この記事は1855文字です。(読破予想時間:約4分25秒)
■はじめに
今回は、そんな大した話ではなく、ちょっとした思い出話。
僕と同年代の人達は覚えてる人も多いと思うが、僕が子供の頃、コイズミ学習机のシリーズだったと思うが、仮面ライダーの学習机でその名も『ライダーデスク』なるものが発売され、空前の大ヒットを記録した。
この画像はコイズミのHPからの引用です。
今から思えば、どう『ライダー』なのかも、机と仮面ライダーの因果関係も分からない机ではあるが、子供達の憧れの机ではあった。(笑)
ちなみにこの写真はおそらく僕の使ってたライダーデスクの少し前の型だ。
リンク写真の掲載元のブログ記事→『ライダーブームの断片』
■あの父が買ってくれた!
うちの両親、特に父親は、こういうものはまず買ってくれない。
例えばスナック菓子など、キャラクター商品と普通のスナック菓子があった場合、キャラクター商品の方が少し値段が高いのが普通だ。
その時は、「中身はほとんど同じだ。バカらしい」と考えるタイプがうちの父だ。
僕も何かを買って貰うのに、駄々を捏ねるタイプではなかったと両親からは聞いている。
そのせいもあるのかどうなのか、そういうキャラクター商品を欲しいと思った記憶もそんなにはないし、実際、買って貰った記憶もほとんどない。
そんな状況で、小学校入学の際、他の学習机より値段の張る『ライダーデスク(最初のリンク写真よりあとのモデル)』を僕は買って貰ったのだ。
■嬉しいけれども・・・
買いに行った時の記憶は今でもけっこうしっかり残っている。
売り場で、『ライダーデスク』を見た瞬間にすぐに駆け寄って行って、ライダーデスクの虜になってしまったのも記憶している。
その直後、他の机と値段が大きく違う事にびっくり。
いくら幼稚園児でも、これは欲しがってはダメなものだとすぐに分かる。
でも、ねだりはしないものの欲しそうな態度は物凄く出てたのだろう。
父も、他の机とどこも違いはないとあちこち触りながら説明をしていた。
うちの父は、鉄工所を営む職人だったせいか、机のデザインよりも作りを重要視する。
もっと値段が安くて、しかも頑丈でいい机だと言って薦めていた机があったのも覚えている。
でも、最終的に『ライダーデスク』を買ってくれたのだ。
こんな事は本当に珍しい事で、僕は嬉しい反面、値段も気になり少し申し訳ない気がしたのを覚えている。
■ライダーデスクの正体と気持ちの変遷
そんなやりとりがあった中、購入を決めてから数日後、家にその机が配達されてきた時の事だ。
梱包を解いて、その新しい机を兄の机の隣に並べる。
そして、あちこちについている仮面ライダー関連のポップ類を外していく。
すると、中から出て来たのは、どこにでもある平凡な学習机ではないか!
父が他の机と違いはないと言ってたのはこういう事だったのだ。
まだ幼稚園児だった僕は、派手なポップ類やオプション品にばかり気を取られていたのだ。
その場で配達に来た店員さんに話を聞くと、テレビCMや店で、机のフロント部分に並んでたかっこいい時計や、ライダーデスク専用の鉛筆削りなど、それは全てオプション販売で、その値段はまた普通の時計や鉛筆削りより断然高いのだ。
机のフロント部分には、専用のオプション品が奇麗にはまるスペースが用意されている。
勿論、他のメーカーの製品はそこへは入らない。
何だか、申し訳なさが増してくる。
そんな思いもあって、そのスペースを何とか有効利用してやろうと工夫して使っていたのを覚えている。
そして、本当に大事に使ったし、おかげで愛着も凄く増していく。
結局、高校卒業するまでの12年間、その机のお世話になり、その後、隣家からの出火による類焼火災で実家と共に焼失するが、今でも思い出深い机だ。
散々、普通の机だとかいろいろ言ったが、あの机が今では愛おしい。
■最後に
そういう事があったおかげで、僕は早い段階で、ハリボテには騙されない物の見方を身につけた。
勿論、小学一年生レベルの話で、同級生が派手なポップや絵柄にばかり気を取られてる中「それをはずせば普通の○○じゃん」と思う程度の見方だ。
今となっては聞く事も出来ないが、そこまで見越して、あの机を買ってくれたのかどうか分からないが、父のキャラにしては違和感のある行動だった。
最終的には、あの値段の価値に少しでも近付ける事が出来たのかな?と、ふと頭によぎった話を書いてみた。
まぁ、何でも経験しないと分からないものだ。
と、無理矢理まとめてみる。(^▽^;)
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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