25の少数民族とこんにちは!! ~雲南民族村~
“少数民族”
世界を旅する人々にとって、非常に魅力的な言葉であり、
観光の世紀といわれる21世紀において、これほど観光価値の高い言葉はないだろう。
中国には55もの少数民族が暮らしているといわれ、その生活分布は国内全土に広がっている。
特に国内西南部は少数民族が多いことで有名で、ここ雲南省にも多くの少数民族が住む。
そんな少数民族を一同に集めたビレッジが昆明にはあると香港で知り、ずっと楽しみにしていた。
ビレッジまでは、昆明駅前の北京路バス停から、24路もしくは44路のバスで30分ほど。

昆明駅で荷物を預け、出発!!@荷物預かり所 7~23時 当日3元/個

駅前の食堂で食べたチンジャオロース@10元
ビレッジに着いてすぐ、目に飛び込んできたのが、巨大駐車場と巨大なゲート。
そして、それに続く昆明古城と呼ばれるお土産屋さん街。
予想はしてたけど、完全にテーマパークでした・・・(´□`。)

ゲート

昆明古城
淡い期待で、少数民族の暮らしをそのまま見れるかも・・・と思っていたけど、
この入口を見た時点で、その期待は一瞬で消えうせました。
まあ、でもこれは予想の範囲内。
少数衣装を身に纏った人々やその住居の再現を見ることはなかなかできないので、
そっちを期待して、とりあえず中に入ってみることに。

入場料は大人90元、学生45元
ゲートから入ってすぐ、これまた期待を裏切られる。
たしかに、民族衣装は身に纏ってるし、住居も再現されてるんだけど・・・
とりあえず、皆さんやる気出してくれませんか??
お客さんを迎えるはずのスタッフは、衣装は纏っているものの、
携帯をずっと見てたり、座って話し込んでいたり、寝ていたり・・・。
たまに愛想よく話しかけてくれる人がいても、それは何かの物売り。
さらに、平日のためか、再現された住居は閉まっているものも、ちらほら・・・。

携帯を終始見続けていたチベット族村のスタッフ

家の前で座り込んで話し込む、やる気のないスタッフ

どこの部族村にもあった貸衣装。もちろん有料(写真撮影込み)。

コスプレ好きにはたまらないかも・・・

愛想が一番良かったお茶売りのお姉さん

竹筒おこわを調理中のお兄ちゃん

閉鎖中なのか、臨時休業なのか分からなかったが、オープンしてない家も・・・
う~ん。
テーマパークならテーマパークでいいんだけど、もっと客を楽しませてくれよ・・・。
どうにも、中国の観光地のやりたい事が分からん。
でも、その風景(風景と思うことにした)に慣れてしまえば、
気分的にも落ち着いて(ムカつき度が低下して)、この民族村を楽しみ始めることができた。

ナシ族のゲート

ダイ族のゲート

ドアン族の村の中にあった儀式広場

お面が特徴のマン族

民族の家も再現されており、中もけっこうしっかり作られていた@ワ族の民家

イ族の民家

蒙古族の民家

よく分からんが、途中の村で一人熱唱していたギター弾き
民族村には25の民族の部落が再現されてるんだけど、
一つ一つの民族の住居や生活の違い、宗教の違いを見比べるのはとても面白かった。
世界的に見ても、こんなに多くの少数民族を見比べられる場所は少ないのでは?

チベット族村

蒙古族村では、乗馬用の馬場まであった

なんと中国には、トーテムポールの文化まで!!

キリスト教会があったミャオ族の村

中国にムスリムの少数民族がいるなんて初耳だった@フェイ族の村

ダックを豪快にも丸焼きにしていたイ族の娘
あと、エンターテイメント的な要素として、
いくつかの民族村では時間指定の催し物があり、その演目が期待以上だった^^

モスオの家という場所で行われた催し物

若い男女が踊ったり、おちゃらけたりするのだが、言葉が分からなくても十分楽しめる

何より良かったのが、演じてる人たちが、とっても楽しそうだったこと^^

イ族の演目

楽器を多用し、ノリのよい音楽を奏でながら楽しそうに踊っていた

最後は観客も巻き込み、みんなでダンス、ダンス!!

ドアン族でも太鼓を使った独特のリズムで、みんなでダンス、ダンス!!!!

