この記事は1829文字です。（読破予想時間：約4分21秒）
■はじめに
この話は、随分前に気付いた事であり、以前から思っていた事で、記事タイトルの通りの内容です。
それを少し掘り下げたいと思います。
■敏感であると言う事
自分の中にも、弱点であり長所であると思う部分はいくつかあるが、僕の場合、そのうちの一つは身体の粘膜全般に非常に繊細で弱いと言う事がある。
僕は、他の人に比べて鼻がけっこう利く。
これは生きていく上でとても便利な能力だと自分でも思う。
明らかに、長所であると言い切っても構わないとも思っている。
食べ物の腐敗度や、他人の病気などを臭いで敏感に感じ取れたりする度合いが高い分、他人に比べて危険をたくさん回避出来ているのは間違いない。
その分、ちょっとした刺激や細菌・ウィルスには滅法弱く、風邪などもひきやすい。
それと、嫌な匂いや臭いものには滅法弱く、少し嗅ぐだけで、すぐにえずく。
これは長所でもある反面、間違いなく弱点であるとも認識している。
そして、『風邪の季節、体調管理・自己管理をしっかりってか！？』にも書いた事だが、風邪をひくと喉や鼻の粘膜は腫れ、大変な事になる。
身体に疲れが溜まってきた時も、全身のあらゆる粘膜にそれは現れる。
全身の粘膜という粘膜が様々な症状を訴えて炎症を起こし、異常が出始める。
敏感であると言う事はそういう事でもある。
■弱点が長所に変わる時
神経が繊細で傷付きやすい子は、精神的に弱い子と受け取る人も多い。
その反面、そういう子は優しい子であると言う人も多数いる。
そのどちらもあながち間違いだとは言えないが、僕は、説明不足であると感じている。
ただ、繊細だからと本人が何も気付きもせずにそのまま自分の事だけを考えていたのであれば、単にそれは弱点であり、精神的に弱い子と言えるだろう。
そして、その自分の事だけを考えている状態のままでは、優しい子とは言えず、単に弱い子なだけである。
しかし、繊細で傷付きやすい子自身が他人に目を向けた時に、その弱点は長所に変わる。
人の痛みが分かる子、すなわち、優しい子となるのである。
困ってる人や傷付いてる人が、何に対して傷付いていて、何をしてあげたら助けになるのかは、同じタイプの人間で同じ事を経験した人間にしか分からない。
精神的に生まれつきタフな人間が、何か助けてあげたいと思ったところでやはり行き届かなかったり、頼み事をしにくかったり、心を包み隠さずさらけ出すなんて事は、なかなか難しい事なのだ。
これは、精神的な事でも、身体的な事でも共通しているのではないだろうかと、僕は思っている。
■事故で肩凝りの辛さが分かる様になった結果
僕は、交通事故で肩の筋が切れて繋いで貰った事がある。
事故前は肩こりなどと言うものを経験した事が無く、肩を揉んで欲しいと母に頼まれて揉んでも、母の酷い肩こりには、どうも満足のいく結果を出せていなかった様で、お礼こそ言われるものの、それは自分でも分かっていた。
それが、事故後肩が凝る様になって、急に誰からも肩こりをほぐすマッサージが上手いと言われる様になったのだ。
それも、本当に喜んでくれてるのが分かる。
一つ弱点を背負う事で、それが長所に変わったと言う、非常に分かりやすい例だ。
これをもし、肩が凝る様になった事だけを悲観して、他人の肩こりなんて知ったこっちゃないと言う考え方だったなら、その事故で弱点が一つ加わっただけという事で終わってただろう。
因みに、どうでもいい事だとは思うが一応言っておくと、僕のマッサージは元々、ある程度評判が良かったのだが、酷い肩こりにはお手上げで、事故以来、酷い肩こりの気持ちも分かる様になり対応できる様になったと言う話である。
■弱点を生かすも殺すも自分次第
弱点を長所として活かせるかどうかは、本人にかかっていると言っても過言ではないだろう。
そのまま、悲観して生きるのではなく、どう捉えるかで自分の人生に射す光の量が大きく変わるものなのだ。
そして、その弱点は、長所であるだけではなく、時には生きていく上で武器にもなり得るのだ。
■全ての弱点は弱点のままとは限らないというだけの話
ただ、誰が読むか分からないネットでの発言なだけに、念の為注釈を入れておきたいと思う。
長所や武器は、全てが弱点だとか、弱点は全て長所だとかそんな極端な話は一切していない。
勿論、生まれた時から屈強な身体だったので、それを活かして格闘家やスポーツ選手として生きていると言う、元から才能を持ってて、それをそのまま活かして生きている人もたくさんいる。
しかし、その逆で屈強でなくてはその身体は弱点でしかないのかと言えば、必ずしもそうではないと言う話をしているだけだ。
そして、全ての弱点は長所に変える事が出来るのかと言えば、そこまでの経験は自分にはないので、そんな事までは分からない。
全ての弱点は、弱点のままとは限らないと言う、たったそれだけの話だ。
全てかどうかは分からないまでも、これを読んで、弱点だと思ってたものが長所として、武器として活かせる様になったと言う人が、一人でも二人でもいればそれでいい。
そんな思いで書いた話だ。
一応念の為に。
■終わりに
長所も短所も実はただの特徴で、最初から長所や短所や弱点なんてないのかも知れません。
きっと、最初は、どれもただのその人の特徴や個性というものなのでしょう。
長所や短所や弱点だと決めているのは、周りの誰かだったり本人だったりで、特に本人が弱点や短所と決めた瞬間、それは長所にはなりにくいのではないかと思ったりもします。
その特徴や個性を、活かすも殺すも自分次第って事なんでしょうね、多分。
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