魚との対話 -63ページ目

皇帝ダリア

皇帝ダリア


思わず一句


   秋澄むや 皇帝ダリア 凛として


          


11月9日 千葉市花の美術館にて

身近な紅葉

公園や街を散策していると、しばし見とれてしまう紅葉に出会う。

これから、イチョウ並木が黄色く色づくと冬の到来だ。

そして、また一つ年を取る。


ケヤキ    ツタ

ケヤキ                          ツタ


ハゼノキ    ハゼの落葉

ハゼノキ                         ハゼの落葉


ナンキンハゼ    

ナンキンハゼ ハゼノキ

イワシつり

10月の終わり、検見川浜の堤防で、やっとイワシが釣れ出した。

早速イワシつりに初挑戦し、20尾をゲットしたGさんのくちこみで、我らスポーツクラブ仲間は、午前中

堤防通いとなった。

そこはKさんいわく、年金ヶ浜堤防。平日は中高年の遊び場で、土日ともなれば家族づれや若者も加わって、大変なにぎわいとなる。


イワシつり    堤防の遠景


釣り方は、4.5~5.4mのノベ竿に6本針のサビキを連結し、2号のオモリをセット。

竿を上下に動かし擬似エサを踊らせて、イワシを誘う。

イワシは群れで来るから(見える)、この時集中して手際良く釣上げ、群れが去ったらリラックス。

我らの仲間は、リラックスを重視しているというか、釣りタイムの半分はしゃべっている。

とにかく、明るい楽しい釣りをしている。


イワシつりは、単純な操作で、さしづめ海つり入門編といったところだが、人より多く釣るとなると、

それなりの経験が必要となって来る。


そこで、自称ハゼつりインストラクターが、仲間に贈るイワシつりのポイントメッセージ。

ぶらっと行って楽しく釣ろう

散歩感覚で行って、釣れなかったらすぐ帰ろう。

そして、またぶらっと行こう。

コマセをまくことはない。海が汚れるだけだ。群れが来れば釣れる。

何せ我らは、毎日サンデー、地元なのだから。

隣り合ったのも何かの縁、気軽に情報交換しよう。ここは年金ヶ浜なのだから。


情報収集と整理

人の教えは、正しくない時もある。例えば、リール竿やオモリの話。

イワシの場合、ノベ竿の方がアタリがハッキリ分るし、イワシとのやりとりを楽しめる。

また、手返しも速くリール竿よりもベターだ。オモリは自分の竿で決まるものだ。

道具や仕掛けを購入する時は、釣具店の人に積極的に聞こう。


ひらひらした集魚板を付けている人を見かけるが、良いと思ったら、多く釣る為の工夫として、

試してみよう。


釣りから帰ったら、イワシ釣りメモを作ろう。

釣果、天候、潮(例、大潮で上げの時か下げの時か・・・・・)等を書いておくと、

釣れる確率が高い時は、どんな状況なのか分ってくる。


美味しく食べよう

釣りたては臭味がなく、とても美味しいものだ。

マグロと比較などしないで、イワシはイワシとして美味しく食べよう。

それがイワシの供養になるのだ。


さあー、これで釣果倍増。堤防へ一直線だ !!



カワハギつり

カワハギとウマヅラ

左カワハギ、右ウマヅラ


エサ取り名人カワハギつりの季節がやって来た。

東京湾の入口洲崎(千葉県館山市)の早川丸に、11月2日(水)の釣行を予約した。


運よくカワハギつりのテレビ放映があった。

釣り方は三種類あるという。

 聞き合わせ釣り : 通常の釣り方だが魚の食いが立ったときにも有効

 タルマセ釣り   : 底潮の速いときや魚のタナが低いとき、砂地の釣り場や食い渋りにも有効

 タタキ釣り     : 魚影の薄いとき、潮濁りのとき。外道の多いときなどに有効


当日は大潮、引き潮での釣りだ。

かくて、たっぷり情報を頭に詰め込んで、友人SINOさんと館山へ向かった。


6時30分出船、釣り場は洲崎灯台前の沖。

やや波立っているが、絶好の釣り日和だ。

先ずはタタキ釣り、釣れるのは小型ばかり。

エサ取りの外道が多い。場所替えと共に種類も変わる。

 トラギス?     : チクチクと小さな魚信、邪魔だ。                                               

 フグ         : 怒って、腹を大きくふくらませて上がって来る。怒りたくなるのは、こちらの方だ。

 ベラ         : 強い引きで、もしや本命カワハギかと期待を持たせる奴。


ついに来た。強烈な引き、これは超大物だ!!

上がって来たのは、31cmのウマヅラだった。

その身はフグの刺身に混ぜられると聞くが、煮付けではカワハギより味が落ちる。

残念!!