そして、〆は1日1回の一大イベント“紅土糸情”@毎日15時~





25の華やかな民族衣装が登場するフィナーレは圧巻!!
最初は、テーマパークの質の低さから、少々落胆気味だったが、
各民族の違いや催し物を見るに従って、けっこう、いやかなり楽しんじゃってる自分がいました


催し物のプログラムは入口などでもらえる
たしかに、創られた感は否めず、完全なテーマパークだったけど、
これほど多くの少数民族が一堂に会する場所は多くはないと思うので、興味ある人はぜひ!!
園内はとても広く、ざっと見ても2時間、ゆっくり周ったら半日はかかり、
催し物まで見ようと思ったら、それ以上に時間がかかるので、時間には余裕を持って。

園内から見えた西山方面

僕は閉館の17時に間に合わず入れなかったが、すぐ近くにある雲南民族博物館も気になる
ちなみに、雲南民族村内では、海外の観光客には一人も会いませんでした。
THE・完全AWAY(笑)
雲南民族村の後は、街の中心部に戻って時間を潰し、今日も夜行列車へ。
まさかの昆明0泊!!
2夜連続の夜行っていつ振りだ??
ちょっと記憶にないほど久しぶりだけど、頑張りま~す^^

なぜか恐竜の展示があった昆明中心街

市内には再開発地域が多くあり、少しずつ町並みが変わっているらしい

そして、今夜も夜行列車へ。これから麗江を目指します!!
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中国語マスターへの道は険し
今日は、興坪から桂林を経由して、雲南省の昆明まで移動する。
桂林までは、来た道を戻る。
来る時に寝てしまっていた道中の景色は、とてものどかで日本の原風景にも似ている気がした。

そんな原風景の中、突然前の方が騒がしくなったので、目を向けてみると・・・

野次馬の目線の先には・・・

なんと、車が炎上!!その横を変わらぬスピードで走り去るバス。さすが、中国!!
桂林までは乗り継ぎ時間を含めて2時間半だった。
興坪から戻ってきたからか、桂林の駅前が以前にも増して都会に思えてしまった。

3日ぶりに見たビル群
桂林駅で、この先の昆明-麗江間のチケットも買い、出発準備完了。
桂林16:53発の列車に乗り込み、これから17時間半の寝台列車の旅スタート。


今回の列車は夜行といっても、乗車時間が長いので、ここらでいっちょやりますか!!

中国語マスターへの道!!旅○の拓さん&修さん、贈与ありがとうございます^^
僕はこれからどんどん田舎へ向かうつもりなので、最低限の中国語はマスターしないとマズイ。
本を見ながら、基本単語や基本の言い回しを一つずつ覚えていく。
ただ中国語の難しさは、たとえ綴りを覚えたとしても、
英語以上に発音が難しいため、そのまま読んでも通じないことが多い。
なんで、周りの中国人に手伝ってもらいながら、一つずつ発音を覚えていく。
例えば、僕の名前である『司』。
中国語では、『sī(シとスの中間くらい)』と発音するのだが、これは『死』と同じ発音記号。
よって、イントネーションを間違えてしまうと、『我叫死=私の名前は死です』となってしまう。
スペイン語の『Tsukasa=Tu casa(your house→君の家)』の時のように、
笑える意味合いなら良かったのだが、さすがに『死』は笑えない。
教えてくれた中国人にも、『気分の良いジョークじゃないよ』とばっさり切り捨てられちゃいました。
まあこんな感じで、周りの乗客を先生に夕・朝で3時間くらい頑張りました。
昆明に到着するまでに、なんとか自分の名前や~したいの発音は合格点もらえたけど、
『初次见面=初めまして』だけは、どうにも伝わらない・・・。
中国語、マジ難しすぎっ(><)

