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安馬谷の里山~日運寺

7月3日(土)、私は15時の約束で九重(ここのえ、館山市)のKさん宅へダイハツムーブを走らせた。

Kさんは、「遊子の会」の仲間で、かつ釣り仲間である。

今日は、ご夫妻でハンゲショウとヤマユリが見頃な安馬谷(あんばや)の里山を案内してくれるという。


安馬谷の里山   旧丸山町、現南房総市安馬谷


我家の庭でも隣組のSinoさんから頂いたハンゲショウが半分化粧している姿を見ることが出来るが、

ここは群生していて、その数の多さにはすっかり驚いてしまった。



魚との対話-ハンゲショウ

ハンゲショウ


ヤマユリは随所で見られた。私は、初めてじっくりと観察したが、カサブランカと違い白い花の内側に赤い点が

多数ある。それにしても花も茎も実にでかいユリである。



魚との対話-ヤマユリ

ヤマユリ


ハナショウブは終わっていたが、ガクアジサイは生き生きとしていた。



魚との対話-ガクアジサイ

ガクアジサイ


他には、アキノタムラソウ・ホタルブクロ・シモツケ・ギボウシ・ネムノキの花を見届けることが出来た。


私の住む沼の里山と比較してみると、沼の里山が館山城を望み開放的なのに対して、安馬谷の里山は堰が

あるところなど似ているが、より山の中と言った感じである。

また、マムシに注意といった看板が目に付く。看板と言えば、久保城址というのもあった。

里見の見張り台になった城跡のようだ。

Kさんご夫妻によれば、熱心に保護活動に取り組んでいる方がいると言う。

近い将来、より美しい里山散策コースが出来上がることであろう。


日運寺   旧丸山町、現南房総市加茂


帰りの車中で、私がアジサイで有名な日運寺(にちうんじ)はどこですか、と尋ねたところ、近くですから寄り

ましょう、との返事。そこで急遽日運寺のアジサイも訪ねることになった。


小高い丘には、遊歩道が整備され、斜面には色とりどりのアジサイが咲く。その数は半端ではなく

鎌倉の長谷寺を連想させる。さすが「房州のアジサイ寺」である。

しかし、青色のアジサイに元気なものがあったが、大部分は終わっていた。



魚との対話-アジサイ

アジサイ


小高い丘の頂上の遊歩道脇には、白色のポンポンダリアを大きくしたような形のアジサイが咲いていた。

西洋アジサイでアナベルというのだそうだ。



魚との対話-アナベル

アナベル


傘とカメラを持って歩いたが、運良く見学場所では雨は降らなかった。

しかし、Kさん宅を辞する頃は雨になった。田舎暮らしには、ダイハツムーブは便利である。

雨を気にすることもなく、また少し走らせれば美しいものに出合うことが出来る。

Kさんご夫妻、ありがとうございました。




   