タルマセ釣りやタタキとタルマセの組み合わせ等、色々試したがイマイチ。

後半戦は、聞き合わせ釣りで挑戦。

竿を止めて待つと、トンというアタリ。サット合わせるとカーンカーンと小気味のよいカワハギ特有の引き。

ようやく良型をゲット。

9枚釣ったところで、竿先破損。何てことだ。

しかし、気合を入れて続行、3枚追加。

目標は10枚、夢は20枚ともくろんだが、結局13時までやり、12枚の釣果だった。


20cm以上の良型は6枚だったが、これは煮付け。

あとの小型の6枚はから揚げにしたが、両方共とても美味しかった。

特にキモ(レバー)は海のフォアグラと言われ絶品だ。

一方、ウマヅラだがフライにしたら美味しく食べられた。 

ワカサギつり

ワカサギつり    加茂橋


10月8日、高滝湖(千葉県市原市)のワカサギつりが解禁となった。

前回は1月29日に釣行し、水温が低かった為か14尾の貧果に終わった。

そこで、今回は友人Nさんと早目の10月30日(日)に、内心一束(100尾)を目標に釣行した。


6時に到着するように家を出たのだが、道に迷ってしまい7時に釣り場到着。

トラブルは重なるもので、ボートを漕いだとたん水が入って来た。

水栓がはずれていたのだ。

ボートを乗り換え、ポイントの加茂橋の奥、神社下へ。

ボートをロープに係留しての釣りだ。


手ばね竿に6本針のサビキをセットして、釣りスタート。

ブルッブルッとワカサギのアタリ。釣上げた魚体は8cm、なんとも小さく、美しい。

アタリ頻繁にほくそえんでいると、仕掛けがからんでしまい、交換に手間取る。

再開してからは、ポツリポツリの釣りとなってしまった。


釣り方は誘って止めて聞き合わせの繰り返しだが、誘っている時にアタリがあり、あわせても針掛かりしない状況が多かった。

結局、午後3時までねばったが28尾に終わった。(トップ368尾)

貧果の原因は、針掛りさせる技の未熟と朝のゴールデンタイムを逸した為だろう。

課題の残った釣行だった。

南東北の旅 (3)

山寺(山形)


杉木立の石段を一歩一歩登り、1,100段の奥の院大仏殿を目指す。

松尾芭蕉のせみ塚で一休み。

「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」

仁王門にたどり着いたところで、妻はリタイア宣言。

五大堂までがんばれと連れて行く。


五大堂は舞台式の展望台といった建物で、山あいの集落の眺望は実に素晴らしい。

昨日意気投合した美人の二人づれがやって来た。

奥の院まで行こうと誘われる。

集合時間に遅れそうなので、「前科があるから」と断わったら、「皆で遅れりゃ怖くないよ」と元気に出発して行った。


岩肌にへばりつくように立つ建物を見ながら、一歩一歩下りる。

紅葉はなく、絶壁や急斜面は青葉ばかり。

オプションの昼食の食事処に着き、化粧室でびしょぬれの下着とワイシャツを着替えて席についたところ、

何と美人の二人づれが、ちゃっかり座っていた。

しまった1,100段はそんなに近かったか!!

さっぱりして食べた、いも煮定食はとても美味しかった。


五大堂    五大堂


五大堂

南東北の旅 (2)

鳴子峡(宮城)


東北自動車道古川ICから鳴子温泉に至る道路沿いでは、のどかな山里に出会う。

深い山には霧が流れ、静かさを体感する。


鳴子峡中山平側入口に着いたら、突然雨が激しく降って来た。

傘をさして見晴台に立つ。紅葉は色づき始めといったところ。


雨が止んだので遊歩道散策に出発した。

曲がりくねった遊歩道の両側には、断崖絶壁や奇岩怪石が次々と現れる。

清流と渓谷に魅せられ、写真を撮りまくっていると、妻はさっさと先に行ってしまった。

しばらく歩く・・・・・・・・・・・。


やっと妻に追いついた。「歩いても歩いても出口に着かない」と不安一杯を口にした。

集合時間がせまっているのだ。すれ違う人に駐車場はまだかと聞く。

はあはあ言いながらたどり着いた所は大谷橋だった。

約2.5kmの遊歩道を完歩してしまったのだ。

集合時間になってしまった。集合場所の見晴台駐車場とは全く違う場所だ。万事休す!!


気を取り直して、こけし店でタクシーを呼んでもらった。

タクシーの運転手は「まさか置いて行くはずはないよ」と慰めてくれる。

見晴台に着いた時は丁度、バスが動き始めた時だった。間一髪セーフ!!