これまた立派な昆明駅
≪桂林→昆明≫
この区間の直通電車は、1日1本(16:53発、翌10:26着)のみ。
そのため非常に混み合い、購入した日も、乗車した日も、当日と翌日は全て売り切れだった。
この区間を利用する人は、2日前までに購入するのが望ましい。
ちなみに、この列車の始発は桂林北なので、始発の時とは違い、桂林での停車時間は短いので注意。
料金は硬座158元、軟座250元、硬臥(上)270元、軟臥442元で、所要17時間33分。
いつもの通り、列車の時刻&料金検索は、こちらのサイトで。
http://www.huoche.com.cn/
↑駅名の中文简易が分からない場合には、ウィキなどでチェックし、コピペで貼り付け
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灕江を陸から満喫しよう ~いきなり発見した中国名物とともに~
興坪に滞在した3日間は、どの日も生憎の空模様。
どうやら今は雨の多い時期らしく、なかなかすっきり晴れないらしい。
雨が降ったりやんだりする中、興坪をブラブラ。
興坪の一番の見所はもちろん灕江下り。
ただ、こうも雨が降ったりやんだりだと、やる気も低下気味。
ほんとなら、いかだ船と呼ばれる小さい船でここらを周りたいとこだけど・・・
一番雨が強かった中日なんて、『いかだ船は無理だから、でっかい船に乗れ』と言われる始末。
いやいや、そんなにお金出せないから、いかだ船を選んでるんですけどっ!!
まあ、とは言っても自然には勝てないので、今回は川下りは断念。
そのかわり、徒歩で周れる興坪周辺の灕江絶景ポイントを散策。
まずは、宿からすぐの岩山を登ることに。
ここは老寨山旅館のご主人・林さんが中心となって建てた友好亭が頂上にあり、
そこから眺められる岩山と興坪の町の風景は、まさに絶景だと聞く。
30分もかからないと聞いたので、軽い気持ちで登り始めた。


最初気分的には、ルアンパバーンのプーシー程度の気持ちだったんだけど、
登り始めて15分ほどで、間違いだったことに気づく。
けっこう厳しいで、これ。
しかも、山道は次第に険しくなり、終いには梯子まで登場!!
ここはワイナピチュですか??

途中から一緒になったカナダ人のカップルと一緒に、もう少しと励まし合いながら、
なんとか、雨に濡れて滑りやすくなった山道を登りきり、友好亭へ。


眼下に広がっていた景色は、まさに絶景。
厚い雲に覆われた景色だったが、それがまた幻想的でよかった。

写真ではその幻想さが全く伝わらず残念・・・
景色を見ていて自然に、彼氏さんと僕がどうやってこの景色は創られたのかを話し始める。
水とか風とか地盤がどうとか、そんな現実的な話。
すると横から彼女が割って入ってきた。
『この景色は、神様が大地を手ですくい取った時にできたのよ。
神様の遊び心よ。砂遊びみたいな。ね、そう思わない?』
なるほど。
そう言われて、神様の気持ちで大地を見てみると、そう思えなくもない。
水が風がなどと言っているよりも、よっぽど夢があっておもしろい。
あとで、彼氏さんに聞いたが、どうやら彼女は音楽家らしい。
さすが、芸術家肌^^

そんな素敵な出会いもあり、雨にも関わらず、岩山の頂上に1時間近くいた。
ちなみに、一番眺めが良かったのは、友好亭からさらに登った電波塔の下。
あと、旅館から登ってすぐのところにある和平亭からの眺めもGOOD!!

下から見た友好亭のある岩山。こうやって見ると、かなりの高さ。
さて、次に向かったのは、中国人であれば誰もが知っている場所。
日本で言えば、平等院鳳凰堂って感じかな。
そう、ここ興坪の近くの風景は、中国のとあるお札の絵になっている。
その場所までは、ボート乗り場から橋を渡って徒歩10分ほど。

目的地までは山を見たり、

道沿いの養蜂場を見たり・・・って、網も柵もなしかい!!
まあ10分なんで、あっという間に目的の場所へ。
ちょっと写真がうまく撮れてなくて申し訳ないが、お札と共に撮ったのがこれ。

その後、雨がやんだので、興坪の街中を散策。
興坪は、ほんと小さな町で、歩いても1時間かからないくらいで一周できる。

そんなのどかな田舎町で見つけたのがこちら。


はい、出ました中国の得意技。
完璧にパクられてますね、アディ○スさん、ナ○キさん。
せめて色くらい変えればいいのに・・・
たぶん、今後もこういうのたくさん目にするんだろうな。
さすが、世界の闇工場・中国さん

興坪の滞在はたった3日だったけど、けっこう楽しめました。
町の大きさは大きすぎずちょうど良く、もちろん観光地なので、
漢族の観光客やお土産屋さんも多いけど、路地裏には昔と変わらない町の姿もある。
中国最初の町だから、他とはまだ比べられないけど、ほんと来て良かった。

