『人の話は ただ聞けばいい』全国どこにでも無料で会いに来てくれる牧師ともみんさんの本 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。


インスタで先に紹介してた本です。

※私は基本的に インスタを先に
どんどん書いていて、
後からブログでそれを追いかけてる状態です。
なかなか それが大変💦


※ 今回は、図書館で借りた本です。

※はじめに言っておきますが
私は 現在 無宗教の立場─かと思います。
でも 無神論者ではなく、
神社は毎月行きます。
どちらかというと、神道や仏教寄りの人です。
今後も それは変わらないでしょう。


さて、数か月前、ブログお友達から
《会いに行くキリスト教会 牧師》の
「ともみん」さん(石川有生さん)の
ことを教えてもらいました。



https://ainiiku-church.com/?fbclid=PAAaat6VYdybBeYE746nydWuQ5ru6OswOEtTjIBKKjyWeAG0SugOdvrcz-RCM 



ともみんさんは、全国どこにでも
誰にでも、無料で 会いに来てくれて
何でも話を聞いてくれるという、
そんな活動をされてる牧師さんらしいです。

※呼んだ人が 何の宗教でも 無宗教でも
関係なく。
※決して 宗教の勧誘行為ではないそうです。


私も 2年前に母を喪ってから
まだ 死別の悲しみ ,死別の苦しみ の中にいて
現実的な悩みもたくさんあるので─
いつか ともみんさんに会っていただくのもいいかなぁ....なんて思いますが。

本を出されているということで
図書館でお借りして 読んだのが、
今回ご紹介の本。




ズバリと、いいタイトルだなぁと思います。

『人の話は ただ聞けばいい』
石川有生 自由国民社

とても大事な要点です。

『...人の話は 解決しなくていいのです。
むしろ解決しようとしないでください。

相手が話してくれることを受け止めることが
一番の解決です。』


『相手のために心を砕き、時間を使い、
相手をまるごと受け止める。
それが聞くことの根幹だと思います。

相手の話を聞くこと。
相手のことを理解しようとすること。
相手のことを受け止めること。
人は、話を聞いてくれる人がいることで、
孤独から解放されます。
聞くことは 愛の行為であり、愛そのものです。』

『話を聞くことには忍耐が必要です。
自分の利益を求めることではありません。
目の前にいる人のために
泥臭く心を砕くことです。
あなたのことを「大切に想っていますよ」
というメッセージでもあります。

ただただ「相手に喜んでほしい」という、
寄り添う気持ちがそこにはあります。』


石川有生『人の話は ただ聞けばいい』より



....私も、母の他界後、この2年3ヶ月の間、
本当にたくさんの人と 会話をしてきました。
(メールやメッセージ等、文字だけのやり取りもたくさん)

同じように、精神に とても苦痛を引き起こす死別を体験した人も まだ未体験の人も、色々...。

そして、インスタとブログに 正直に気持ちを書いてきました。

今また正直に書かせていただくと、
この2年余り、本当にたくさんの人に
いたわっていただき、
買い物や差し入れや募金等々、応援いただき、
いろんな人に助けられた2年でした。

でも、一方で、
人とのコミュニケーションの難しさ、
言葉のやり取りの難しさを感じた2年でもありました。

もともと《生きづらさ》を感じやすかった自分が
ますます生きづらさを感じ
孤独が深まった2年でもありました。

死別体験だけでも じゅうぶん苦しいのに、
そこに追い討ちをかけて ショックを感じる体験も してしまいました。

私だけでなく、そのように
二重に苦しむ体験をして、
他人に心を閉ざしてしまう死別者も
本当に多いようでした...。

心療内科等は 何ヵ月も予約待ちだったり
新規を受け付けてなかったり。
グリーフケア外来というのも滅多にない。
カウンセリングは有料だし...

「わかちあいの会」や教会などに行くのは
敷居が高い─という人も多いのでは─?

ともみんさんに 話を聞いていただくのも
良いかもしれないですね。
貴重な、活動だと思います。

私は もう、精神科系の訪問看護が始まったので それで様子をみていく感じです。

私も、今までに何回か、この大事なことを書いてきました。

《 人が、本当にすごく苦しい時に、
他人に求めるのは、
「受容」と「共感」と「傾聴」だ》ということを─。

それは、あの絵本※『くまとやまねこ』を読んでも、明らかです。

いや、「共感」までできなくてもいいんです、
せめて相手の状態を、
相手の話を「受容」する─。
それで 相手の人は いくらか助かるのです。



若松英輔さんも、こう言ってます。

『悲しみや苦しみを生きるとき、
まったく励まされないのも寂しいのかもしれないが、
善かれと思って投げかける激励の言葉は、
かえって相手の苦しみを深めることがある。

さらにいえば、励ましらしい言葉は、
ほとんど励ましにはならない。
苦しむ人に必要なのは
慰めと癒しであって
「とにかく頑張れ」という言葉に象徴されるような、一方的な声がけではない。

こう断言するのも問題があるのかもしれない。だが、自分の経験を正直に語るとそうなる。
いわゆる励ましの言葉に 励まされた記憶がないのである。』

(若松英輔さんの言葉)

若松英輔さんの本の紹介も何度かしてましたね。



※『たましいの世話』は、まだ残ってます。



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