この記事は5575文字です。(読破予想時間:約13分16秒)
今日扱うのは、シンガーソングライターと言うテーマなんですが、僕自身もシンガーソングライターであり、ソロの音楽アーティストです。
興味が湧いたと言う方は、是非、試聴してやって下さい。
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解放/皆見つかさ |
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実は、あちこちの記事で、ソロで活動するミュージシャンの事やシンガーソングライターについて、事ある毎に何度も同じ事を書いてきたので、ここらで、それをメインに記事を書いてみようと思い立ったのが、今日の記事です。
それでは、始めたいと思います。
僕がいつも事ある毎に口にしてきた事と言えば、「ソロアーティストはクールだ」「シンガーソングライターはクールだ」と言う話だ。
そして、誤解のない様につける注釈が、「バンドにはバンドのクールさがあるが、またそれとは違うクールさだ」と言う話だ。
これをつけておかないとどっちがクールか論争にも発展しかねないし、元来、そのクールさは全く異質なものなので、決着なんてつく筈もないからだ。
そして、もう一つ。
この場合の「クール」は勿論「カッコいい」と言う意味の「クール」である。(;・`ω・´)ダイジョウブカ?
昔、THE BEATLES(ザ・ビートルズ)がイギリスから台頭してきて、世界中で一大ムーブメントを巻き起こした時、人々は、今までになかった彼らのスタイルにも新しいクールさを感じて、それも含めて、ビートルズに熱狂したのだと聞いた事がある。
そのビートルズの新しいスタイルというのは、自分達で曲を作って自分達で演奏して自分達で歌う、全てが自作自演のスタイルの事なのだ。
今でこそ珍しくないスタイルではあるが、これは、ビートルズスタイルと言い切ってもいいスタイルであると言える。
それまでの日本は、作曲家がいて、作詞家がいる、そして編曲家がいて、歌手がいると言うのが一般的なスタイルだ。
そして、その歌手の演奏をバックバンド専門の演奏家達が担うと言うのがごく普通の一般的なスタイルだった。
今でも勿論、昔ながらのそのスタイルはあるが、ビートルズスタイルと、これから後述する予定のシンガーソングライタースタイルなどとは、一線を画するスタイルであり、今は、そのスタイルが多様化しているのが、日本の音楽界だ。
僕は、ビートルズブームが巻き起こった時にはまだこの世に誕生していない。
僕が生まれたのは、丁度、ビートルズが来日した時だ。
なので、リアルタイムでビートルズのそのムーブメントを体験した、いわゆるビートルズ世代と言う世代ではなく、その世代より随分後の世代と言う事になる。
僕達が青春期を過ごした時に、その年代を代表するスターの名前を世代名にするとしたなら、僕らの世代はさしずめ「マイケル・ジャクソン世代」か「マドンナ世代」と言う所だろう。
そう言えば、過去たくさんのアーティストにはまってきたが、デビューから最新まで、僕が、未だに全てのアルバムを買い続けていてコンプリートしているアーティストと言えば、もう、マドンナだけだ。
これは、僕がマドンナ世代であると言っても過言ではない、一つの物証と呼べるものかもしれない。
ま、ちょっと話はそれたが、僕達は、マドンナ世代やマイケル世代である前に、ニューミュージック世代とも言われる年代だ。
◇ニューミュージック世代が当時を語るぞー!