アジ・イワシ釣り~「遊子の会」第2回堤防釣り

第1回目は、坂田堤防でのシロギス釣りであったが、釣果はゼロでチョイ投げの練習に終始した。

そこで、「遊子の会」主宰者のYUさんから、今度は釣らせてやって欲しい、との要望があり、

第2回目はサビキのイワシ釣りとなった。結果は、イワシは無論のこと、殆どの参加者が良型アジの強い引きを

体験することが出来、見事「遊子の会」は、坂田堤防のリベンジに成功したのであった。



魚との対話-堤防釣り
館山港多目的観光桟橋での「遊子の会」第2回堤防釣り~アジ・イワシ釣り


6月25日(金)早朝、私とKさんは、旅館花しぶき前の塩見海岸からカヌーで沖に出た。

先ずシロギスを釣り、それを餌にしてマゴチを釣ろうとの魂胆である。しかし、西風が吹き30分で断念。

餌も時間もあるので、館山港多目的観光桟橋(以下観光桟橋と記す)に行き、桟橋下への落とし込み釣りで

シロギスをねらった。二人で20匹は釣ったであろうか。そこに白い服の麗人が近づいて来た。

何とYUさんの妻N子さんである。早朝散歩で寄ったと言い、更に先端でアジが釣れていました、と言う。

そのアジの釣り人が帰って来たので、尋ねたところ、クーラーには良型アジが7~8匹、針7号のスキンサビキ、

重り7号、コマセ(禁止)なしで釣った、と言う。これは釣るしかない、と翌朝のアジ釣りを約束してKさんと別れた。


さて、翌朝YUさんもKONさんを連れてやって来た。遅れてTさん夫妻も来たが、奥さんがシロギスを釣りたいとの

事で桟橋中央へ移動された。

ここ先端では断続的にイワシの群れが押し寄せ、時折アジが強い引きで竿を大きく曲げて釣れる。

水深が7mと深いので船釣りと同じ良型である。久し振りの釣りだと言う自称初心者のKONさん(看護師)も、

私が用意した短竿でアジを5匹も釣り上げ大喜び。この状況にYUさんは、ケイタイでN子さんを呼び寄せる。

白い服をまといN子さんが現れた。KONさんと交代してサビキ釣りに初挑戦。何匹かイワシを釣り上げた後、

強い引きが来た。

  N子さん   「どうしたらいい、どうしたらいい・・・・・・」   私   「巻け、巻け・・・・・」

  N子さん   「巻けません・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」   私   「巻け、巻け・・・・・」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  N子さん   「あなたぁ~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

かくして、白い服の麗人は、見事でっかいアジを釣り上げ、YUさんに記念写真を撮らせたのである。

後日、YUさん宅にお邪魔したところ、でっかいアジも活造りとなって記念写真に納まっていた。

かつての深窓の令嬢もやるねぇ~!!(私とYUさん、N子さんは安房高校のクラスメート)


私はチャンス到来とばかりに、「遊子の会」第2回堤防釣りは、観光桟橋でのサビキのアジ・イワシ釣りにしたいと

KさんとYUさんに提案し、了承を得る。また、日時は7月1日(木)4時30分~8時、遅刻・途中退散可と決まった。

その後、YUさんから参加者は全部で21人になると言われる。殆どが初体験とのこと。

そこで、私とKさんがインストラクターとなり(Tさんは所用で不参加)、リール付きの長めの竿5本の他、道具類を

揃え釣り方等一切の面倒を見ることにした。

その後、私は連日のように観光桟橋に通い好釣果を得ていたが、釣り大会の前日には顔見知りとなった釣り人に「明日は初心者のご婦人を沢山連れて来ます。お騒がわせすると思いますが、よろしく」とお願いしておいた。


さて、釣り大会の当日、参加者は三々五々やって来た。顔見知りとなった釣り人は中央に移動してくれて、先端は「遊子の会」占有の釣り場となった。

盛んに竿を上下するコギャル軍団。

「おかしいな、と思ったら巻いて」  「巻いて、巻いて、はいそこで三歩下がって取り込む」

「わぁ~、釣れた、釣れた」アジやイワシ、サバ子が空を舞う。大変な賑わいである。

食べるのが何よりも好きと言う料理教室を主宰するMさんは実によく釣る。

「釣れすぎて腕が痛~い」  「エッ~そんなに釣れたの」

いつも大きな声で感激するSさんが静かだ。何も釣れないのか?

「大きな声を出すと魚が逃げて行くといけないから・・・・・」   「いい心掛けだねぇ~」

千倉のSさん

「何~だ一匹か・・・・・・」   「ぜいたくな・・・・・・」

圧巻は遅れてやって来たKONさんだった。短竿のマイロッドでアジの4匹掛けをやってのける。

KONさんのサビキが皆のピンクと違い白なのに気付いたコギャルが言う。

「サビキはカナマルだって・・・・・」   「ガマカツです、カナマルは館山市長でしょうが・・・・」

この日も白い服のN子さんは、写真係に徹しアジを釣った人には記念にパチリ、パチリと大サービス。



魚との対話-アジが釣れた

釣れた!釣れた!(N子さん撮影)  当事者の了承のもとに掲載しました。


釣り大会は7時30分で終了とし、その後北条海岸にあるココスに移動し、朝食バイキングを食す。

釣れた魚を皆にやまわけで分配したYUさんによれば、この日の釣果は約アジ40匹、イワシ100匹他にサバ子とのこと。私は何よりも皆に満遍なく釣れたのが良かったな、と思う。

翌朝も私は桟橋に通い、顔見知りの釣り人に「昨日はお騒がわせしました。お陰で皆楽しんで帰りました。」と

お礼を言った。すると「釣りは楽しくやらなきゃ~ね~、それは良かった・・・・・」と言ってくれたのであった。



   




信州の旅(2)

