国連分担金で思うこと | 魚との対話

国連分担金で思うこと

最近の産経新聞の記事によれば、国連分担金の負担率は概ね、米国22% 日本19.5% 英国6.1%

フランス6% 中国2.1% ロシア1.1%で、米国以外の他の常任理事国四カ国の合計は15.3%で、

日本一カ国にも満たないとの事。

それにもかかわらず、中国や米国の反対で日本の常任理事国入りが駄目になった。

町村外相の日本の常任理事国入りが実現しない場合、負担率の削減を求める可能性を示唆する発言は

当然であって、金は出しても口出すなと言わんばかりの戦勝国の論理がまかり通っている国連は、

子供の頃教わった平和を希求する公平な機関とはほど遠いようだ。


その国連の人権委が拉致問題で「迅速な回答を」と北朝鮮に勧告したとの記事が出たが、果たしてどこまで効力があるのか疑わしい。

拉致問題と言えば、六カ国協議で議題にすることに中国韓国に反対され、米国にまで無視された。

見通しの意見として、北朝鮮が普通の体制に変革された時、はじめて全面解決への道が開かれるのではないだろうかとの記事を見た時、老いゆく拉致被害家族の方々は本当に気の毒だと思った。


かつて、友人から田中角栄は米国の言うことを聞かず、中国に接近し過ぎて、ロッキード事件でほうむられたと聞かされた。

先日のテレビ番組 関口宏の「ザ・真相5」の中で、石油危機の折中国に接近し、アラブを支持した田中角栄が、米国発ロッキード事件で失脚の憂き目に逢ったのは、米国の石油利権に触れた為との見方もあるとの報道に、やっぱりと思った。


日本の右傾化を心配する意見も聞くが、振り子がまともな位置に戻りつつある状態だと思う。

「対米一辺倒から日米安保を保ちつつも、憲法を改正し自存自衛の道を選ぶ時が来ている」との主張に

賛成だ。

そんな訳で、私は安倍晋三と桜井よしこさんに活躍してもらいたいと思っている。