引っ切り無しに到着した団体ツアー客

路地裏の風景

家族総出

真剣勝負
唯一の悔いは、川下りが出来なかったことだけど、陸の上からでも十分楽しめたしね。
まあ実を言えば、川下りはアマゾンやメコンでもうお腹いっぱいだったし・・・(笑)

ボート乗り場から見た山々@晴れた日バージョン

@曇りの日バージョン
ということで、僕としてはけっこうなハイペースで、次の町へ移動です。
って、これからさらにペースはUPしちゃいますが・・・。

散歩から帰ると林さんがコーヒーをくれた。って、賞味期限3年前なんですけど・・・(笑)
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興坪の日本人宿 ~老寨山旅館~
桂林に着いたのが、朝7時前。
着いて早々だが、さっそく次の行き先である昆明への列車のチケット(硬臥上270元)を買う。
さて、これからどうしよう。
とりあえず、駅前を見渡してみる。
思った以上にというか、普通に都会。
桂林=山水画の風景と思っていたが、どうやら街中にはないっぽい。
もうちょっと田舎がいいなと思い、桂林から南へ70kmのところにある陽朔へ行くことに。
陽朔へは、桂林駅前からシャトルバスで1時間半。
途中の景色はというと・・・
爆睡してたので記憶なし(笑)
ということで、もちろん写真もなし。
もしかしたら、山水画の風景画見えてたかも・・・と思うと、ちょっと後悔。
バスからの降り際、隣に座ってた現地の女子大生から面白い情報を得た。
ここからさらに40分ほど進んだ興坪というところに、日本人が住んでおり、宿を経営してるらしい。
この女子大生は、てっきり僕がそこに行くものだと思い、話しかけてくれたらしい。
身振り手振りで話してくれた女の子に感謝しつつ、その足で興坪行きのバスに乗り換えた。
興坪(シンピン)とは初めて聞く名前だったかが、桂林と陽朔の間にあり、灕江下りの途中の町らしい。
40分ほど田舎道を通り、辿りついた興坪は思ったよりは栄えていたが、高いビルなどはなかった。
バスの停留所から『日本人』『宿』というキーワードで、さっそく聞き込み開始。
川下りを勧めてくるおばちゃんの攻撃を何とか交わし、宿はボート乗り場の近くという情報を得る。
停留所から歩いて10分ほどだろうか。
香港を出発して、実に22時間以上。
やっとこ今日のお宿に到着です。

老寨山旅館
日本人の旦那さんと中国人の奥さんで経営される宿は、灕江を望めるリバービューで立地は最高。
宿の目の前を流れる灕江は、まさに山水画の世界。
川下りなんかしなくても十分な景色が、宿の目の間に広がっています。

宿も民宿のような感じで、居心地良さそう^^
『今日、うちで夕飯食べるでしょ?』って、いきなり聞かれた時はちょっとびっくりしたけど、
なんか親戚の家に遊びにでも来たような感じです。