横谷温泉旅館に到着。我々は最上階の5階の部屋に通される。

目の前に渓谷の緑のスクリーンが広がり、何とも清清しい眺めである。

早速、温泉に入ることにする。「更にこの奥に巨石露天風呂があります」の看板通りに進むと、巨石と黄金色の

湯が現れる。渓流の音を聞きながら、YUさんと二人、ゆっくりと湯に漬かると信州の旅に来たんだな、と思う。


宴会場での夕食は趣向が凝らされていた。ガラガラッと戸が開くと対面キッチンの中で天ぷらを揚げている

料理人が見える。会場の隅では、蕎麦打ちの実演が始まった。無論、それらは夕食に供され美味しく頂いたのである。舞台ではカラオケ上手が次から次へと登場する。


YUさんの仕掛けた横谷温泉旅館の夜は更に続く。

ロビーでヴァイオリンとピアノのミニコンサートを聞いた後、カラオケスナックでの二次会が用意されていた。

私は朝と夜がめっぽう早いので、途中で退散したが、多くの人が部屋に戻ったのは24時だと言う。

全く、不良老人どもには付き合っちゃ~いられねぇ~ (^O^)/


第二日目 くもり後雨  小諸・懐古園~軽井沢・白糸の滝


今日は雨かと目が覚める。雨ではなく渓流の音であった。

宿からすぐの乙女滝へと早朝散歩に出る。整備された横谷渓谷の遊歩道を通って戻ったが、お陰でマイナスイオンと森林浴を楽しむことが出来た。

朝食は豪華だった。値段からは想定出来ないサービスは、YUさん夫妻が事前に訪れて交渉したお陰であろう。



魚との対話-乙女の滝

乙女滝


宿を出発したバスは小諸・懐古園へ向う。途中、白樺湖で休憩。



魚との対話-白樺湖

白樺湖  池の平ホテル前より車山高原を望む。


車中、山に詳しいKさんの語りは、昨日に続いて絶好調である。

ピラタス蓼科ロープウエイそばを通りかかった時、シラビソの縞枯れ現象の話が出た。

私は、かつて千葉市のスポーツクラブ仲間とスノーシューハイクで当地を訪れたことがあり、ガイドからその話を

聞いたことを思い出した。

しかし、Kさんの話は脱線することがある。この日はセッケン製造法の話が出た。

コギャル(コは古)の多い遊子の会とあっては、おそらく帰宅後、奥様から教育的指導を受けたのではあるまいか。

車中での話と言えば、YUさんは武田三代記と島崎藤村であった。

武田三代記では、甲府の歴史(1万5千年前に集落があった)、地理(氾濫原で肥沃な土地へ)から信虎・晴信・

勝頼の話をする。更に武田の生き残りに苛酷な治世を敷いた河尻秀隆、その後の温厚な対応をした徳川家康の

人心掌握術を付け加え、思わず聞き入ってしまった。


小諸城址・懐古園に到着。懐古館から黒門橋、藤村記念館を経て水の手展望台で千曲川を望む。

それから、同じ道を戻り天守台で記念の集合写真を撮る。



魚との対話-藤村記念館

藤村記念館



魚との対話-小諸城址 天守台

小諸城址・天守台


島崎藤村  :  小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ


YUさんによれば、「遊子の会」のネーミングは上記の遊子からとったもので、旅人を意味すると言う。


さて、藤村記念館でのこと。車中でのYUさんの「藤村の女性遍歴」の話が効いてか、コギャル達は写真を見つけ、どれが妻の冬子か教え子の佐藤輔子か姪のこま子かと大騒ぎ。文学的資料はそっちのけである。

「そう言うあんたも・・・・・」と言うコギャルの声が聞こえて来るが・・・・・・・・・・・・

懐古園そばの草笛で蕎麦の昼食をとる。ボリュームがあって結構美味しかった。

私は、学生時代に一度懐古園を訪れたことがあるが、当時と比べてすっかり整備されていて違う所に来たようであった。


バスが軽井沢の別荘地を走る頃、雨になった。

途中、白糸の滝を見学。高さ3m、幅70mの岩肌より数百条の地下水が白糸の如く落下している様は見ごたえがあった。

雨は降り続き、軽井沢の街中は車中からの眺めのみとなる。

「釜めしおぎのや」で最後のお土産を物色して、一路館山へ向う。

かくして、美しく充実した信州の旅は終了したのである。



魚との対話-白糸の滝

白糸の滝



魚との対話-白糸の滝遊歩道
白糸の滝遊歩道にて











信州の旅(1)