夫婦でひらあやまりで席についた。

集合時間から20分は過ぎてしまったようだ。

近くの座席の人に聞いたら、誰も遊歩道に下りなかったようだ。

再び、どっと汗が出た。


鳴子峡    鳴子峡


鳴子峡    鳴子峡

南東北の旅 (1)

南東北の紅葉名所を巡るバスツアーに参加し、蔵王、鳴子峡、山寺を訪れた。


蔵王エコーライン(宮城)


あいにくの曇り空、道沿いは赤や黄色に染まり、車窓から紅葉の「三階の滝」が見えた時は、思わず感嘆。

期待感が膨らんだが、登るにつれ霧が立ち込め、目的地の駒草平は霧の中。

不帰の滝は音のみ。何という不運!!


駒草平


青根温泉(宮城)


昨日の疲れで、ぐっすり眠った朝、日本画のような山の景色が飛び込んで来た。

朝食前に軽く散歩と外に出た。山郷のひんやりした空気が心地良い。

紅葉は一週間遅れているようだ。

ホテル自慢の露天岩風呂に入る。静寂!!

女湯から妻の声、一人だと言う。早速女湯に移動。

ルール違反の貸切家族露天風呂、ゆったりつかる。

温泉とフィトンチッド効果ですっかり元気になり、郷土料理のバイキングをばくばく食べた。


青根温泉    青根温泉


青根温泉    露天岩風呂

アクアリンクちば

かつて、サヨリつりに通った新港の旧ワンパクランド跡地に(千葉市美浜区)、アクアリンクちばが出来上がった。

当施設は、隣接するクリーンエネルギーセンター(清掃工場)の廃熱を利用して、一年を通して利用できるアイススケート場と温浴施設の複合施設である。


アクアリンクちば    スケートリンク

アイススケート場と温浴施設             スケートリンク


オープンに先立った市民無料ご招待に当選した私は、スポーツクラブ仲間を誘って、わくわくしながら

アイススケート場へ行った。


真白なスケートリンクも貸し靴も皆、ピカピカだ。

スキーを得意とするNさんが、ヘルメットとひじとひざあてを付けたのを見習って、私も装着。

さあー、これでころんでも大丈夫と一人納得してリンクに立った。

あれー、歩くのもおぼつかない。こんなはずじゃない・・・・・・!


ワンポイントレッスンの集団にKさんがいるのを見て、私も加わった。

1、2、3、4、5、6と歩いてスー。次にスーと進んで片足を上げる。

少しずつ氷に慣れて来た。

右足でけって、左足でスーとすべれるようになった。

リンクを廻れるようになった。スピードが出ると楽しい。

しかし、ちょっとしたことで、先端のエッヂが引っかかり、もんどり打って5~6回はひっくり返った。

フィギュアーでなくアイスホッケー用の靴の方が良いのかもしれない。

左足でけって、右足でもスーとすべれるようになれば、もっと楽しいだろうなと思った。


かくて、2時間、30年ぶりのアイススケートは無事終了。

気分は、30年も若返った夜の帰り道だった。


三番瀬

三番瀬は東京湾の最奥部にあって、浦安市、市川市、船橋市、習志野市の四市に三方を囲われた

約1,800haの干潟と浅海域である。


生き物たちの大切な生息地であり、東京湾の水質浄化に役立つ三番瀬の約101haを埋め立て

港湾施設、下水施設、公園、高速道路などを作ろうとする千葉県の計画は、2001年に白紙撤回となり、

現在再生計画が検討中である。


また、ラムサール条約登録湿地の谷津干潟と三番瀬の二つの干潟には、今でもハマシギやダイゼンなどが行き来しており、「三番瀬を早期にラムサール登録地に」の署名活動も進行中である。


若潮


10月15日(土)くもり空の中、三番瀬みなとまつりのイベントの一つ船の見学会で、東京湾視察船「若潮」

に乗り、千葉港から三番瀬を見学する機会を得た。


船橋航路にさしかかった所で、二階のデッキに出た。船橋海浜公園へとゆっくり進む。

広大な干潟や浅瀬が現れる。埋め立てたくなる気持ちも分る。

ノリヒビや堤防にずらっと並ぶカワウも見られる。


デッキでは再生委員、まつりの実行委員、県職員、日本野鳥の会といった人々から説明を受けたり、

話し合うことが出来た。

そこでは三番瀬をめぐって、様々な思惑があることを知った。

「埋め立ては豊にもしたが、負の遺産も生んだ。これからはそれを改める時代だ。」という意見には同感だ。


堤防での釣り人の話、「人工海浜を造るのに、沖の砂を掘る時、一箇所を深く掘った為、青潮の発生を生んだ。今はそこを埋める工事をしている。」

この事をたずねたところ、事実で当時は予期出来なかったとの答えがあった。

自然は分らない・・・・・・・・!

船は市川航路を出て、再び幕張、検見川、稲毛と進み、千葉港に戻った時には2時間が経過していた。


帰り道、ちょっと気になった光景。


SKY SEED    けやき通り

タイトルはSKY SEED ?              色づくけやき通り