社


木道に囲まれた高山植物のお花畑は、盛期を過ぎたとのことなので、散策は止めにした。

ゆったりと妻と二人、お花畑を眺めていたら、霧が流れて来た。

あっという間に立ち込めた霧で、お花畑はかすんでしまった。

畳平のお花畑    畳平のお花畑

畳平のお花畑                      お花畑に立ち込めた霧


今回の旅は、走行距離800km、所要14時間のハードな状況だったが、参加43名の殆どが

私より高齢のご夫婦だった。

しかし、皆さんとても元気で、私もそうなりたいと思った。


佐原ぶらり二人旅

佐原に造詣の深い殿下と二人、ぶらりと旅に出た。

佐原の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区である。

地域の人々と役所が、一体となって保存活動に取り組んだ成果として、古くから水運によって栄えた

古い町並みを、今でも目にすることが出来る。


ジャージャー橋    小野川

出発点 ジャージャー橋                小野川 「だし」のある川辺 


利根川

折り返し点 利根川


殿下は、川の中からも町並みを見てみようと提案し、観光船さわら舟に乗った。

出発点の樋橋は、かつては佐原用水を本宿から新宿へ小野川をまたいで通す樋だった。

樋から水が溢れると、ジャージャーと音を立てて流れ落ちるので、通称ジャージャー橋と呼ばれるように

なった。


川沿いには、千本格子の民家や商家、蔵が並び小江戸と呼ばれる面影を残している。

また、水運で栄えた栄華を偲ばせる「だし」が頻繁に現れる。

「だし」は、護岸から石の階段を下りた平らな木の場所のことで、荷物の積み下ろしと洗い物をする

生活の場でもあった


大きな水門をくぐったら利根川に出た。ゆったりとしたおおきな流れだ。

岸辺には道の駅ならぬ水の駅が建設される予定と女船頭さんから聞いた。

なかなか良いアイデアだと思う。


今回、行きの電車では殿下の佐原に関する未定稿のレポートを読み、町中では解説付きの散策と、

大変有意義でぜいたくな旅をさせて頂いた。

殿下には厚く御礼申し上げます。



本当だ!!

園芸好きの知人に、タチアオイとフヨウの違いをたずねたところ、

フヨウの中に朝は白、夕方は濃いピンクになり、酒を飲んで酔っぱらっていく様子に似ていることから、

酔芙蓉という名前がついた花があると聞いた。


千葉市の花の美術館を夕方訪れたところ、酔芙蓉が咲いていた。濃いピンクだ。

一週間後の朝、行って見た。本当だ!! 白だ。


酔芙蓉    酔芙蓉

酔芙蓉 10時30分                   酔芙蓉 16時20分


ブログで拝見した urugi さんのサギソウの写真は、シラサギが飛んでいるようだ。

いつか、直接見たいものだと思っていた。


その時が来た。場所は、佐原のとある商店の蔵を見学して出て来た中庭の一角。

予想より花が小さかったので、シラサギとはちょっと違うなと思ったが、

写真を撮ったところ、本当だ!!飛んでいるようだ。


サギソウ

サギソウ

早起きは三文の徳

かつては、朝眠くてしようがなかったのに、今は遅くまで寝ていられない。

タイトルの徳は、得とも書くらしい。

そこで、早起きして得をした三回の体験を書き留めておこう。


★ 団地ベランダで見た朝焼け


4時30分起床。今日は、佐原ぶらり二人旅に出かける日だ。

台風14号の影響を気にしながら、新聞を読み始めたら、何やら東の空が明るくなった。

朝焼けだ!! 赤味は徐々に増し、思わず見とれてしまう。

4時55分から5時10分頃までの、わずか15分位の出来事だった。

台風がそれたと確信し、二重に得をしたと思った。


団地の朝焼け


★ 旅先での早朝散歩


5月に、金沢兼六園・東尋坊・永平寺のツアーに参加して、山中温泉に宿泊した時の事。


旅人が寝静まっている中、フロントで散策マップをもらい、妻と二人、ひんやりとした山郷の空気を感じながら、宿を出た。


大聖寺川にかかる高瀬大橋を過ぎ、こおろぎ橋に至る鶴仙渓遊歩道(ほんの一部分)では、緑のシャワー・清流・マイナスイオン、おまけにシャガの群生にも出会った。

こおろぎ橋とは粋な名前だなと思ったら、やはり、俳句吟行の名所のようだ。


約1時間の早朝散歩を終え、宿の露天風呂に浸かった時は、早起きして得をしたと思った。


鶴仙渓    こおろぎ橋


シャガ


★ 天体ショー

今は昔、昨年の11月10日(水)早朝、何気なく、空を見上げたら、何と、月を挟んで三つの星が一直線に並んでいるではないか!!

日の出前、澄み渡った空に輝く、三つの星の光景は、忘れられない。

翌朝の産経新聞に、「木」「月」「金」水曜日に接近と題して、見事な写真入りで、この天体ショーが紹介された。国立天文台によると、木星と金星が次に見やすい時間に接近するのは、平成20年2月2日の早朝との事。

早起きして、得をしたと思った。

夏の終わりに(散策路の花)

自転車で走り廻っていると、オヤッ!と思う花に出会う。

名前を調べてみると、ナルホド!と感心する。


ウキツリボク     サンゴジュ

チロリアンランプ(ウキツリボク)             サンゴジュの実   


ハツユキソウ     デュランタ

涼しげなハツユキソウ                   色鮮やかなデュランタ 


芙蓉     タカサゴユリ

芙蓉の雌しべと雄しべ                   タカサゴユリの雌しべと雄しべ