「遊子の会」は、6月17日(木)~18日(金)に掛けて「入笠山スズラン群生地と蓼科温泉・小諸・軽井沢の旅」と

題して信州の旅に出た。

主宰者YUさんの綿密な事前調査と計画、そして入笠山(にゅうかさやま)でのKさんご夫妻の丁寧なガイドにより

参加者24名充実した美しい旅を楽しむことが出来た。


第一日目 晴れ  入笠湿原~入笠山~奥蓼科温泉郷・横谷温泉旅館


ゴンドラ山麓駅そばのレストランで昼食後、ゴンドラリフトに乗り山頂駅へ向う。

下をのぞくと曲がりくねった急斜面を疾走するマウンテンバイクを見ることが出来る。

ここはMTBのダウンヒルコースだという。

10分程で山頂駅に到着。八ヶ岳をバックにKさんの号令で準備体操をする。

少し歩くと入笠湿原に出る。カッコウが鳴き、尾瀬を彷彿させる景色だ。

山彦荘まで進み休憩後、二班に分かれる。一班はKさん(夫)と入笠山へ登る組、もう一班はKさん(妻)と

入笠湿原を巡る組である。


私は入笠山登山組である。YUさんの指図でKさんが先頭で、私が最後尾で歩くことになった。

私は膝に不安を抱えていたので、カメラは上りではバックに入れ、写真は下山する時に撮ることに決めた。

登山口であるマナスル山荘を過ぎると道は険しくなるも、頂上にたどり着いてみると、このルートはハイキングコースだったな、と思う。途中余裕のKANさんは「新緑がご馳走ね」等と粋なことを言う。


入笠山頂(1955m)は360度の大パノラマである。午後の割には山々がはっきり見える。美しい眺めだ!!

この年齢にして山へ登り、絶景を眺められるとは「遊子の会」のお陰とありがたく思う。



魚との対話-八ヶ岳
入笠山頂から八ヶ岳を望む



魚との対話-南アルプス

入笠山頂より南アルプスを望む。 左から甲斐駒ケ岳・鋸岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳(Kさんの説明より)


「遊子の会}は多士済々である。山頂に立った感動を俳句にした人がいる。

    Oさん作   宙(そら)近し 入笠山頂  初夏の風 

    YUさん作  パノラマの  入笠山頂   初夏の風


さて、山を下り湿原を通り抜けるまで多くの花や花木に出合う。花ではスズラン・クリンソウ、花木ではズミ(コナシとも言う)・レンゲツツジが代表格であろう。

この日は丁度すずらん祭りの期間で、入笠湿原は自生する日本すずらんだらけであった。(80万株という)

