ホタルの里 | 魚との対話

ホタルの里

5月29日(土)朝、YUさんから電話が入る。昨夜丸山町のホタルの里へ下見に行ったところ、100匹位ホタルを

確認出来たので今夜案内しますよ、と言う。

私が妻と一緒に行くと伝えると、かねてより案内したいと言っていた典膳でYUさん夫妻と夕食も共にすることに

なった。


17時30分小雨の降る中、北条海岸にあるココスをN子さんの運転で出発。

明るい内にホタルの生息場所を見ておこうと、先ず三芳の中堰(南房総市)を訪れる。

堰の周囲は、散策道が整備されていて一周出来るという。そして、ホタルは堰からの水が流れる用水路で

飛び交うのが見られるとのこと。私は、三芳の中堰は里山歩きに打って付けの場所だなと思った。



魚との対話-三芳の中堰

三芳の中堰


次に今日の観察場所である丸山町沓見のホタルの里(南房総市)を訪れる。

そこは稲がすくすくと育つ一面田んぼのエリアで、舗装された農道脇の用水路がホタルの生息場所とのこと。

私が子供の頃、日常目にしていた風景がそこにはあったのである。



魚との対話-丸山町沓見ほたるの里

丸山町沓見のホタルの里



魚との対話-丸山町沓見ほたるの里

ホタルの飛び交う用水路  (丸山町沓見のホタルの里)


ホタルは19時~21時頃に見られるとのことで、先に夕食をとるべく典膳へ向った。

車中、YUさんから店名の由来となった丸山出身で戦国時代から江戸時代初頭にその名を馳せた剣豪、

御子神典膳吉明(みこがみてんぜんよしあき)の話を聞く。典膳のまたの名は小野次郎右衛門忠明。

剣はめっぽう強く、かの柳生も手合わせを避ける程で、徳川家康に召されたが、おべっかを使えない性分で

柳生のようには重用されなかったと言う。


典膳は山中にあり、パンフレットにある「山中に佇む隠れ屋敷」の形容がぴったりの食事処だ。

中は古民家にアンティークな家具、外は新緑のモミジにシャクナゲが咲き、何とも風情がある。

我々は、房総地鶏炭火焼と麦とろ御飯のコース料理を頂く。中々の美味であった。



魚との対話-食事処典膳

山中に佇む隠れ屋敷  食事処典膳


沓見のホタルの里に戻ったのは20時頃だった。運良く雨は上がった。

カエルの大合唱の中、ホタルが飛び交う。妻の手のひらの中でもホタルが光る。

子供の頃、蚊帳の中に入れたよね、などと話しながら、しばしホタルの乱舞に見とれる。

何とものどかで幻想的な光景だ。


他にも4~5人のグループの方がいたが、1時間待って今やっと見られるようになったところです、と話していた。

今日の肌寒さのせいのようである。ホタルを守る会の会長さんにも出会った。お尋ねしたところ、ここは全て自然のままで、養殖のホタルやエサのカワニナの投与など一切なしとの事であった。

会長さんは、ホタルが農道で車に引かれないように今夜も見回りに来たのだと言う。

YUさんは、何ともいい~所を案内してくれたものである。