北京から来たお客さんのipad2に夢中な宿の息子、きたろうくん
夕食前にちょっと川近くの街を歩いたけど、ゆったりとした雰囲気で、いい感じです。





夕食は、久しぶりに食卓といった感じで、中国人たちとみんなで箸をつっつきながらの食事。
やっぱり大人数で食べる食事はいいですね^^

事前に何も調べず来てしまった興坪だけど、来て大正解!!
素朴な宿に、山水画のような景色・・・。
ゆっくりするにはもってこいの町です。

宿の前には歴代の宿泊者たちの記録・・・

ふと目にした石には、きのぴーずや旅○さん、BTsとの会話によく出てきたタビロックの文字が!!
≪桂林→陽朔→興坪≫
桂林から陽朔へは、駅前からバスが出ている(バスターミナル発ももちろんあり)。
駅から出て左手の駐車場にバスが待機しており、20分に1本くらいの間隔。
所要1時間半、料金18元。
陽朔ではバスターミナルに到着し、興坪へはそのバスターミナルで乗り換え。
興坪へのバスは、ある程度人が集まったら出発という感じだった。
所要40分、料金7元。
興坪では、空き地にあるバス停が終点。
ホテルがあるのは、灕江の船着場方面へと続く道沿い。
日本人が経営する老寨山旅館は、船着場の手前(門のあるところ)を左に入る。
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祝!!この旅ラストの国に入国♪♪ ~いきなりですが愚痴ります~
ヨーロッパはロンドンから始まった今回の世界一周。
つ、つ、ついに~、
ラストの国境越えです!!
イギリスから数えて38カ国目。
最後の国は・・・もち中国!!
いまや日本をも超え、世界第2位の経済大国として世界にその名を轟かせる国。
中国については色々言われていますが、実際どんなもんなのか、この目で確かめてきます^^
香港の九龍から国境のある羅湖駅まではMTR(地下鉄)で1時間弱。
僕は油麻地近くに滞在していたので、油麻地駅から地下鉄に乗り、九龍塘駅で乗り換え、羅湖駅へ。
地下鉄の標識はとても分かりやすいので、迷わずにいけると思う。
さっそく僕も油麻地の地下鉄駅へ降り、切符を買おうと思ったのだが・・・
切符の自販で目的地の羅湖を押す(香港の自販は路線図から目的地を押す)と、表示金額はHK$38。
財布の中身を確かめてみると、そこにはHK$36.5・・・。
あれ


まさかの凡ミス(笑)
お金が足りない~(><)
朝食の際、調子に乗って、デザートまで食べたのが災い

いや~、久々にテンパりましたね。
地下鉄の改札前で、でっかい荷物背負って、あたふたあたふた(笑)
この時の僕を傍から見たら面白かっただろうな・・・ww
絶対、見られたくない姿だけど。
地下鉄の料金を値切り交渉するわけにもいかなく、仕方ないのでUS$を両替。
こんな時、持ってて良かったUS$1

出鼻からちょっとしくじったけど、その後は順調に進み、無事国境へ。
羅湖駅でも標識が分かりやすいので、迷う心配なし。
人の流れについていけば大丈夫^^

羅湖駅から国境へは標識どおりに進めばOK

出国カウンターは香港人や中国人とは別なので、注意!!
というわけで、無事中国に入国&深圳に到着!!
深圳に着いての第一印象・・・めっちゃ都会。
深圳なんて日本にいる時は知らなかったけど、メチャクチャ栄えてました。

これからの予定としては、深圳には止まらず、桂林まで行けたらいいなと思っていた。
ただ、事前に調べた情報によると、深圳から桂林までの列車は1日1本のみ。
とりあえず、切符売り場に行ってみると・・・




やっぱり安くて人気のある硬臥や硬座の席は売り切れ
窓口に行って聞いてみても、『そんなんもうないわよ』と一蹴される。
隣にいた英語のできる中国人に聞いてみると、実はこの日は3連休の中日だったらしく、
当日の硬臥を手に入れるのは難しいのでは、とのこと。
むむむ・・・。
3連休なんて、知らなかった(><)
明日なら取れるようだったが、そのためには深圳で1泊しなければならない。
3連休の中日に予約なしで宿泊・・・。
絶対、高いホテルしか空いてない。
だったら、高いけど軟臥でいこうか・・・。
う~ん。
少しの時間悩んでいると、さっきの中国人が『どうしたの?』とまた声をかけてくれた。
事情を話すと、彼は『桂林なら広州に行けば、他の列車があるよ』と教えてくれた。
まさに、救いの神!!
さっそく、広州からの列車が空いてるか、筆談で窓口に聞いてみると、なんと希望の硬臥があった^^
ただ、そのためには広州までを別途手配しなければならず、直行列車よりは割高。
でも、こうなった以上そんなんお構いなし。
予定通りに進めるならGOでしょ!!
ということで、2つのチケットを組み合わせて、桂林行き決定^^

広州までは动车组(新幹線みたいな特急列車)がほとんどで、一般列車は2~3時間に1本しかなかった
その後も中国人の彼は、『広州行きの动车组は乗り場が違うから』と、乗り場まで連れて行ってくれた。
なんて、優しい人なんだ。