しかし、花が小さくて覗き込まないと見えない。普段見かけるのはドイツスズランとのことである。

    Oさん作   膝折りて  香りも写す  鈴蘭よ



魚との対話-スズラン

スズラン



魚との対話-クリンソウ

クリンソウ



魚との対話-ズミ

ズミ(コナシとも言う)と入笠湿原



魚との対話-入笠湿原

入笠湿原


昼食をとったレストランに戻り、リバーブソフトを食す。リバーブとは、ここ富士見町特産の茎が赤いフキのような

野菜のことで、結構美味しかった。

それから、我々はゴンドラ往復利用者として山野草の苗を貰い、入笠山頂であの八ヶ岳の裏側ですよ、と説明を

受けた今夜の宿、奥蓼科温泉郷にある横谷(よこや)温泉旅館へと向ったのである。   つづく


追記  帰宅後庭に植えた山野草は白い花を咲かせた。形はフシグロセンノウに似ている。

     Kさん(妻)にお尋ねしたところ、センジュガンピです、とのお答えがあった。








沼の里山~2010年6月

6月に入り、沼の散策道では白が際立っていた。ウツギやホタルブクロだ。

我家の裏の空き地ではチガヤが風に揺れていた。



魚との対話-チガヤ

チガヤ   6月7日(月)撮影


シロギス釣りの為に早く起きることが多くなったが、梅雨入り 6月14日(月)の前日も朝早く戸を明けた。

鮮やかな朝焼けが目に飛び込んで来た。外に出て館山城を望むと、緑の田んぼも朝焼けに染まっていた。



魚との対話-沼の里山

沼の里山   6月13日(日) 4時15分撮影


気を良くした私は、朝食前に沼の里山散策道を巡ることにした。

山は緑のグラデーション、田んぼは緑の絨毯、そして青のアジサイロードと続く。

この時季、沼の農家では房州びわの収穫で忙しい。



魚との対話-沼の里山

沼の里山   6月13日(日) 5時31分撮影



魚との対話-沼のびわ山

沼のびわ山   6月13日(日) 5時40分撮影


続いて、沼の堰にも足を伸ばした。ウツギはもう終わっていたが、沼のサンゴ層展示小屋前では堰が鏡池と

化し、見事な青の世界が出現していた。



魚との対話-沼の堰

沼の堰   6月13日(日) 6時5分撮影


房州びわの特徴は、その「粒の大きさ」。千葉県は長崎県に次ぐびわの大産地で、なかでも富浦が主産地で  約70%、岩井、館山、勝山がそれぞれ10%程だという。

沼地区(館山市)にびわ栽培を広めたのは富浦からやって来た法木さんだと聞いている。(子供の頃、岡沼区長であった。)

