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今回の記事は、ブルースハープのリードプレート交換レビューの記事ではあるが、取り敢えず、まず最初に、僕が人生で初めて買ったブルースハープを紹介しよう。
TOMBO メジャーボーイ(C調)
どれくらい前になるかは実はあまりはっきり覚えていない。
25年以上前で30年以内くらい前の話だと言うぼんやりした事しか覚えていない。
ボーカル・ギター・ベース・ドラムなど、バンドの核になる楽器を始めた時期は今でも明確に覚えているのだが、その他、いろいろな楽器については、そのほとんどの記憶がぼんやりしている。
◇自分の経歴の全ては語れないけど、ちょっとだけよぉ〜。
ただ、最初の1つがこれだと言う事だけははっきりと覚えている。
ブルースハープと言うとピンと来ない方もいらっしゃると思うが、写真をご覧になられたら分かる通り、ハーモニカの一種だ。
10穴ハーモニカ(10穴ハープ)とか10ホールズハーモニカ(10ホールズハープ)と言う呼び方もある。
この10穴ハープと言う奴は、いろんな曲を演奏する為には、全てのキーのハープを揃えなければならない。
つまりは12種類のブルースハープが必要と言う事になる。
それとは別に、ブルースハープにはクロマティックハープと言うものもある。
とまあ、ブルースハープの説明はこれくらいにして、この僕が一番最初に手にした、先程紹介したあのブルースハープが、数日前突然、音が出なくなったのだ。
出なくなった音は7番の穴のCの音だ。
その日は、吹き始めた瞬間から、なんとなく高い方のC(ド)の音が、ほんの少しフラットしてる様な気がしていたのだが、「ん!?気のせいか?」と言う程度のものだった。
しかし10分程吹いていると、明らかにフラットしているのが分かるくらい音が下がってきたのである。
そして、Cの音を何度が確認で吹いている内に、全く音が出なくなったと言う経緯だ。
「ブルースハープとは、こんな感じで終わるのか」と言うのが、僕のその時の正直な感想だ。
ハーモニカの中にはリードプレートと言うものが組み込まれていて、そのプレートが吹き込まれた息によって笛の役割を果たして音が出るのである。
つまりは、ブルースハープの寿命と言うより、リードプレートの寿命と言う方が正しいと言える。
そして、TOMBOと言うメーカーから出ている、このメジャーボーイと言うシリーズのブルースハープは、そのリードプレートだけの販売を行っている事でも有名なメーカーだ。
当時、このブルースハープを買った時は確か2,500円だったと記憶している。
今現在では、販売店によっては3,000円くらいする所もあるが、今でも、サウンドハウスで購入すれば、2,559円で手に入れる事が出来る。
そして、リードプレートの価格はと言えば、Yahoo!ショップで1,290円だ。
これ以外で取り扱っている大手販売サイトは残念ながら見つける事は出来なかったので、Yahoo!ショップで買う事になったのだが、何と、送料が840円となっているではないか。
合計で2,130円。
何とか、本体を買うより安くなる様だし、試しにメジャーボーイをばらしてから組み立ててみたが、それ程、難しい作業ではなかったので、この交換用リードプレートを購入してみる事にした。
そして、届いたプレートがこれだ。
TOMBOメジャーボーイ・ブルースハープ(C)の交換用リードプレート
購入したプレートと一緒に簡単な説明書が同梱されていたのだが、そこには少し気になる事が書いてある。
このリードプレートはタッピングねじ仕様だと書いている。
つまりは、ねじの溝が切ってなくて、ねじを締め込む際にねじ自体が溝を切っていく仕様だと言う事の様だ。
そして、最後には、「上記の作業には練習と慣れが必要ですので、取り扱いがご心配な場合は、有償にて作業を承ります。」と締めくくってあるではないか。
既に2,130円をかけて購入していると言うのに、有償で作業になど出すのなら、新しいブルースハープを買う方が断然安い筈だ。
これらの説明書きから既に僕の中では「ちょっとヤバいな、この購入は失敗だったかも」と言う感覚は沸き起こっている。
しかし、ここまでくればとにかくやるしかないので、まずは、メジャーボーイを分解してみた。
ブルースハープ・TOMBOメジャーボイ(C)を分解
ここまでは、二度目なので特に問題はない。
問題は、ここからで、プレートを取り付けるネジはとても小さくて、精密ドライバーを使ってネジを回す必要がある。
タップを切っていない(溝がほられていない)金属プレートに細いネジを無理矢理ねじ込むには、精密ドライバーの柄は細すぎるのだ。
ブルースハープのリードプレート交換に使った精密ドライバー(+)
プレートと留めるネジは3つで、3点留めだ。
取り敢えず、ネジを差し込んで手で精密ドライバーを回してみたのだが、全く、ネジは入っていく気配がない。
そこで、精密ドライバーの柄を上から手の平で思い切り押さえ込みながら、ペンチを使って柄を回してみたら、ほんの少しずつだが、ギリギリと音を立ててタップを切りながら(溝をほりながら)入っていくではないか。
しかし、本当に堅い!
そして手が痛い!!
なかなかネジが最後まで届かない上に、手の痛さも限界を超え始めている!!!
そんな悪戦苦闘をネジ3本分繰り返した結果、リードプレートは何とか取り付けが終わったのだが、少し音に違和感を感じるのだ。
普通に演奏出来ると言えば出来るのだが、例えばレコーディングに使えるかと言えば、全くもって無理と言わざるを得ない域だ。
何だか、かすれた息の様なノイズまじりの音が出る穴が2つ程あって、おそらく無理な作業の最中にその部分のリードを痛めてしまったのだろう。
今回の、リードプレート交換レビューの結論は、「もう、2度とリードプレートを買って交換などしない!今度は新品のブルースハープを買う!」だ。
そして、一番古くて最も愛着のあるブルースハープだったので、リードプレートを交換してでも、そのまま使い続けてあげたかったのだが、おそらく、C調のハープも新品を買う事になるだろう。
◇ブルースハープ比較・新旧メジャーボーイとホーナー
このリードプレートは、リペア職人さんだったり、それなりの工具を持っていたり、工具を扱う事を生業としている人なら自分で交換もアリなのかもしれないが、僕の様な素人がやるべき事ではなかったと思っている。
この記事が鳴らなくなったブルースハープを抱えて同じ様に迷っている人の参考になれば、僕の経験も無駄ではなかったと言う事になる。
て事で、まあ、これも経験だと思って今回の事は諦める事にしよう。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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