ニューミュージックムーブメントとシンガーソングライターの出現は、時期的にも重なっているし、シンガーソングライターを語るには、何かと切っても切れない関係があるのだ。
正直、どう関係があるのかと問い詰められれば僕もキチンと説明出来ないし、この二つの言葉についていろいろ検証して来た訳ではない。
この記事は単に僕がその時代を生きてきた実感と記憶だけを頼りに書こうって記事だ。
しかし、それだけにこの2つは密接な関係だと僕には分かるのだ。
ニューミュージックについての詳しい事は、上記のリンク記事で散々書かせて貰ってので、説明は省かせて貰うが、ニューミュージックはフォークブームの流れを汲んでおり、ニューミュージックが台頭する直前には、その名残りのフォークソングや演歌や歌謡曲やアイドル歌謡が世間のヒットチャートの常連だった。
シンガーソングライターと言う言葉がいつ出来たのかは明確に知っている訳ではないが、少なくとも、その時代にはまだこの言葉は誰も使ってなかったのは確かだ。
シンガーソングライターと言う言葉が世間に一気に広まったのは、ニューミュージックと言う言葉が広がった時期とそう大差なかった様に記憶している。
ビートルズと言うバンドが、全てを自作自演するそのスタイルに影響を受けて、いろんなバンドが、自分達で曲を作り自作自演するのがすっかり世界では定着した頃、日本でも、同じ様に自分達で曲を作って自作自演しようってバンドは徐々に出始めていた。
しかし、全ての曲ではなく、やはり、作曲家や作詞家の先生に作って貰った曲がそのバンドの持ち歌の中の何割かを占めるなんて事もまだまだ当たり前の光景だった。
仕方のない部分ではあるが、僕は、完全なオリジナルバンドだと思っていたバンドやシンガーソングライターだと思っていたアーティストの楽曲に、本人ではない作者名を見つけるとがっかりしてしまう習性がある。
カバーなら特にがっかりする事はないのだが、そのバンドの為に作家さんが作った曲があると言う事にがっかり感を覚えるのだ。
でも、やっぱり、そのアーティストの功績まで否定出来るものではないので、嫌いになったりする訳でもないし、その偉大さはやはり変わらないし、リスペクトの念も変わる事はない。
そして、ビートルズの様なスタイルでバンドが自作自演するスタイルは、日本では、一部だけに留まってあまり衝撃が広がらなかった様で、ムーブメントを起こす程の事はなかった。
それとよく似た形で、世界から何年も何年も遅れて、日本と言う国で、自作自演がクールだと世の中に気付かせたのが、シンガーソングライターと言う言葉であり、そのスタイルだ。
僕に音楽を始めようと思わせたきっかけも、このシンガーソングライターと言うスタイルに憧れたからに他ならない。
シンガーソングライターとは、自分で作った曲を自分で歌い、自分で演奏するスタイルの事で、アコースティックギターやピアノでの弾き語りと言う形が主だったスタイルだ。
そして、バンドの中でボーカリストが曲を作り楽器を弾きながら歌うスタイルをシンガーソングライターとは言わず、基本的に、シンガーソングライターとはソロの音楽アーティストを指す。
言うなれば、ビートルズと言うグループがとったスタイルのソロアーティスト版と言う所だろうか。
僕は元々、そういうシンガーソングライターに憧れて、彼らの曲をコピーして歌いたいと言う所から、ギターを買って練習を始めた訳だが、そのうち、彼らのそのスタイルそのものを自分でも目指す様になって、曲作りを始めたと言うのが、僕のアーティストへの道の第一歩だった。
時系列が行ったり来たりで申し訳ないが、僕は、これまでに数えきれない程のバンドを経験している。
これはキャリアの問題ではない。
同年代のミュージシャン達の同時期と比べても、その数と経験は、他者を遥かに凌駕していた。
そして、数えきれない程たくさんのバンドマンやミュージシャンと出会ってきている。
そんな僕がバンドマンに感じた事の一つがこうだ。
「バンドマンは、一人では何も出来ないからつるんでるだけのヤツが物凄く多い」と言う事だ。
例えば、バンドが解散してしまうと、自分からは行動が出来ずいつまでも誘われるのを待つタイプだとか、何とか行動を起こしても、本当に仲の良い者同士で組むだけの、単なる仲良しバンドがせいぜいと言うタイプだ。
たくさんのバンドが世の中にあるが、一つのバンドの中に、自分一人でもどんどん行動を起こせる人間がいたとしても、大抵は、せいぜい一人か二人だ。
先程話した仲良しバンドの場合なんて、その人数はゼロの場合だって珍しくない。
何も、僕はバンドそのものをけなしている訳ではない。
バンドマンには、みんなと楽しくやれればいいだとか、人の尻馬に乗るしか出来ないヤツも案外多いと言う話をしているだけだ。
自分一人でどんどん行動を起こせる人間も確かにたくさんいるにはいるが、基本的には、バンドマンはバンドにこだわる。
なので、バンドが解散してもまたメンバー探しから始まる。
しかし、なかなかバンドのメンバーが見つからず、苦戦しているバンドマンの姿を見かける事も珍しくはない。
そんな時、普通は、音楽活動は完全にストップしてしまう。
そんな事情で、1年以上もバンド活動がストップしているなんて人間は過去に山ほど見た事がある。
しかし、そんな事情の中でも、アコギ一本で歌い続ける骨のあるヤツがたまにいる。
こう言うヤツが僕の中では最高にクールなのだ!