確かその法木さんを称える碑が天満神社にあったように記憶しているので、神社へ行ってみた。

神社への階段下の踊り場の左側に「びわ開拓者法木翁の碑」はあった。

しかし、苔むして、何と書いてあるのか読むことが出来なかった。










坂田海岸に遊ぶ

遊子の会の新年宴会で、私が堤防釣りの話をしたところ、驚くほどやってみたいと手を上げた人が多かった。

その後、主宰者のYUさんから、4月の千葉桜三昧の旅と6月の信州の旅の間に堤防釣りを入れたいので、

よろしくと言われた。それに対して、私は数少ない常連の男性会員のKさんとTさんが、釣りのベテランである

ことを知っていたので三人がインストラクターになり、YUさんがコーディネーターになってくれればOKだと答えた。


事前の調査は順調に進み、堤防はトイレと駐車場が完備している坂田(ばんだ)堤防と決まる。

さらに、対象魚はシロギス、釣りの日時は6月2日(水)8時30分集合(遅刻可)となった。

しかし、一番目の問題点が発生した。

それは、YUさんの誘い上手もあって、釣りは始めてというご婦人が16名も参加するというのである。

堤防は広い方だが、シロギスは投げ釣りで狙うので一般論では無理である。

そこで、私は参加者を3つのグループに分け、3人のインストラクターが1人ずつ順番に全ての面倒をみて、

釣り体験をしてもらうというスタイルを提案し、了承を得た。


5月28日(金)、Kさん・Tさん・YUさんと私の4人で試し釣りをする。

結果は、釣れるのは海藻ばかりで、かろうじてTさんがシロギス1匹とベラ、YUさんが良型のシタビラメ1匹

という見通し真っ暗な状況であった。

帰り際に堤防から海岸(砂浜)に移った時、偶然自衛隊のゴムボート上陸訓練に出くわす。

さながら戦争映画のワンシーンを見ているような場面を目撃したのである。


私は家に戻り、全く釣れそうもないという二番目の問題点発生に心が沈んでいたが、ゴムボート上陸訓練を

ヒントに、Kさんの手作りカヌー乗船体験を盛り込むことを思い立った。

早速、Kさんにお願いしたところ快諾を得、Tさん・YUさんに連絡して了承を得る。

かくして、当日は釣り体験とカヌー乗船体験ということで、何とかコギャル(コは古の方)達に楽しんで

もらえそうな目途が立ったのである。


魚との対話-坂田海岸

Kさんの手作りカヌーと坂田(ばんだ)堤防


6月2日(水)、本番の日はやって来た。インストラクターは7時30分集合ということで坂田海岸へ行く。

砂浜にカヌー・パラソル・テントが見える。

釣りにご一緒した時の「僕はやる時はやるんです」のセリフ通り、Kさんの準備は完璧である。


さて、堤防の釣り体験であるが、2つのグループがTさんと私のもとで、投げ釣りに挑戦する。

仕掛けが横に飛んだり、足下にポチャリと落ちたりで悪戦苦闘のコギャル達も真っすぐに飛ぶと大喜び。

手ごたえを感じるのは海藻が引っかかった時のみ。

見兼ねた心優しいTさんは、急遽コマセを買いに行き、小魚が集まって来るのを見せてあげる。

コマセ効果か、Mさんが一匹釣り上げ大騒ぎ。青色のベラだ。

私は写真を撮って差し上げたが、何ともレベルの低い話である。


一方、Kさんのカヌー乗船体験では、もう1つのグループが快晴ベタナギの海に漕ぎ出して、箱メガネで

海中を観察したと言う。妻は青い小さな魚がいて感激したと言う。ソラスズメダイであろう。

Kさんは、1人ずつ乗せて何度も往復し、大変だったと思う。ご苦労様でした。


昼食は、12時から2時間ほど懇親会を兼ねて、磯料理の宿「伝平」でとる。

ここで、多くの人がめめさち丼(ちらし寿司に似ている)を注文する。

そこに、YUさんが持ち込んだヒラマサの舟盛りが登場。

さらに、Kさんご夫妻のニジマスの燻製も配られ、豪華な昼食となった。

ヒラマサは、遊子の会が利用する千倉ツーリストの社長が、前日白浜沖で釣り上げたものだという。


懇親会では、コギャル達からねぎらいと楽しかった、との言葉を頂く。

ちなみに、坂田の海辺で楽しい一時を過ごした費用は、釣りの仕掛けとエサ代、昼食代いっさい含めて

1人1500円であった。

いつもながら、YUさんの企画力はたいしたものである。




たてやま海まちフエスタ2010(2)

今年の海まちフエスタの会場は、桟橋エリアを本部に耐震岸壁エリアと自衛隊側エリア、そして自衛隊基地内で

ある。桟橋エリア以外は、自衛隊基地内の臨時駐車場に車を止めて、歩いて廻ることが出来る。


5月30日(日)、私は海上技術学校練習船「望洋丸」乗船体験(自衛隊側エリア)に応募して当選したので、

乗船(10時~10時30分)すべく車で家を出た。

この日の為の臨時駐車場は、自衛隊基地内なので必然的に自衛隊の門をくぐる。

子供の頃、ここには安房水産高校があり、その運動会見学の為、訪れたことがある。

その時、おそらく本部と思われる建物は米軍の爆撃により破壊されたままの姿をさらしていた。

あれから50年以上は経ったであろう。今は全く異なる光景を目にする。広くて整然としている。

駐車場の誘導係の自衛隊員は、寒いのに白い半袖の制服姿で礼儀正しく親切に案内してくれる。

そして、基地一般開放に伴うイベント内容のパンフレットを手渡してくれた。


基地一般開放のイベントは、館山ふるさと大使の深津純子さんの「海辺のコンサート」ぐらいのものと思っていた。

しかし、パンフレットにより様々なイベントが用意されていることを知り、「望洋丸」乗船体験や漁業調査船「千葉丸」の船内見学の他に、急遽ここ海上自衛隊館山航空基地内を歩き回ることにした。



魚との対話-哨戒ヘリ

哨戒ヘリ内部見学



魚との対話-救助ヘリ

救助ヘリ


館山航空基地には、多くのヘリコプターが配備されている。

私は哨戒ヘリの操縦席に座らせてもらったり、搭乗時のヘッドフォン付きのヘルメットをかぶり、ぐっと重いチョッキを身に付けて哨戒ヘリの前で記念写真を撮ってもらった。

次に化学消防車の運転席にも座らせてもらった。通常の自動車の他に消火の為の計器類がずらっと並び、日々

訓練を重ねなければ到底運転は出来ないな、と思った。



魚との対話-ヘリコプター搭乗体験

ヘリコプター搭乗体験


格納庫前では、ヘリコプター搭乗体験で無事帰還した一行に出くわす。私もいつか機会あれば搭乗して

空から館山を眺めてみたいものである。



魚との対話-管制業務室からの眺め

管制業務室からの眺め   船形から大房岬が見える


最後は管制塔の見学である。順番にグループになって歩いて6階の管制業務室に入る。

実際に管制の仕事をしている航空管制官の真後ろで案内係の人から説明を受ける。

飛行機は風に向って離着陸すると言い、この時は洲崎方面から二機のヘリコプターが飛んで来た。


かくして、私は半日間たてやま海まちフエスタを通して貴重な体験をすることが出来た。

ありがたいことである。






たてやま海まちフエスタ2010(1)