动车组はメチャクチャ快適。広州東までは10分に1本、広州までは30分1本の間隔で運行し、所要1時間強。
中国が一気に好きになりかけたが・・・
その想いは、この後すぐにかき消される。
注:ここから、ちょっと話題が汚くなりますが、ご容赦ください。
というのも、やっぱりあのタン吐きだけは、心地よいものではない。
さらに、広州の駅では待合室に人糞まで・・・。
小さい子供がしてしまったらしいが、親以外の周りの人は気にする様子なし。
しかも、親もその子を叱るだけで、人糞はそのままって・・・。
隣に目を移せば、女の子を抱えたお父さんが、ゴミ箱の上で用を足させている。
それでも、周りの人は気にしない。
『いやいや、そこは気にしとこうよ・・・』と思わず突っ込みたくなる状況が盛りだくさん(笑)
※中国の子供のズボンは、すぐに用を足したり、便ができるよう股下が裂けている。
そのため、子供がしたくなると、その場でしてしまう(させてしまう)ことが多々あるそう。
インド未経験の僕なので、経験者にとっては『そんなことで・・・』って感じかもしれないが、
この出来事だけでも、清潔への意識レベルは、今まで旅してきた国の中でワーストクラス。
中国、なかなか厳しそうです。
その後も続く、中国人のアンチクリーンネス攻撃。
寝台車の中では禁煙車なのにタバコは当たり前だし、一晩中鳴り響くタン吐きの音。
さらに、またまた子供が床に用を足してしまったらしく、さすがにこれには周りの人からも苦情殺到。
もう勘弁して・・・。
中国全土でこんな感じなのかはまだ分からないが、そうでないことを祈るばかりだ。

無駄に広かった広州駅

3連休だったからかもしれないが、ここは万博会場かってくらい、厳重にチェックされた

中国初の食事は、広州駅前にあったファストフードの中華(29元)
そんな戦いを終え、桂林に着いたのは翌朝6時40分。
久しぶりに広い空間に出て、思いっきり新鮮な空気を、不快なく吸えたことに感謝。
香港の宿を出たのが11時半だったので、約19時間の移動だったが、
肉体的な疲れ以上に、精神的に疲れた移動だった・・・。

広州からの寝台列車(柳州行き)

硬臥車両の車内。最初は綺麗なのに、降車時には床はゴミで一杯だった。

今回は3段ベッドの真ん中。硬臥というからかなり硬いベッドなのかと思ったら、ちょうど良かった。

乗車券を車掌に渡すことで、降りる駅の到着数十分前に起こしてもらえる

やっと着いた桂林駅。しかし、この日の移動はまだまだ続く・・・。
≪中国の鉄道について≫
中国国内の移動で、一番使い勝手がいいのは鉄道。
自分の予算や好みに合わせて席が選べる上、狭い空間のバスよりも自由度が高く、快適。
基本的には硬座、軟座、硬臥、軟臥の4種類の席があり、その他席なしの天座もある。
席の差は、字のごとく座席の快適さ(柔らかさ)と寝台かどうかの違い。
料金はもちろん軟臥が一番高く、硬座が一番安い(天座は知らん)。
硬臥は基本AC付(新空とつく列車)の3段ベッドで、寝るには十分な設備なので、旅人には人気がある。
3段ベッドの中では上が一番安く、下が一番高い(価格差は数十元ほど)。
ex:広州-桂林の場合 硬座116元 軟座184元 硬臥(中)207元 軟臥326元
鉄道の時刻表検索には下記のサイトが便利。
http://www.huoche.com.cn/
近年、始発駅でなくても列車の切符を買えるようになったので、
先の予定が決まっている人は、事前に切符を買ったほうがよい。
駅で買える切符は、購入する駅にもよるが、だいたい7~10日後の切符まで。
ちなみに、中国ではバス網も発達しているが、料金的なメリットはなく、硬臥とあまり変わらない。
≪深圳駅、広州駅について≫
深圳と広州を快速で結ぶ动车组の駅は、一般の駅とは別の駅舎で、切符売り場も別。
国境を越えてすぐ左側にあるのは、动车组の切符売り場。
一般列車の切符はそこよりさらに奥の切符売り場の2階。
1階に一般列車の時刻表の電光掲示板があるが、1階の窓口は动车组専用なので、間違えないように。
ちなみに动车组の料金は、広州まで2等80元、1等100元。
広州では、駅の向かって左側に动车组専用の駅舎がある。
一般列車の駅へは、一度駅の外に出なければ行けない。
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