僕が、バンドではなく、シンガーソングライターに感じたクールさはそこなのだ。
「この人達は、誰にも頼らず、一人の力で音楽をやっているんだ!」って所にたまらなく惹かれたのだ。
時系列がやっと、過去のシンガーソングライター創世記に戻ってきたが、その感覚は実は今でも持っている。
別に絵に描いた様にストリートで歌ったりする必要もないし、一人でガンガンライブに出る必要もないが、一人きりでも泣き言を言わず、何かをしようとしている人間は、やっぱりリスペクトに値する存在なのだ。
確かに、バンドでしか出せない音はある。
僕も自分のレパートリーでバンドでしか出せない音を、アコギの弾き語りアレンジしてみたらどうだろうかと試みてみたが、今の所、「おおー!なかなかいいじゃないか!」と言う結果には至っていない。
まあ、深く考えずにただただアコギでそのままコードを鳴らして伴奏しただけで、アコギ用にアレンジしたとは言い難いものだったので、当然の結果だが。
◇スタジオ弾き語りライブ集(オリジナル)/皆見つかさ
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でも未発表曲の2曲に関してはは、もともとアコギで作った曲なので、まあ、あんなものかなって感じで納得はしている。
しかし、他のバンドアレンジの曲を弾き語りした動画は、公開中止にすべきかどうか迷っている最中だと言うのが、正直な所だ。
そして、一応言っておきたいが、ソロの音楽アーティストやシンガーソングライターの事をクールだと思っているのは確かだが、自分の事を「一人でやってる俺、カッコいい!」なんて、絶対に思っていないと言う事だけは、伝えておきたい。ヾ(。`Д´。)ノ
僕は、ソロの弾き語りが原点で、バンドに見切りをつけてソロでいくと決心出来たのも、きっと、最初のそういった想いといきさつがあるからだろう。
◇自分の経歴の全ては語れないけど、ちょっとだけよぉ〜。
僕がソロ活動を改めて始めたのが、2012年の事だ。
その頃の僕は、もうかれこれ20年以上も「シンガーソングライター」と言う言葉を口にはしていなかったのではないだろうか。
なので、「シンガーソングライター」と言う言葉そのものが、世間から忘れられた死語だと勝手に思い込んでいた。
だからこそ、ちょっと「シンガーソングライター」と言う響きやいろんなものに面白さを感じたのだ。
そこで、敢えてレーベルHPのプロフィール欄やアメブロのプロフィールなど、あちこちに「シンガーソングライター」と銘打って自己紹介してみたのだが、どうやら、死語ではなかったらしく、今でも、若い世代のミュージシャンも業界も普通に使っている様だ。( ゚ ▽ ゚ ;)
ここまで、僕が、どれ程、一人でやってるソロアーティストやシンガーソングライターに対して、リスペクトの念を抱いているのかだとか、どれだけ、創世記のシンガーソングライター達がクールだったかと言う事を何とか伝えようと書いてみたのですが、どうにもうまく伝える事が出来た気がしません。
時間が経ち過ぎたせいなのか、或いは、熱過ぎて空回りしてしまっているのかその辺りは分かりませんが、また、「これだ!」と思った表現が思いついた時には、角度を変えて、この事を記事にしたいと思います。
そんな感じではありますが、今日の分は今日の分で、それなりに楽しんで貰える様に書いたつもりですので、「面白かったよ」って人が一人でも二人でもいらっしゃればそれで満足かなって所です。
「よし!それなら私が、俺が、この記事を広げてやろうじゃないか!」って、同世代の猛者がいたなら、それはそれで楽しい事なので、是非、その時はURLをお知らせ下さい。(*^o^*)
ただ、批判や反対意見はいりませんので、そういう記事を書きたい人は、引用はお断りさせて頂きます。(。+・`ω・´)キリッ
何度も書いてる事ですが、そう言う人は他人のふんどしで(他人の記事で)相撲を取ろうとせずに(記事を書こうとせずに)、自分の観点のみで、他人の名前や文章を出さずに勝手に自分のブログにでも意見を書いて下さい。
ここで議論する気は全くありませんので。( ̄^ ̄)ツーン
それではここらでおいとまさせて頂きます。( ゚д゚)ノシ サラバジャー
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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