今年もたてやま海まちフエスタの季節がやって来た。

昨年は、シーカヤックと巡視艇「あわなみ」の乗船を体験したが、今年は海上技術学校練習船「望洋丸」乗船体験と漁業調査船「千葉丸」の船内見学会に足を伸ばした。

5月30日(日)、くもりで肌寒い日のことである。


海上技術学校練習船「望洋丸」乗船体験


館山港自衛隊側エリアの岸壁から出船して、平久里川河口をUターンする30分間のクルーズだったが、

私は船上デッキで海からの眺めを撮り続けた。

それでは拙い写真ですが、船に乗ったつもりでご覧下さい。写真はクリックすると大きなサイズで見られます。



魚との対話-望洋丸        魚との対話-生簀

望洋丸  後方に見えるのは自衛隊堤防          自衛隊堤防付近の生簀



魚との対話-築港堤防        魚との対話-北条海岸

築港堤防の白灯台と館山城                  北条海岸と館山駅西口周辺



魚との対話-クルーザーヨット        魚との対話-沖ノ島

クルーザーヨットの乗船体験もあった。             沖ノ島

館山港多目的観光桟橋付近にて。


漁業調査船「千葉丸」船内見学会


望洋丸を下船後、歩いて館山港耐震強化岸壁に行き、千葉県水産総合研究センターの漁業調査船「千葉丸」

の船内を見学する。千葉丸は全長42.22m、総トン数179トン、どでかい漁業調査船である。


ところどころに待機している船員は親切に案内してくれる。何でもありの船内に驚く私に「生活の場ですから」と

話す。また、最新鋭の装置や機器を装備し、サバやサンマの操業を行い、迅速で正確な魚海況情報を漁業者に

提供するのだと言う。



魚との対話-千葉丸
漁業調査船「千葉丸」


船内見学後、一般開放されるという海上自衛隊館山航空基地へ歩いて向った。  つづく




       







       

ホタルの里

5月29日(土)朝、YUさんから電話が入る。昨夜丸山町のホタルの里へ下見に行ったところ、100匹位ホタルを

確認出来たので今夜案内しますよ、と言う。

私が妻と一緒に行くと伝えると、かねてより案内したいと言っていた典膳でYUさん夫妻と夕食も共にすることに

なった。


17時30分小雨の降る中、北条海岸にあるココスをN子さんの運転で出発。

明るい内にホタルの生息場所を見ておこうと、先ず三芳の中堰(南房総市)を訪れる。

堰の周囲は、散策道が整備されていて一周出来るという。そして、ホタルは堰からの水が流れる用水路で

飛び交うのが見られるとのこと。私は、三芳の中堰は里山歩きに打って付けの場所だなと思った。



魚との対話-三芳の中堰

三芳の中堰


次に今日の観察場所である丸山町沓見のホタルの里(南房総市)を訪れる。

そこは稲がすくすくと育つ一面田んぼのエリアで、舗装された農道脇の用水路がホタルの生息場所とのこと。

私が子供の頃、日常目にしていた風景がそこにはあったのである。



魚との対話-丸山町沓見ほたるの里

丸山町沓見のホタルの里



魚との対話-丸山町沓見ほたるの里

ホタルの飛び交う用水路  (丸山町沓見のホタルの里)


ホタルは19時~21時頃に見られるとのことで、先に夕食をとるべく典膳へ向った。

車中、YUさんから店名の由来となった丸山出身で戦国時代から江戸時代初頭にその名を馳せた剣豪、

御子神典膳吉明(みこがみてんぜんよしあき)の話を聞く。典膳のまたの名は小野次郎右衛門忠明。

剣はめっぽう強く、かの柳生も手合わせを避ける程で、徳川家康に召されたが、おべっかを使えない性分で

柳生のようには重用されなかったと言う。


典膳は山中にあり、パンフレットにある「山中に佇む隠れ屋敷」の形容がぴったりの食事処だ。

中は古民家にアンティークな家具、外は新緑のモミジにシャクナゲが咲き、何とも風情がある。

我々は、房総地鶏炭火焼と麦とろ御飯のコース料理を頂く。中々の美味であった。



魚との対話-食事処典膳

山中に佇む隠れ屋敷  食事処典膳


沓見のホタルの里に戻ったのは20時頃だった。運良く雨は上がった。

カエルの大合唱の中、ホタルが飛び交う。妻の手のひらの中でもホタルが光る。

子供の頃、蚊帳の中に入れたよね、などと話しながら、しばしホタルの乱舞に見とれる。

何とものどかで幻想的な光景だ。


他にも4~5人のグループの方がいたが、1時間待って今やっと見られるようになったところです、と話していた。

今日の肌寒さのせいのようである。ホタルを守る会の会長さんにも出会った。お尋ねしたところ、ここは全て自然のままで、養殖のホタルやエサのカワニナの投与など一切なしとの事であった。

