早起きは三文の徳
かつては、朝眠くてしようがなかったのに、今は遅くまで寝ていられない。
タイトルの徳は、得とも書くらしい。
そこで、早起きして得をした三回の体験を書き留めておこう。
★ 団地ベランダで見た朝焼け
4時30分起床。今日は、佐原ぶらり二人旅に出かける日だ。
台風14号の影響を気にしながら、新聞を読み始めたら、何やら東の空が明るくなった。
朝焼けだ!! 赤味は徐々に増し、思わず見とれてしまう。
4時55分から5時10分頃までの、わずか15分位の出来事だった。
台風がそれたと確信し、二重に得をしたと思った。
★ 旅先での早朝散歩
5月に、金沢兼六園・東尋坊・永平寺のツアーに参加して、山中温泉に宿泊した時の事。
旅人が寝静まっている中、フロントで散策マップをもらい、妻と二人、ひんやりとした山郷の空気を感じながら、宿を出た。
大聖寺川にかかる高瀬大橋を過ぎ、こおろぎ橋に至る鶴仙渓遊歩道(ほんの一部分)では、緑のシャワー・清流・マイナスイオン、おまけにシャガの群生にも出会った。
こおろぎ橋とは粋な名前だなと思ったら、やはり、俳句吟行の名所のようだ。
約1時間の早朝散歩を終え、宿の露天風呂に浸かった時は、早起きして得をしたと思った。
★ 天体ショー
今は昔、昨年の11月10日(水)早朝、何気なく、空を見上げたら、何と、月を挟んで三つの星が一直線に並んでいるではないか!!
日の出前、澄み渡った空に輝く、三つの星の光景は、忘れられない。
翌朝の産経新聞に、「木」「月」「金」水曜日に接近と題して、見事な写真入りで、この天体ショーが紹介された。国立天文台によると、木星と金星が次に見やすい時間に接近するのは、平成20年2月2日の早朝との事。
早起きして、得をしたと思った。