この記事は1306文字です。(読破予想時間:約3分6秒)
明日は終戦記念の日です。
だからと言う訳でもないのですが、終戦にまつわる僕の持つ時間感覚について話してみたいと思います。
僕の中では、自分が生まれる前の自分の知らない世界は、いつもセピア色だ。
僕は、戦後生まれで、生まれた時代は平和で、この国で戦争があったなんて、教えて貰わなくては気付かないくらい平和な時代だ。
幼少の頃から、親や年寄りから戦争の話はたくさん聞かされたが、遠い遠い昔の話と言う感覚で、リアルに感じる事は出来なかった。
体験者の話は、それは生々しくて、凄く伝わるものがあったし、悲惨な出来事でとても悲しい出来事だと言う事は伝わってきた。
焼け野原になった街や、海の対岸に見えた空襲で燃える炎などの話を、実際に親が体験したと言うその体験現場である場所で聞かされても、やはり、今現在体験中の日常の様な、カラー映像には置き換えられなかったのを覚えている。
幼少の頃、小学校へ通ってた頃、中学生だった頃、高校時代など、いくつになっても、その時代は遠い昔でなかなかリアルに想像する事は出来なかった。
僕達の青春期だったバブルと呼ばれた時代も、もう30年程前の話になる。
そんな時代を思い出す時は当然カラー映像だ。
その色も空気も何もかも見て来たのだから当然だ。
しかし、その時代を知らない二十歳くらいの若者達にとっては、やはり、リアルに想像出来ない、話の上だけの時代なのだろうか?
当時は、テレビやビデオや写真もカラー映像が当たり前の時代で、今、テレビなどでバブルの時代もカラーで見る事が出来るだけに、流石にセピア感覚まではいかないものなのだろうか?
自分より年上世代の感覚と同じく、そんな年下世代の感覚も僕にはリアルに感じる事は出来ない。
これもジェネレーションギャップと呼ぶものに含めていいのだろうか。
自分達は、戦後の豊かで平和な近代的な文明が溢れる時代に生まれ育った感覚があったが、よく考えると、戦後たったの21年しか経っていないそんな年に生まれているのが僕なのだ。
今、この歳まで生きて改めて21年と言う月日を思ってみると、そんなに昔の話ではない。
今から21年前と言えば、1995年。
パソコンが爆発的に普及した年で、感覚的にはそんな大昔でもなく、そこまで古い話と言う感覚もない。
更に言えば、阪神・淡路大震災のあった年で、あの震災は、今でも鮮やか過ぎるくらい鮮明なカラー画像で僕の脳内には記憶されている。
ついこの間とまで言うと言い過ぎかもしれないが、そういう感覚が湧かない事もない程度の月日だ。
僕の阪神・淡路大震災の記憶と両親の戦争体験の話の記憶が、そう言えばどちらも21年で同じ月日が経過している。
僕が生まれた時に戦争体験者の両親が持っていた戦争への感覚は、きっと、こんな感じなのだろう。
終戦から21年。
僕が生まれた年とは、終戦の年から数えて、たったそれだけの月日に過ぎないのだ。
今と変わらない、戦争から随分時間が経過した戦争とは無関係な平和な時代に生まれたつもりだったが、戦争を体験してその記憶がはっきり残る、そんな両親の間に僕は生まれたのだ。
そう思える様になって、ほんのちょっぴり両親のしてくれた話に色が付いた様な気がした。
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