会長さんは、ホタルが農道で車に引かれないように今夜も見回りに来たのだと言う。

YUさんは、何ともいい~所を案内してくれたものである。








ガーデニング~2010年5月

私の場合、同じ感覚で作業するので庭仕事も畑仕事もガーデニングと言う。

5月の我家の庭は、様々な花が色とりどりに咲き競い、実に綺麗であった。

今はそれらは終わり、私は手入れと夏への切り替えを進めている。

一方、畑ではジャガイモがすくすくと育ち、夏野菜の植え付けを終えたところである。


庭仕事


2年目になる我家の庭は、大きな二本の柿の木を中心に自然ぽい雰囲気のものとなった。

それが良いのか、近所・親戚・友人から綺麗だね、とお褒めの言葉を頂いている。

また、大スポンサーである本家のS子さんや近所のジロエミ博士がやって来て、納得して帰られるのは

嬉しい限りである。


目玉は二本の苗が成長してドーム状になったピンクのマーガレットと背が高く色とりどりの花を付けた

ヤグルマソウと今年になって大輪の花を咲かせたシャクヤクであろう。



魚との対話-我家の庭

我家の庭  5月17日撮影


棟梁は気が堅い。去年棟梁に貰ったシャクヤク(3本)は、1個しか咲かなかった、と言ったら今年は大輪の

花が咲いているシャクヤクを持って来た。

お陰で、今年は6本全てに大輪の花が咲き目を楽しませてくれた。

私は、さほど広くない庭に見回りや風通しの為に道を作ったが、その花の道を通って畑へ出るのを楽しんで

いる。



魚との対話-我家の庭

我家の庭  5月17日撮影


しかし、先週の風や雨で終わりとなり、今週はお礼をこめての手入れや撤去を行い、夏への切り替えを

進めたのである。


畑仕事


5月に入り、先ずエダマメの種を蒔いた。そして、新芽が鳥に食べられないように、発芽するであろう場所の

上にCDをぶら下げてみた。この工夫は功を奏したが、本葉が虫に食われパイベニカ乳剤を散布する羽目と

なった。すんなりとは行かないものである。

それから、オクラの種を蒔き、ゴーヤの苗を植え付けた。それらはもらい物で、田舎暮らしも2年目となると

声を掛けて貰えるのである。


5月13日、野菜作りの師匠である隣組のYさんと一緒に、飯田園芸(館山市国分)へ夏野菜の苗を買いに

行く。昨年はYさんに買って来てもらったのだが、車を購入したので、これからは自分で調達しなければ、

と案内してもらったのである。

Yさんによれば、飯田園芸はハウスから出して露地でしっかり育てた苗の生産直売店だと言う。

私は、ここでミニマト(アイコ)、ナス、キュウリ、ピーマンの苗を買い、帰宅後早速植え付け作業を行った。

心なしか、苗はホームセンターのものより、しっかりしているように思える。



魚との対話-夏野菜の植え付け

夏野菜の植え付けを済ませた我家の畑  5月17日撮影


その後、スナップエンドウ跡地にサトイモ(セレベス)を植え付ける。スナップエンドウと言えば、大袈裟な高さ

かな、と思った支柱が丁度良い具合で鈴生りのスナップエンドウを連日収穫することが出来た。

それは茹でてマヨネーズで食べたら甘くて大変美味しかった。差し上げた人達からも美味しいと喜んでもらえた。


しかし、良い事ばかりではない。ラッキョウとニンニクが全滅。玉ねぎは大きな球にならない。気候のせいだと、

言ってくれる人もいるが・・・・・・・・・。

5月19日付けの産経新聞に作家の曽野綾子さんの「半農生活」に学ぶという記事があるが、そのしめの文言は、まさに同感である。「畑づくりをするようになってから、私の農家の人たちに対する尊敬の念は以前より

もっと深くなったのである。」